ふつうはふつうじゃない。
ニュースを見てたら、毎日どこかで誰かが亡くなっている。
ふーん、そうなんや。
わぁ!大変だなぁ…。
可哀想に。
見てるわたしはそんな感じだ。
何分か経てば忘れてしまうし、1日の終わりにはそんなことさえも覚えてない。
それは情報として見てるからだろう。
昨日、お友達が亡くなった、という話を聞いた。
前に住んでたところで、仲良くなったママ友だった。
長男が同じ年の同じ月生まれで、定期検診で仲良くなった。
なぜか最初から氣が合った。
あ、わたしこの子好き、って思った。
それから、ずっと親子ぐるみで仲良くしてもらってた。
わたしより2つ下の彼女。
美人で、ちょっと天然でぬけてるとこもあって、でもしっかりしてて、素直で明るくて、なにより子どもをめちゃくちゃ愛していた。
その子が亡くなった。
去年に亡くなっていた。
びっくりした。
信じられない。
信じたくない。
途方もなく涙が出ててくる。
力が入らない。
頭がぼーっとする。
なによりも、彼女に会いたい。
会っていろんな話をしたい。
しょうもないことで笑いたい。
子どもの話もしたい。
彼女の良いところはいっぱいあるけれど、
わたしは彼女の素直さを一番尊敬して愛している。知らないことを、ちゃんと知らない、と言える。
わたしにはない性質。
(わたしは、ええかっこしいなので、知ったかぶりをしてしまう)
なにそれ?知らんわー。教えて?と、無邪気に言える彼女を、いつも、可愛いなぁと思っていた。
今も思っている。
昨日まで、帰省したら、ふつうにまた彼女に会えると思ってた。
ふつうって、ふつうじゃない。
一瞬にして、変わる。
そしてこれは情報じゃない。
経験だ。
わたしは今とてつもなく辛い経験をしている。
心がゆさぶられて、どうしていいか、何をしていいか、分からない状態になっている。
(なのでこれを書いてます)
同じ年の子どもを持つ母親として出逢えた、わたしと彼女。
それだけで奇跡やと思う。
生まれも育ちも違うわたしたちの、なにかが少しでも違っていたら、絶対に出逢っていなかっただろう。
あなたがもうこの世にいないなんて。
肉体がないなんて。
信じられない。信じられない。信じられない。
まだまだ泣いてるけど。
だらだらと涙、止まらんけど。
ありがとう。
あなたが大好きよ。
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