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マッチングアプリ経験談③〜自然恋愛とアプリでの恋愛の決定的な違いとは?
一丁前に、マッチングアプリ体験談③を書きはじめているが、約半年間で会ったのは9人。
しかし9人に会って、恋愛をしようとする中で、自然にはじまる恋愛(この記事では自然恋愛と呼ぶ)とアプリでの恋愛の決定的な違いを見つけたので、今日はそれについて書こうと思う。
これからマッチングアプリを始めてみようと思ってる方、始めたもののうまくいかないと思っている方に、あーなるほどと思ってもらえたら嬉しい。
私がやってみて思ったことは、アプリで出会った人は、会う前が好きのピークだということだ。
自然恋愛は、基本的に2人で約束を取り付ける前になんらかの好意を感じているため、直感的に、なんか合わないかもしれないというような違和感のある相手とはわざわざ約束をしない。
ただ、そのなんらかの好意は感覚的なものが多いため、相手のことをより知るために、デートに行ったり食事に行く。
デートに行ってみて、あー恋愛には発展しないなと思うことはあるかも知れないが、思ってた人と全然違った!生理的に無理!とまでなることはなかなかないだろう。
ただアプリの恋愛となると、会った瞬間に、あ、帰りたいかも。となることが多々ある。
アプリでも可能な限り、自然恋愛が始まる前の過程を踏めるようになっているとは思うのだが、なぜそうなってしまうのか。それについて考えたことをまとめてみた。
まずアプリでは、写真とプロフィールを見て、ルックスがタイプかどうか、職業や思考性が自分と合いそうかどうかを判断し、良いなと思った人にいいねボタンを押していく。
そこでお互いにマッチングすると、メッセージをやりとりができるようになり、その内容やペースが合うか、さらに電話をして、何か違和感を感じないか、会話が弾むかを判断し、会うことを決める。
ここまで書くと、普段の恋愛と似たような手順を踏んでいるようにも思える。
ただ、どうしてもアプリでのやりとりだけではできないことがある。
それは会うこと、すなわち本当の姿を見ることである。
アメリカの心理学者であるアルバート・メラビアン博士が提唱しているメラビアンの法則では、人の印象に大きく影響を与えるのは、視覚情報が55%、聴覚情報が38%と言われている。
つまり、アプリでの恋愛では人の印象を左右する最も大事な部分が見えないのである。
写真で顔を見れているじゃないかという声もあるかも知れないが、写真と実際会ったその人の印象が完全に一致するということはほとんどない。
そしてここからが重要で、
最も重要な部分が見えないからこそ、我々は、想像をしてしまうのである。
会ったこともないその人を、今知り得ている情報で、こんな人なのではないかと精一杯想像をする。
コロナ禍を思い出してみてほしいが、マスクを取ったら思っていた顔じゃなかったという経験をされた方も多いのではないだろうか。
そのように、人間はどうしても見えない部分を良く想像してしまう傾向にあるため、写真やプロフィール情報を元にこの人と恋愛が始まるかも知れないと思いながらやり取りをすると、いつのまにか自分の理想の人物を作り上げていたりする。
そのため、自然恋愛と比べて会う前の点数が高くなってしまい、会うとどんどん減点方式になってしまうのである。
自然恋愛は、相手のことを知れば知るほど加点されていき、気づけば恋に落ちていたということが多いのではないだろうか。
だからと言って、はじめからあまり期待できないような見ず知らずの人とは、わざわざ時間を作って会おうと思えないため、ある程度のスペックや顔がタイプかどうか、理想の人に近いかなどを判断しなければならないところがアプリの難しい部分。
結局のところ、アプリで恋愛をするには、自分の想像よりもずっと良かった!という加点方式になる必要があり、自然恋愛よりも困難を極める。
コロナ禍でも稀に、マスクを取った方がかっこいい!可愛い!と思える人がいたように、その稀にのパターンに出くわす必要があるのだ。
自然恋愛が加点方式スタートなことが多いのに対して、アプリでの恋愛は減点方式がスタンダードなのである。
アプリで運命の人と出会うためには、理想の人と出会うために努力し続けること、忍耐力や持久力が必要となりそうだ。
それでもやってみたいと思う人がいれば、ぜひアプリを始めてみてほしい。
※アプリのPRみたいな終わり方になったけど違います(笑)