【バスケ】AI(!?)から学ぶシュートフォーム!
初めまして、Coach Sと申します!バスケットボールのコーチをしています。(URL:https://user.thinking-basket.com/host-detail?id=264)今日は私が考えるシュートフォームについて少しNoteに書きたいと思います。拙い文章ですが、是非ご覧ください!
①外のシュートの重要性
シュートフォームの事を書く前に、現代バスケットボールにおいて重要な外のシュートの事について触れたいと思います。
近年、バスケットボールの戦術は大きく変わりました。一昔前はビッグマン一強時代で、大きい人がゴールに近いところにポジション取りをしてそこにボールを集めるという戦術がほとんどでした。しかし時は2015年、NBAでゴールデンステートウォーリアーズ(以下GSW)が優勝してから戦術に大きな変化が起こります。なぜ変化が起きたのかというと、GSWの戦術が「3ポイント主体」で優勝したからです。今まで3ポイントの期待値というのは低いとされ、基本的にはゴール下でシュートを打つことが優先されてきました。しかし、2015年のGSWの戦術はゴール下のビッグマンに渡すことがあっても、3ポイントシューター達がフリーになる動きをし、フリーになったシューターにボールを渡すという戦術が取られていました。この画期的で革命的な戦術はNBA、そして世界のバスケの常識を変え、3ポイントorゴール下を徹底的に攻める形が現在のバスケの主流になりました。日本代表でもトムホーバスHCが3ポイントを強調しているように、現在では外のシュートが重要となってきました。
②シュートフォームの重要性
前項ではシュートの重要性について書いていきました。(とても真面目に!笑)安定してシュートを決めるにはシュートフォームがとても大切です。そして、シュートを決め続けるには再現性のあるシュートフォームの会得が必要不可欠だと思います。
しかし、人間は残念なことに同じ力を同じだけ出力することはできません。練習をすれば同じ力を出し続ける事が可能ですが、全く一緒は不可能と言っていいでしょう。
そう、人間なら、ね。それなら、AIだったら・・?
この選手はかつて76ersなどで活躍したAllen Iversonです。彼は確かに人間離れしてますが、今回はこの人じゃないです。
あ、でもプレイスタイルやファッションがとてもかっこいいので、YouTubeで調べて見てね!
今回はガチのAIです。トヨタが生んだAIバスケロボットのCUE6君です。彼はリングまでの距離などを計算、力の出力を制御し、狙ったシュートは百発百中の最強シューターです。
・・・決してふざけてないです。大真面目に考察しています。
なぜ彼に白羽の矢が立ったのか。それは、計算が合ってもその力を伝える能力が無ければ、シュートは入る事がない。=計算通りに力を伝えるシュートフォームをしていると考えられませんか?
私が伝えたいシュートフォームの基本の形は彼から学ぶことが出来ます。なので今回はCUE6君を参考にシュートフォームを学びたいと思います。
③シュートフォームに必要な事
結論から書きます。
上にあげる、真っすぐ飛ばす。 この二点です。
ゴールは上にある、そして狙ったところに投げ入れる。そうすれば入る。当たり前ですよね。ですが!この当たり前が出来ないから、苦労しているんです!私も!きっとあなたも!
上に真っすぐ飛ばすためにシュートフォームに必要な事はAIが教えてくれます。
ちょっとボールが見切れますが・・・。
ここで大事なことは、
①ボールの真下に手がある
②ボールを乗せる土台(手)が安定してる
③ボールと腕が一直線になってる
この三大要素が上に、そして真っすぐ飛ばす要因となっていると僕は考えます。
必要要素①
ボールの真下に手がある
→これは上に飛ばすために重要なポイントだと思います。例えばですが、野球のピッチャーのように前にボールを投げる際に、一度ボールを後ろに引いてから投げますよね?
前に勢いよく飛ばすために後ろに引く動作をしている、シュートで言えば、上に飛ばすためには下から力を伝えることが大切だと考えます。つまり、行きたい(飛ばせたい)方向とは逆の方向から力を加えることが大切だと思います。
ではなぜ上に飛ばす必要があるのか?単にリングが自分の背より上についているというのもありますが、シュートが入る際の入射角度というものが関係しています。シュートは放物線を描いてリングに入ります。最高点に到達したボールは重力に負けて落ちてきます。その時落ちる角度によって、リングに入る大きさ(の理論値)が変わってくるということです。入射角度は90度に近ければ近いほど通れるリングの大きさは大きくなるので、入射角度をつけるためにはボールを高くあげる必要があります。
・・・何言ってるんだ?となるかもしれませんが、入射角度を簡単に言えば、ゴミ箱を想像してください。というか恐らくお家にあるでしょう。ゴミ箱を見てください。真上から見下ろすのと、遠くからゴミ箱の穴を見るのと、どっちが穴が大きく見えますか??近いということもありますが、確実に見下ろす方がゴミ箱の穴は大きく見えるはずです。これが入射角度90度の視点です。つまりボールの視点です。真上からなら入る気しますよね?ちょっとここら辺は自分の話の解釈が違うかもしれないので、詳しくは「バスケ 入射角」で調べると色々出てくるので、調べて見てください!
話を戻します!しかし、実際は90度からボールは入れるのは不可能なので最適解とされている45度を目安にボールが落ちるように、ボールを高く上に上げる事が求められます!詳しい計算式は分からないのですが、論文が出ているので、調べて見てください!
必要要素②
ボールを乗せる土台(手)が安定してる
→十分に力をボールに伝えるためには、乗せている土台(手)が安定してしないといけません。安定というのは、傾いていない状態の事です。
小さい手のひらサイズのボールでいいので試してみてください。
この状態(ボールに対して平行)でボールを上にあげると、そのまま手に戻ってきます。
真下から力を加える事が出来てる事が分かりますね!
しかし、手を斜めにして上に投げたらボールはどこか飛んでいきます。手に戻ってくることはありません。つまり、平行にしないと真っすぐ飛ばす力が加わらないのが分かります。
これが土台が安定しなければならない理由です。
必要要素③
ボールと腕が一直線になってる
→手を平行に保ちボールを安定させ、下から真っすぐボールを飛ばすことが出来れば、シュートは上にそして真っすぐ飛びます。そのためには、ボールと腕が一直線であればそのまま上にあげるだけで、ボールは真っすぐに押し出されるはずです。
このようにCUE6君は、リングまでの距離や角度など理論値を計算し、最適解のシュートフォームで撃つことにより、正確無比なシュートが撃てるのではないかと私は思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?書き始めは、NBA選手を参考に書こうとしたのですが、人によってクセが違うのでそれで悩んでしまいました。「再現性があって機械的に打てる人」を探している途中で「機械的じゃなくて機械なら・・?」と思いたって書き始めました!笑
書いてみたら書きたい事を抑えてるシュートフォームをしていて、スラスラ書けましたし、妙に納得感のある(?)記事になったんじゃないかと思います!かがくのちからってすげー!
しかし、人間はロボットのように設計図で組み立てられていない、一人ひとり違う骨格をしているのです。柔軟性も違うし、可動域も違います。そして人間はリングまでの距離は見て分かってるつもりでも、エアーボールになったりボードに意図せずぶつかってしまったり、計算が狂いやすいです。シュートフォームも再現しているつもりでも毎回違かったりします。
なので、これらはあくまで参考にし、自分に合ったシュートフォームを模索し、計算せずとも距離が一瞬で分かるようになるまで練習することが一番シュートに大切なのではないでしょうか?
そのシュートのお手伝いをさせてください。
私は川口周辺でバスケのコーチをやっています!
是非、依頼お待ちしております♪