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映画"PERFECT DAYS"とJAZZ喫茶"JAM JAM" 2024/01/13

きょうは神戸朝日会館(1994年に建て替えられてからは「神戸朝日ビル」となっていますがあえて朝日会館と記します。このほうがしっくりくるので)の地下にある”シネ・リーブル神戸で、映画”PERFECT DAYS"を鑑賞したあと、元町のジャズ喫茶"JAM JAM"で音楽を聴きながら一杯やって帰ってきました。

かつてこの地に建っていた「朝日会館」は映画のメッカで、若い頃はよく通ったものです。その朝日会館は、もともとは1934年に神戸証券取引所として建設され、ダイビルなども手掛けた渡辺節が設計しました。現在の神戸朝日ビル低層部は、当時の建物をそのまま復元した重厚な外観です。

神戸証券取引所・朝日会館時代の低層部をそのまま復元した神戸朝日ビル

その映画のメッカのDNAを引き継ぐのが、地下にあるシネ・リーブル神戸です。

1階 シネ・リーブル入口
地階 フロント

シネマ3で役所広司主演の”PERFECT DAYS"を見ました。カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞した作品です。

じょ

ここで小さなトラブル発生。上映時刻は10時55分からだったのですが、少々遅れてしまい、息せき切って上映中の真っ暗な館内を歩く羽目に。H-6の席は前日に予約していたので、手探りで空いているはずの自分の席までたどり着くと、何か柔らかいものが手に触れました。誰かが座っています。えっ?と思いながらもめんどくさいので、近くの空いている席に座って鑑賞することにしました。

さて、この映画は、ヴィム・ヴェンダース監督の作品ですが、

①「何らかの理由でコースから逸れてしまったと思われる主人公が、諦め・悲哀の中にもささやかな幸せを見い出す」というストーリーが、まるで自分のことのようで、非常に共感できること
②全編に亘って醸し出される静かで何ともほんわかした雰囲気・優しい視点が好ましいこと
③バックに流れる音楽がどれも気に入ったこと

などの理由で大変気に入ってしまい、実は見るのはきょうが二回目です。たぶん、最低もう一回は劇場に足を運ぶことでしょう。

また、今度東京に行ったら、主人公が住んでいた東京スカイツリー近辺の下町や、昼食をとっていた神社、隅田川?などのロケ地を訪れてみたい気分になりました。また、通っていた浅草の飲み屋で飲んでみたい気もします。

好きな映画を見て満足したあとは好きな音楽を!
元町のジャズ喫茶"JAM JAM"はゆったりと音楽を聴けるいい店です。

"JAM JAM"は地下にあります
JR元町駅南側の交番前を南へ
元町穴門商店街を南へ
突き当り左のエビアンコーヒーのあるビルの地下にあります
ここが地下への入口で"JAM JAM"の看板があります
入口です

店内は、スピーカーに向かって配列されじっくり音楽を聴けるリスニング席とスピーカーから離れた会話席、そしてカウンター席の三つに分かれていて、話をしたい人は会話席で気兼ねなく話せます。

店内はかなりゆったりしていてくつろげます。昔ながらのキツキツのジャズ喫茶ではありません。

店内の様子はここ↓でご覧ください。

かかる曲はすべてマスターが選曲し、リクエスト受付はありません。
店内は全面禁煙です。どうしてもタバコを吸いたい人は、信号待ちを含めて徒歩約5分のところにJR元町駅南側の喫煙所があります。

三宮・元町には合計3箇所の喫煙場所が設けられています

いい音楽を聴きながら、昔ながらのホットドッグ(550円)をあてにビール小瓶(800円)を飲んで、気分良く店をあとにしました。

今日も幸せです。

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