AV女優になりたかった
10年前の話なんですけどね。
10年前ぐらいからAV女優が女の子の憧れの仕事になり始めたらしいです。
恵比寿マスカッツとか、アイドルデビューするAV女優がでてきてポップで親しみやすくなった時期。
当時高校生だった私はアダルトビデオとかあまり見る機会もなかったしせっくすって何をするのかも知らなかったからアイドルデビューしてブランド物たくさん買ってSNSでキラキラした生活をアップしてるAV女優に憧れてました。
当時イケメンAV男優のムーミンさんとかが密かに流行ってたから、ムーミンみたいな清潔感あるお兄さんと致してるところを撮影されるだけでお金がもらえるなんて、最高の仕事じゃんってがちで思ってました。
せっくすが何をするのか知らんかったくせに💢
そんな時、看護学校に通っていた親友のお母さんが急に亡くなったんです。
親友も私と同じ母子家庭だったから児童養護施設に行きました。
それぐらいから親友が変わっていきました。元々ヤンキーみたいな子ではあったけどなんだかやばそうなスーツのおじさんと遊ぶようになっていって電話しても呂律の回らない様子でハイテンションでした。
「私なー今なー大阪のデリヘルでナンバー1なんやで〜」ってある日彼女からききました。
学園系デリヘルみたいなホームページに、現役JK3合法ロリ!って彼女の裸の写真の上に書いてありました。
クラス1の美少女もこんな形で1万円ちょっとで男に買われていくんだなって思いました。
あれから10年経って私たちも27歳になったけど彼女は悪いお薬から抜け出せずに入院したままです。
私もあれから10年経つけど自分のことは嫌いなままでもっと嫌いになったかもしれません。
好きなことは減ったのに嫌いなことは増えました。
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