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教案の書き方

こんにちは。
新米日本語教師のマリです。

今回は、教案の書き方についてです。
養成講座に通ったみなさんは、教案についてどのように教わりましたか。

私が通っていた講座では「とにかく自分で考える」と言われました。
文型ごとに導入文をいくつも考えて、その中から学生の印象に残りそうなものを選別し、その導入文につながる短いストーリーを考える。
そんな風に教わりました。

そのため、教壇に立ち始めたころは教案を1から自分で考えていたので、90分の授業を準備するのに3日以上かかり、とても大変な思いをしていました。

ある時、他の人はどうしているのかと思い、同じ養成講座を修了し、別の学校で勤務している方に尋ねてみました。
その方も、最初は1から教案を作成して授業に臨んでいたのですが、勤めている学校でこう言われたそうです。

「ネットにたくさん情報があるんだから、それを活用しなさい。」

ネットにある教案は、日本語教師の先輩方が経験を基に作成されているものだから、新米が時間をかけて作った内容よりも学生に分かりやすい。
という理由だそうですが、とにかく衝撃でした。
養成講座で習ったことは…。私の苦労は…。
ショックは大きかったですが、逆に気持ちが軽くなったのを覚えています。

私が最初に担当したクラスがN2レベルだったため、ネット上に教案がほぼなく、結果として自分で考えなければなりませんでした。
しかし、みんなの日本語を使って授業を始めてからは、ネット上の教案にとてもお世話になっていて、授業準備でもかかる時間が大幅に減りました。

現在、とくに活用させていただいているサイトはこの2つです。
・日本語NET(https://nihongokyoshi-net.com/
日本語教師のN1et

養成講座で教案の考え方を学んだことは無駄ではなかったと思います。
しかし、非常勤講師として働き始めた今、教案作成を含めた授業準備の時間は給与が発生しません。
それならば、効率的にできることはしたい。

先輩方の経験と知恵を拝借して、少しずつ自分のものにしていけたらなと思いつつ、これからも授業準備をします。

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