2週間ぶりのテニスで見えたこと
4月から5月にかけて
週3ペースで練習に勤しんでいました。
多い日は午前中と夜間にも練習に打ち込みました。
6月に入り、大会も終えたというのに練習ペースを崩さなかった私の体が悲鳴を上げて風邪を引きました。
2週間の休養を経て、久々の練習に行くと
(はて…なんだったっけ?)となりました。
ボーッと突っ立っている訳ではないが体の反応が鈍い、足が動かない、あちゃぁ…
でも、少しずつ身体が思い出し始めたようで
また思い出してきたのです。
その日の夜も忘れない為練習に行きました。
ゲームの最中、ネットの向こうには私よりもずっと熟練で剛腕の女性がサーブを打とうとしています。
その刹那、浮かんだのです。
(ボールだけを見ててごらん)
(男性の言葉を信じず行動だけを見るのと一緒だな…)
ボールだけを見るのなら怖くはない!
Kさんが打ってくると思うから怖いんだ
ビビるんだ
ボールを目で追うだけなら全然平気じゃないか…!!!
全ては繋がっている
そう思えた瞬間でした。
今夜はサーブトスの正確さが如何に大切かということを教えてもらい、何度も練習しました。
確かに…トスが安定すればミスが格段に減るではないですか。
へぇぇぇ!!!
上手い人たち(というか私以外の全員)をよく観察するとサーブトスが安定しています。
人によって高い低いなど違いがあり、みんな自分の中のちょうど良いところでいつも上げているのです。
なるほどね…
私は今まで相手プレイヤーを見ていました、、
ボールも見たりもするけれど、なぜか人を見ていたのです。
ボールを打つゲームなのだからボールを見るのが当たり前なのに…
確かに相手の体の向きや動き方でどこに打ち込んでくるかを予測する為には相手の動きを見るのは重要です。
でも、私はまだその段階になく、ボールを目で追うことすら意識しないと忘れるくらいの段階です。
ですが、今夜嬉しかったことはずっと私とゲームをする時は手加減をし続けていたプレイヤー達がその制限を解除したことです。
そうです。
手加減をしていたら負けてしまう程度には私が上達し始めているのです。
半年の間に2回も大きな風邪を引いて2〜8週間ほど休んだりもしたけれど、積み重ねた練習の記憶はしっかりと身体と脳に刻まれているのでした。
無駄じゃない。
練習は確実に自分の力になる。
しかも途中お休みしたとて0には戻らない。
他の人たちに遅れを取る訳でもない。
何故ならそれぞれのペースでやっているだけだから。
そんなことが細胞に染み込んできて心地よい夏至の翌日、満月の日なのでした。