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おばあちゃんを想う。
今日はマヤ暦で
K259 青い嵐 黄色い星 音12の日。
大好きなおばあちゃんのマヤバースデー。
もう何年も前に亡くなってるので、肉体はないんだけれど、今日はいつもにも増して、おばあちゃんに想いが翔んだ。
青い嵐のおばあちゃんは、とにかく料理が上手かった。
おばあちゃんちの目の前は海なので、お魚料理がとっても美味しかったこと。
特にめばるの煮付け、絶品だったなぁ。
新鮮なお魚やから、身がぷりっぷりで弾力があった。
特に好きだったのは、ほっぺたのところ。
身が引き締まっていて、とても美味しかった。
わたしが魚食べるの上手なのは、小さい頃から美味しいお魚を食べてきたから、だと思う。
わたしたちが遊びに行くと、いつもお肉屋さんで上等なお肉を買ってきてくれて、すき焼きをしてくれた。
お肉に、畑から取ってきたネギ、焼き豆腐、お麩、そこにお砂糖とお醤油をいっぱい入れて。
卵を付けて食べるのも、当時は贅沢だった。
甘じょっぱくて、まろやかで、美味しかったなぁ。
なんでも手作りしていたおばあちゃん。
台所から続きの納屋には、でっかい樽がいつくもあって、漬物を何種類も漬けていた。
中でも、たくわんは絶品だった。
黄色くて甘いたくわん。
それを、ほそーくほそーく、ほんとに綺麗に細切りにしてくれていた。
(大人になって知ったが、あんなに綺麗に細切りにするのはほぼ不可能に近い!)
そのたくわんに、胡麻と醤油と味の素をちょこっとかけて、食べるのが美味しかったんだ。
今、思い出してもよだれがでる。
おばあちゃんのたくわん、食べたいなぁ。
作り方を聞いておけばよかったなぁ、と思うことのひとつ。
食卓で使う胡麻も、おばあちゃんは栽培していたので、その収穫を手伝ったのも良い想い出。
今ではなかなか出来ない体験だったと思う。
黄色い星だなぁ、と思うのは、とにかく綺麗好きだったおばあちゃん。
洗濯物を干す時は、手でシワを叩いてのばす。
洗濯物を畳む時も、手でアイロンをかけるように、丁寧にシワをのばしていた。
だから、シワひとつない美しい洗濯物だった。
洗い物をしても、最後はきちっと、流し台の水氣を拭き取る。
毎日、ピカピカで、水滴は一滴も残っていなかった。
だから、その後に、コップでお水を汲んだりするのが、氣がとがめたなぁ。
兎に角、生活が丁寧だった。
床の間にはいつも季節のお花が生けてあったし、表玄関を入ったところにも、美しい屏風とお花が生けてあった。
土間もいつも綺麗に掃かれていた。
わたしが大好きだったのは、トイレに水仙が生けてあったこと。
木の壁に、陶器の一輪挿しがかかっていて、そこに水仙が生けてあったの。
それが綺麗でねぇ。
昔のトイレだから、子ども心にちょっと怖かったんだけれど、水仙のおかげで、心強かったんだよなぁ。
戦争を体験した人だからか、モノを捨てられないおばあちゃんだった。
今でも、誰も住んでいないおばあちゃんの家には、まだ沢山のものがひっそりと眠っている。
どんどんでてくる、大好きな人とのしあわせな記憶。
K259のエネルギーに乗せて綴ってみました。