岐阜のルーツ「曲阜」と水の都「杭州」を巡る旅② 平成二九年二月一六日 記録者戸田修隊員

画像1 岐阜のルーツ「曲阜」と水の都「杭州」を巡る旅② 平成二九年二月一六日 記録者戸田修隊員  立春を一〇日あまり過ぎ寒気団も去ったこの日、日の出六時三八分、集合場所の中部国際空港駅へ七時、全員集合。渡辺さんが今回の杭州市訪問を掲載した岐阜新聞の記事を切り取り持ってきてくれた。保険手続き、中国元への換金(一元一八・七五円)の後、一緒する関係者のメンバーとともに搭乗口で待機。春霞、風はなく暖かい。 八時五〇分日本航空八八三便に搭乗。満席である。機内にやわらかい日差しが差し込んできた。鈴鹿の山並みは見えない。
画像2 一一時四〇分上海浦東空港に着陸。気温一六度。曇り空。チェックアウト一二時三五分。  上海市は、人口約一五〇〇万人(北京約一二八〇万人)、面積六三四〇㎢。中国最大の国際都市。  杭州市ガイドは、三〇代後半の小柄な孫さんと二〇代の新人らしき長身の美人な胡さんの二人が出迎え、劉運転手の杭州海順客運有限公司の車に乗り込む。書作家協会のメンバーは、別の車。ガイドは、明後日の朝まで同行する。  一三時空港出発。昼食のためレストラン錦江大厨へ向かう。一三時一五分レストラン。三得利(サントリー)ビール世樽で乾杯
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画像4 一三時四五分レストラン出発。晴れてきた。孫ガイド「杭州は小雨とのこと。先週は二~三度で寒かった。今週は暖かいが来週はまた寒い。昨年の冬は、そんなに寒くなかった。立春過ぎたので寒暖の差が、激しい。」  上海から杭州まで高速道利用。一三時五〇分ETC専用から高速道路に入る。四車線。交通量は少ない感じ、中国経済減速の影響か?
画像5 フォルクスワーゲン、ベンツ、BMWの外車が多い、時々日産、ホンダなどが走る。泥だらけのトラック、過積載の遅い車の左右を、直前にウインカーも出さずにジグザグに追い抜いていく。最前列に座った。劉運転手の運転は荒っぽい。ヒヤリとすることしばしば。  道路の両側では、ショベルカーで建物を解体している。また均一の高層マンションが立ち並んでいるが生活している様子はない。黄浦江を渡ると火力発電所が見えてきた
画像6 一四時四三分、嘉興まで二㎞のサービスエリアで休憩。一四時五五分出発。一路杭州を目指す。一五時三三分高速道路を降りる。高層ビル林立。市内に入る。  杭州市は、人口約七〇〇万人。浙江省の省都。杭州といえば西湖といわれるほど有名な湖がある。唐代に訪れた詩人李白は、忘れられないその心情を「江南恋し、最も恋しきはこれ杭州」とまた宋代の詩人蘇軾(蘇東坡)は、「晴れた光にあるもよし、雨に煙るもよし、西湖を西施にたとえれば、薄化粧厚化粧すべてよし」と詠んでいる。
画像7 孫ガイド「杭州は治安が良い方、夜は自転車に注意、外から来た人のマナーが悪い。地下鉄一、四号線が走っている。今年の六月に二号線ができる。」 一五時五八分杭州友好飯店に到着。「いらっしゃいませ」と日本語で出迎えてくれた男性は、片岡祥悟さん。岐阜昭和コンクリートの昭和トラベルに勤務し、退職して一昨年の一二月から勤務しているという。この飯店は、杭州市と昭和コンクリートが出資したホテルで三一年目を迎えるという。
画像8 パスポートを手渡しチェックイン。休憩後一六時四〇分、夕食までの間歩いて一〇分ほどの名所西湖の湖畔を散策する。仕事帰りの人、若い男女、観光客など大勢の人が夕日が沈むまでのひと時を楽しんでいる。ちょうど赤い夕陽が湖面を赤く染める絶好の時間だった。前回の小雨で寒かった時と違って気持ちの良いひと時だ。穏やかな湖面に遊覧船や小舟が浮かんでいる。落日は一七時五〇分ごろ。水と光と音によるショウは、一九時と二〇時から行われる。近くのクスノキの大木には、大きなリスが数匹恐れることなく上ったり下ったりしていた。
画像9 一八時ホテルで夕食。書作家協会のメンバーと同室。千島湖ビールで乾杯。二〇種類以上の中華料理が次から次へと運ばれてきた。  片岡さんが「杭州には東芝、パナソニック、キューピー、名電工、旭化成、イオンの現地法人がある。ビジネスマンは、七時半には経済開発区へ行く。」一九時三五分夕食終了。  中浦さんと同部屋。トイレは、桜の花柄のパナソニック製だ。初めて見た。
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