あなたはSKRYUという爽やかさと変態が同居したラッパーを知っているか
こんばんは。まとです。
今回は私が最近好んで聞いている「SKRYU」というラッパーを紹介したいと思います。
経歴
SKRYUは島根県出身の27歳。愛媛県松山市をレペゼンしています。
Disryというラッパーから、大街道サイファーを受け継ぎ、ラッパーのキャリアをスタートさせます。
松山に来たのは大学に進学するため。ラッパーとしてキャリアをスタートさせた当時、愛媛大学に通う学生でした。
大学卒業後、彼は銀行に就職し、銀行員とラッパーの2足のわらじを履くことになりますが、就職から2年が経ち、銀行を彼はやめ、ラップゲームに身を投じていくことになります。
スタイル
MCバトル
彼は、経歴からわかる通り、MCバトルラッパーです。
ただ、彼のスタイルは、SKRYUが出ていたあるYoutubeの動画のコメントの言葉を借りるならば、「変態ハートフルスタイル」とも言うべきスタイルで、MCバトルにありがちなひどいディスはありません。
相手をリスペクトした上で、その上に自分が立っていくスタイルなのです。
ライムの天才SAMとのバトル。
先攻SAMの冒頭「バックパックからはみ出した不確かな才能~」の一連の箇所は、SKRYUの代表曲Mountain Viewのサンプリング。
(Mountain View:https://www.youtube.com/watch?v=Qo0x3blDMgE)
返って、後攻SKRYU「始めようぜ小洒落たパーリナイト」はSAMのバトルリリックからのサンプリング
(初出が見つからなかったので、別動画で代替。https://www.youtube.com/watch?v=QFS5GORVolA)
このバトルは、MCバトルを聞き始めの「MCバトル=強烈なディスりあい」というイメージを覆してくれた、思い出深いバトルです。
楽曲
もちろん、彼のバトルもいいのですが、真骨頂はその楽曲です。
まず、リリックから見ていきましょう。
まず、個人的に特徴的なのはサンプリングの出どころだと思います。
HIPHOPはサンプリング中心の文化であると言っても過言ではありません。
過去の曲をバックトラックとして使ったり、過去の歌詞を使ってみたりするということが頻繁に行われます。
ただ、SKRYUのサンプリング先は、音楽だけではないのです。
まず、彼が自分の実家でMVを撮ったという、Real my house。
忍たま乱太郎。
続いて、Fuma no KTRとWAZGOGGと組んだHow Many Boogie。
今度は、二人称が特徴的なデヴィ夫人。
この間の、ワンマンライブ「Emergence」で最後に披露された頃合いの良い頃に。
カロリミットファンケルのCM。(https://www.youtube.com/watch?v=yChYIfSDzH0)
このように、アニメ、芸能、CMといろいろなところから引っ張ってくる感じがSKRYUの魅力です。
爽やかさ
この、「頃合いの良い頃」など耳馴染みの良い爽やかな楽曲が多いのも、SKRYUの魅力でもあります。
ハイブランドを纏えるようになったものの、その心は昔の貧乏性が抜けないという「ハイブランド」。
SKRYU最大のFlex(カッコつけ)ソング、超Super Star。
と、耳馴染みの楽曲が多く、聞くと簡単にテンションが上がります。
変態
さて、皆さんお待ちかねの変態要素です。
SKRYU自身の女性の好みも、「歯並びが悪く、膝裏が汚い女性」というなかなかの好みなのですが、その変態要素が楽曲にも出てきています。
先程の「頃合いのいい頃に」ですが、さきほどの「いっぱい食べる君が好き」のあと、弩級の変態発言が飛び出します。
どんどん行きます。
How many BoogieでWAZGOGGとの1曲、「上っ面☆本気DE☆LOVE」。
新曲、Heated。
最後に
最初にHow Many Boogieを聞いたときの衝撃は忘れられません。
確実にでっかくなっていくと思ったら、どんどんワンマンライブの箱がでっかくなっていっています。
どんどんデカくなっていつかMステで見てみたいものです。
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