CS入賞10回以上!六花で勝つためのnote
こんにちは、黒蜜猫です。
今回は12月から4月にかけてCS入賞10回以上を六花で達成したので整理の意味も込めて記事を書こうと思いました。
六花で大会環境を勝ち抜くための考え方を徹底解説します!
※本記事は六花の基本展開、基礎知識を知っていることが前提となりますのでご了承下さい。
【誘発の受け方・考え方】
【灰流うらら】
採用率2位ほとんどのデッキが採用している手札誘発です。
このデッキでも基本的にもらうと展開が止まってしまうことが多く特に聖蔓の播種、六花絢爛、六花精ボタンに対しては非常に重く刺さってしまいます。対策としては指名者各種を採用することが最も有効ですが当然毎回合わせ引きすることはできません。
もちろんケアができない場合もありますが、ハンド次第では貫通や受けが可能です。
聖蔓の播種に対しての例をもとに考え方を紹介します。
・ボタンを抱えておく
最もオーソドックスな貫通方法です。
聖天展開や各種初動に対してうららをもらってしまった際にこのカードがあるだけで六花展開へと切り返しが可能で、1~2妨害を構えることができます。
・しらひめでケアする
しらひめを使って誘発をはじく方法です。
召喚権を残した状態でひとひらを展開、もしくはしらひめ+しらひめで可能です。
・植物族3体の三角形を意識する
聖天ギミックには様々な役割がありますが最も重要なのはひとひらへのアクセスです。
聖蔓の播種からの展開分岐は沢山ありますが最終目的を果たすためにはこのカードが必ず通る必要はありません。
重要なのは常にEXゾーンを頂点とした三角形に植物族を配置することです。
ではこの形がなぜ重要なのか、それはアロマセラフィージャスミンにすべての答えがあります。
この三角形がジャスミンを頂点としたリンク先の形なのです。
この考え方は他の誘発貫通や妨害を超えていくのに重要な考え方になってきますので必ず意識してください。
【増殖するG】
採用率1位の手札誘発であり、ほぼすべてのデッキがこのカードに悩まされていると思います。
このデッキも例外ではなく、聖天展開では非常に重くもらってしまいます。ではできるだけ相手にドローをさせずに立ち回るにはどうすればいいか?
ポイントは六花ギミックを絡める事です。
六花精ボタンはうららのところでも解説しましたがこのデッキにおける最大の誘発貫通札です。基本的には初動+ボタンのハンドが理想とされています。
ボタンの枚数を増やす、スモールワールドからアクセス手段を増やすなど構築の際に意識してみてください。
Gを意識する場合はひとひらからスタートするのも手段です。スノードロップをサーチすればGがなかった場合、そのまま聖天展開へと切り返していけます。
では、聖天ギミックしかない場合はどうするか。
例えば聖種の地霊NSに対してGをもらった場合、私は聖蔓の播種サーチまでは展開します。
理由としては聖蔓の播種を抱えておけば相手が事故や誘発で展開が止まってしまいターンが返ってきた場合、再展開がしやすいからです。
トップで下級植物族を引いた場合やそもそも聖天樹の幼精が場に残る場面は少なくありませんので意識してみてください。
【原始生命体二ビル】
サイドだけでなく、メインからも投入が増えてきた手札誘発、直撃すれば大幅に盤面リソースを持っていかれてしまいます。
聖天ギミックの最大の敵であり、まずケア方法が存在しません。ではこのカードに対してどう対処していくのか?
