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映画日記『La La Land』


ずっと観ようみよう、と思いマイリストに入れてたら、ゆうに数年経ってた…。
そんな映画ありませんか??

わたしはそれが『La La Land』でした。

タイミングってあるんでしょうねぇ。
昨日、なぜか、観なきゃ!!という氣持ちになり、一氣に観てしまいました。

やっぱりオープニングの高速道路のシーン、あれで完全に心を掴まれました。
これを初っ端に持ってくるの、ニクいなぁ。
この映画はミュージカルだよ、夢を追いかける若者が主人公だよ、って歌詞の内容からも分かります。

ファッションもカラフルで目にも愉しい。
それぞれは単色なんだけど、色とりどりで、無機質な高速道路に、たくさんの花が咲いてるかのよう。

今では多様性が当たり前なので、男女のペアだけでなく、いろんな人種でいろんなカップルの形があるのですが(これは海外ドラマ見てても感じることのひとつ)
8年前の映画なので、男女のペアが多かったですね。
(まぁその視点で見てる人はあんまりいないだろうけど。笑)

主人公のミアが着るドレスも、いちいち素敵でした。
形も色もシンプルで、すっきりしてて、品がある。
50年代、60年代の女優さんのよう。

エマ・ストーンも素晴らしかったのですが、それにしても、ライアン・ゴズリングは達者だなぁ。
ダンスもピアノも(特にピアノ)練習を重ねたんだろうなぁ、と思いました。

ラストも秀逸でしたね。
走馬灯のように駆け巡る “ もしもふたりが結ばれていたらどうなっていたか ”。
一昔前の映画なら、こうゆうハッピーエンドを観客が期待するんだろうなぁ〜という完璧なハッピーエンド。
でもそれは、現実ではない。

そこがいい。

現実は得てして分かりやすいハッピーエンドではない。

わたしたちって、日々生きていて、小さな歓びを見つけて感じて積み重ねて、それが「幸せ」になっていくんだと思う。

愛する人と一生一緒にいられたら…とも思うけれど、愛する人がいた、一緒に過ごした記憶はなくならないし、その経験だけでも、わたしはかなり幸せなんじゃないかなぁ、と思います。

そう考えると、夢を叶えたふたりは、現実的には幸せだろうし、上のことを思っても、幸せな経験をしたんだろうなぁ、と思いました。

お互いを高め合えるソウルメイトみたいな関係でしょ。
そんな人に出逢える確率、どれくらいある?

個人的には、セックスシーンが無いのも良かった。
あと、言い尽くされてることだと思いますが、音楽がとっても素晴らしかったです。

2016年公開の映画の、公式サイトがまだ残っているのが驚きだし、でも本作を見た後では、さもありなん!と納得しました。

とりあえず、今日はサントラ聴きまくってます。
ピアノも弾いてみよう。



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