内部留保600兆が活かされない一因

物の値段がさがり金利も下がっていくデフレ不況下では設備投資をすると損をします。

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通常、大規模な設備投資をする時企業はお金を借りますが
デフレ不況下では今年より来年の方が低金利でお金を借りられます。
早く借金をすればするほど損をするのです。

また、投資した設備を使って製品を作っても毎年毎年製品価格が下がるため利益の確保も困難になり、投資した分を回収する期間も伸びてしまいます。

デフレ下ではできるだけ大規模な設備投資をせず、自己資金内でのチョビチョビ投資しか出来なくなるのです。

自国民へのセルフ経済制裁が大好きな日本政府の下では、技術開発や新規事業、新製品を作る余裕は失くなり
出来るだけ内部留保を溜め込み、次の経済制裁に備える必要があります。

12年連続

2024年9月発表の内部留保は600兆円を超え、12年連続で過去最高になりました。

減税して好景気にすれば、企業も溜め込んだモノを吐き出し設備投資に使い始めます。