こちらに関しても増殖するGと全く同じで現状六花ギミックを絡めるしかありません。(蕾禍が来ることで貫通が可能)
具体的には
・召喚権を残して展開する
・SSできる植物族と六花カードを抱えておく
・ストレナエを5回目までに着地させる
主にはこの3つです。
六花ギミックを始めから絡められる場合は二ビルを踏まないように聖天ギミックで他の誘発を誘いつつ立ち回ることも重要となってきます。
【その他無効系】
「エフェクトヴェーラー」や「無限泡影」など、スネークアイ実装に伴って徐々に採用率が増えてきた誘発です。
これらに関しては貫通できるパターンが非常に多く、基本的には灰流うららの時に紹介した考え方が重要です。
【誘発対策のアイディア】
・セリオンズギミック
レギュラス+リング+リリーボレア(1~3枚)の3枚出張ギミックで、増殖するG以外のほぼすべての誘発をケア可能です。
リリーボレアが墓地の植物族を装備することでSS出来るため、比較的容易に展開に絡めることができます。
植物縛りに注意する必要がありますが、基本的には六花ギミックでしかつかないため、誘発をケアするといった役割で使用する場合はそこまで気になりません。六花絢爛やジャスミンなどからアクセスできるのも覚えておくとよいだろう。
・勇者ギミック
紙のほうでは禁止カードになっていますがMDではまだまだ使用できるギミックです。
セリオンズギミックと違い、水使いやアラメシア素引きが前提となりますが、聖種の地霊からスタートする場合には問題なく使用できます。
差別化点としては後手からの手数として強力な点や、ドラゴバックによるバックへの回答が生まれる点です。
また、聖種の地霊は通常モンスターであるためドラゴバックとのシナジーもあります。
【ストレナエによるリソースの回し方・考え方】
六花デッキのおけるリソース循環と展開両方の役割を持つキーカードの1枚です。
先行であればこのカードを場に残してターンを渡すことが多いですが、その際に①の効果で墓地のカードをサルベージして次のターンへのリソースにする動きがあります。
実際ここで回収するカードに正解はありませんが、今回はいくつかのパターンの考え方を紹介していきます。
・六花精ボタン
ひとひらへの妨害の貫通、来々が破壊された際のリカバリーが可能。来々が残れば実質的な除去としての役割が持てます。
・六花絢爛
来々が残ってしまった場合は使用する機会がなくなるが、ひとひらが除外されてしまった際などのリカバリーになります。
・聖種の天双芽
ひとひらを聖天樹の幼精に変換後、NSすることでリンク値を3まで伸ばすことが可能です。また、ひとひらでしらひめをサーチしてから動くことで聖蔓の播種を使用した時と全く同じ状況が再現可能です。またここからジャスミンの展開を行った場合にも二ビルの裏目を踏むこともないです(しらひめを幼精に変換)
・聖天樹の灰樹精
返しのターンでスラッシャーワンキルを狙う場合に選択肢に入ります。聖蔓の癒し手を絡めた展開を行う場合はワンキルの動きができない点に注意が必要です。
【ストレナエのその他の運用】
ここまでリソース回収の側面として①の効果にフォーカスを当てて解説しましたが、ほかにも運用方法が豊富な1枚です。
具体的には
・サルベージによる実質的なサーチの運用
・ボタンへのチェーン隠し
・二ビルへの牽制
現状はこれらの用途で運用するシーンはそこまで多くはありませんが今後の新規次第では重要な考え方になりますので、ゲーム展開で取り入れてみるといいと思います。
また、基本的に2枚以上の採用が多いですが1枚目は展開と次のターンの攻め手の回収、2枚目はリソース回収メインで考えていいと思います。
【環境テーマに対する立ち回り・サイドチェンジの考え方】
ここからは主に環境で対面することが多いテーマについての意識する点、サイドチェンジについて解説していきます。
サンプルレシピとしてFactory cup優勝構築を例に説明します。
【ラビュリンス】
【サイドの考え方】
基本的に先攻後攻で大きく変わることが少ないです。六花の構築構成上誘発が多めなのでまずは墓地メタ、ビックウェルカムを無効にできる誘発を優先的に採用しましょう。先攻時も長期戦になる対面であるため、羽などのバック除去は採用がお勧めです。
・暗闇を吸い込むマジックミラー
最近採用して対ラビュリンス対面での感触が非常に良かった為、紹介します。先攻後攻両方のサイドチェンジで有効です。
基本的に長期のリソース戦をしていくのでアリアンナや、家具によるギミックアクセスを封殺できるだけで立ち回りが非常に楽になります。またこのカードはバグースカと同じ裁定を貰っており、例えばアリアンナ効果起動にチェーンでビッグウエルカムでハンドに戻った場合でも効果が無効になります。ダルマで裏になっても無効です。
対面する際の考え方
常に二ビルが飛んでくることを念頭に置き、来々+ひとひら+しらひめの形を意識しましょう。とにかくしらひめをハンドに維持した状態で来々で除去、これに尽きます。あまりにも長期戦になると家具で複数チェーンを組まれてしまうのでチャンスを見つけたら積極的に攻めに転じます。
後攻時はバック除去を引けることを祈りつつ、とにかく手数で妨害を踏んでいきます。ひとひらさえ埋めることができればワンチャンス掴むことが可能です。
ポイントは
・白銀を素早く除去する
・家具へのアクセスを断つ
・二ビルケア
・しらひめの維持
【烙印】
【サイドの考え方】
先行では次元障壁などの拘束力が高い罠カードを中心に入れ替えを行い、複数の手数に対応しやすいよう入れ替えを行います。今回のサンプルには採用されていませんが、ナチュルローズウィップの様な魔法の手数を制限できるカードは積極的に取り入れていきます。
逆に後攻では手札誘発やバック除去対して厚くし、とにかく展開させない、裏を破壊することを意識しましょう。
烙印の獣、ミラジェイドはこのデッキにおける最も注意すべき妨害ですので誘発を当てる際にはこれらに繋がらないように意識しましょう。
対面に対する考え方
先行ではしらひめ+サボウやローズウィップのような拘束力の高いモンスターを展開することができます。
超融合を六花の最終盤面では基本貰うことがない点は優秀ですが、意識はしておきましょう。どちらかといえば深淵の獣が厄介でベンガランゼスまで展開を伸ばそうとするとジャスミンが光属性なのに加え、ステータスが高く打点で妨害を超えられてしまうのでジャスミンはできるだけ残すように立ち回ります。
また、展開が伸びないと感じた場合は不用意にEXにモンスターを展開しないことも重要です。アルバスですべてが終わります。
後攻はサイドのところでも話しましたがとにかくミラジェイドの着地と獣へのアクセスを断ちましょう。
ミラジェイドが成立してしまった場合はひとひらを囮にすることも重要です。烙印対面の後手は盤面を捲れないとほぼ勝機はないです。
正直対面していてかなり苦しいです...
