「今の時代に手紙を書く真意」
今回は服役してる側にとっても、出す側(待ち人等)にとっても気持ちが込もる〝手紙〟に関してです。
私がNOTEをやるに当たって、必ず記事にして一人でも多くの人に届けたいと思っていた内容で、
これは私の記事の中で一番と言っていいほど気持ちを込め、かつ繊細に書いてます。
というのも、当NOTEを見てくれている人の中には〝待ち人〟と言われる方々がいるものと思います。
そうした方々に(もちろんそうでは無い方々へも)素直に〝懲役の立場〟から、
手紙や差し入れをしてくれる事への気持ちを少しでも分かってもらえたら嬉しいし、
待ち人の方々にとって心の救いになるのでは無いかと思います。
刑務所への手紙・差し入れ(本・写真・現金等)は当然ながら職員が事前に開けて、
念入りに検査されます。
そして、検閲をパスした手紙等が受け取れる事ができます。
受け取りは工場稼働の(月)〜(金)で告知は即日されるが、職員に呼ばれ誰々から手紙があったぞと言われると、
「その日一日の気分がパッと明るくなるほど嬉しいもので何回も読み返し、時には匂いを嗅ぎ、書いてくれた人の気持ち・心に触れます。
自分を待ってくれている人達からの他愛のない一通の手紙が遠い土地で一人で
刑期を務める私をどんなに励ましてくれてるか。。。感謝しかありません。」
上手く説明出来ているか分かりませんが、これが真っ直ぐな気持ちです。
今、スマホの普及で指を押すだけで瞬時に相手にメッセージが届く時代で便利なのは間違えじゃないし、
シャバに居て忙しくしてると手紙を書くのも一苦労です。
中(刑務所等)にいる人間はその事情を誰よりも分かっていて、
だからこそ心より感謝するものです。
私は〝大切な人〟から手紙をもらう度に読むだけではなく、その人が書いている姿を
想像して幸せを感じます。
受刑者はそういう方が多いのではないかと思います。
手紙って、単に紙に字が書いてあるだけのものではなく、こういう背景が見えて〝心〟で
通じ合える物なので、
皆さんも受刑者に対してだけでなくても大切な人にたまにでいいから書いてあげてみてください。
私は、汚れている心も手紙というキッカケを通じて心が綺麗に真っ直ぐになると思っています。
「拝啓 この手紙 読んでいる貴女は
どこで何をして いるだろう。」
手紙の〝背景〟とはまさにこういう事ですね。