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夫のひとことで自分にかけた呪いの正体が分かった話
育休終了へのカウントダウンが始まったので、妊活からここまでを振り返っておこーかと思います。
まずは「私が子どもがほしいと思うようになるまで」編。
子どもはほしくないわけじゃないけど
私たち夫婦は結婚して今年で8年になります。
つまりは結婚して7年目に子どもが産まれました。
そんで不妊治療してたっていうと「そんな長いこと治療してたのか!」と言われますが、不妊治療したのは幸運なことに1年だけです。
なんでそんなに子どもを持つのが遅かったのかというと、
これすごい理解されないんですけど、、
私が「子どもと仲良くなれるのか自信がなかった」んです。
ええ、自分の子どもとです。
虐待を受けていたとかそんなことは一切なく、
むしろ子煩悩な両親に過保護にぬくぬく育てられたクチです。
特別子どもが嫌いということもないです。
幼いときは自分が母になるのは当たり前のことと思っていました。
なんならできるだけたくさん子どもがほしいくらいに思ってました。
それが大人になってふと思ったんです。
「私が子どものことを好きでも、相手(子ども)は自分を好きになってくれるのかな?」と。
親子といえど、独立した人格なわけで、相性もあれば好き嫌いもあるだろう・・。
親だからって必ず好きになってくれるとは限らないじゃないか!と。
これ、、誰に話しても「は?」って言われます。引かれます。
なんなら若干人格を疑われます。
でも私は逆に「なぜみんな無条件に自分の子どもとは仲良くなれるって信じて疑わないのか・・」と不思議に思っていました。
自分でかけた呪いを解いてくれた夫のひとこと
とはいえ「だから子どもはいらない」と結論付けたわけではありません。
「ほしいはほしいけど不安が大きいから」と結論を先送りにしていただけです。
そうこうしているうちに時間が結論を迫ってきました。
もう30代も後半。問題に向き合わなくては・・。
で、私の不安を取り除いたのは夫のさらっとしたひとことでした。
「でもさ、半分は俺の子だよ?」
「!?」
そうか、、私が産むわけだしなんだか勝手に私にそっくりの我が強くてネクラで理屈っぽくてめんどくさい性格の子が産まれると思ってたけど、
半分は夫の血なんだよな・・。
なら、まあ、大丈夫か。
と、なんか急にストンと腹落ちしたんです。
つまりは結局、「子どもだってひとりの独立した人格だから」なんて言っておきながら、
私が誰よりも子どもと自分とのつながりに執着していたっていうお話です。
わあ、、怖い怖い・・。
まだ娘は8か月ですが、
この先自分と似ていていやだなと思うことがでてきたり、
逆に自分の思い通りにならないことに腹を立ててしまったりしたら、
「半分は夫の子(だから、自分と切り離して相手を尊重しよう)」をおまじないにしようと思います。