ポイントは
・ミラジェイドの着地を許さない
・不用意なEX展開は厳禁
・後手は六花から先に囮にしていく
・ゆきさんは最強
【スネークアイ】
【サイドチェンジについて】
先行は特に気にすることはなく、六花のギミックを通すだけで十分に戦っていけます。問題は後手で妨害数は少なくてもフランベルジュが起動してしまうとリソースゲームで追いつけなくなります。
そのためフランベルジュを能動的に墓地へ送れるマスカレーナに対しての対策を優先します。また、咎姫によっても墓地へ送られてしまうので墓地メタはしっかりと組み込んでいきましょう。今回の構築では難しいですが、わらしも後攻サイチェン時ではフランベルジュのリソースを切れるため展開ではなく、リソース切り目的で使います。(ポプルスでケアされるため)
対面に対する考え方
先行ではとにかく六花ギミックに辿り着けるように意識します。
しらひめ+来々を構えるだけでエクセル初動から入った場合は十分に止めきることが可能です。貫通されるパターンとしては原罪宝によるオーク展開ですが、基本的には追加妨害で対応できます。誘発が複数枚飛んでくるため、なかなか最大展開とは行きませんがこれを意識するだけで先行勝率は安定します。また現環境テーマで最もサボウが有効な対面であり積極的に狙うのもありです。
回答としては反逆の罪宝と、神殿ですが素引きされなければポプルスに対して妨害を当て続ければ展開ができません。ひたすらしらひめでお手玉していれば勝てます。負けパターンは大体誘発で展開が止まった時です。
問題は後攻時で、妨害を振り切ってもリソース負けなんてことはざらにあります。
ではどう立ち回っていくか、私が意識しているポイントはこちらです
・フランベルジュの墓地効果を起動させない
・1ターンで捲ろうとしない
・薄氷を軸に捲っていく
一貫していることはとにかくフランベルジュを墓地に送らせないことです。慌てて捲ろうとせずにとにかく相手にリソースを稼がせなければ徐々にリソース差は縮まります。相手は来々に触れる手段が少ないため現状であればターンをかけて捲っていくことができます。
そうリトルナイトが来るまでは...
ポイントは
・先行は六花ギミックをしっかりと構えてゲームを落とさない
・フランベルジュの墓地効果を起動させない
・1ターンで捲ろうとしない
・サボウゲー🌵
・しらひめを循環させる
新環境に向けて...
最後に新環境に向けての考察をしていきます。
なんやかんやこの4か月間は安定して実績を残していくことができ、個人的にも非常に楽しい環境だったと思います。
しかし、ここからは少し不穏な影が…
Rescueの実装が確定しました。
正確には新規組ですね。
他にもこれから粛声や炎王、リトルナイトなどまだ見ぬ強敵がどんどん追加されていきます。
とはいっても初めての環境やテーマで誰でもポンポン勝てるわけではありません。
今まで六花を何度も手放したくなる環境は経験していますがその度に試行錯誤を繰り返し立ち向かってきました。
とにかくトライアンドエラーですね。
では、11日以降で使用レシピを公開します。
バック除去を中心に採用を考えました。
そして皆既日食の書
来々との相性の悪さはありますが、Rescueや他対面を意識した際に現状ベストではないかと考えました。
ハイドランドの追加効果防止とエスケープの両方を併用できます。
問題点としてはEMERGENCYが何故かリリースな点、ここだけが使ってみないと分からないポイントです。
最後に…
今月末にDCの結果を反映した大型改訂が来ると予想されます。
これによって現環境テーマにも大きな変化が表れてくるはずです。
しかし六花の最大の強みは規制されにくい点、これが最大の武器です。
この最大の武器を元に新環境でも実績を残せるよう頑張っていきますので応援していただけますと幸いです。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
良い六花ライフを!🌵