北欧風でもなく、海外風でもなく、自分風のインテリア
インテリアにおける今一番の目標を、タイトルにそのまま書いてみました。
北欧カラフルとは何ぞや
インスタグラムでカラフルインテリアを#検索した時、北欧カラフル(もしくは北欧ポップ)を目指すアカウントの多さに驚かされました。北欧カラフルとはおそらく、ミッドセンチュリー風、もしくはシンプルかつカラフルなHAYやIKEAの家具に、マリメッコやミナぺルホネンの同じくカラフルなファブリックやその他スウェーデンブランドの小物を合わせた感じ(これであってるといいなー)。特にIKEAのドーナツ型の照明、名前が永遠に覚えられないけどVで始まってTで終わるやつ(VARMBLIXTヴァルムブリクストね。これもきっと忘れる)がみんな好き。
パステルを基調にしたガーリーな感じとか、スペースエイジとか昭和レトロなアカウントもあるにはあるけど、本当に少数派。
北欧カラフルがこんなに人気なのは、現代の大部分の日本人が住んでいる味も素っ気もないモダンな部屋にあったスタイルだからなのでは?と勝手に推測しています。
北欧デザインの家具は直線的だし、ファブリックの柄も規則的で現代的なデザインだし。
カラフルなインテリアはモダン以外にも勿論存在するわけですが、欧米のトラディショナル要素が加わると、日本で再現するのはとても難しくなってしまいますよね(日本の古民家に住んでいる人は逆に有利かも)。
上の画像に暖炉なんかが加わるともうお手上げ。だから北欧カラフルを目指す人が多いのかなと(これもあってるといいなー)。
実は以前我が家のリビングが北欧っぽいと言われたことがあります。北欧デザインはとても素敵で、我が家は廊下にがっつり取り入れているのですが、リビングはそこまでなんですよね。むしろ東欧のデザインの方が好きで、リビングに雑貨を飾ったりしているのですが…北欧風と言った方(輸入壁紙の施行会社の人)は、カラフル=北欧好きと推測したのかな。
海外風と言われて
海外っぽいと友人に言われたこともあります。これも多分カラフルなせい。日本人はニュートラルなインテリアを好みますからね。しかも私のインテリアに関する情報ソースは北米のYoutubeチャンネル。だから、友人の言ったことは何も間違っていません。
ただ私はこう言われると、「私はもまだまだってことだな…」と反省モードに入ります。海外風ではなく、あくまで自分らしいインテリアを目指しているからです。
北米のYouTubeチャンネルを見始めてから気づいたことがあります。日本人が思い浮かべるアメリカっぽいインテリア(アメリカのテレビシリーズに出てくるような家のセットデザイン)や、日本に1、2年遅れで広まるアメリカのトレンドなどを、北米のインテリア通たちは「陳腐」「見飽きた」と感じているようでした。
そしてユニークさを求めて、アジア(日本のwabi-sabi=侘び寂びは頻出)の要素を取り入れたりしていたのです。自分の国にないものを求めるのは、どこでも一緒なんですね。
それからは、私もただ北米の真似をするのではなくて、自分の国の要素も取り入れたいと思うようになりました。それにしても日本のデザインを海外のSNSを通じて知るというのは幸運というべきか、皮肉というべきか…
自分風とは?
自分らしいスタイルをつくる方法はいくつか思いつきますが、ここでは個人の趣味嗜好に関わらず大切と思うことを書いてみます。
トレンドを取り入れるときは、ブームが去ったあとも好きでいられそうかを考える
トレンドを知るのは楽しいですよね。トレンドの小物を1、2個気分で取り入れるのはそこまで深く考えなくても良いかもしれませんが、大型家具とか、部屋全体のスタイルとかになるとちょっと慎重になります。
私はよく、そのトレンドの画像が何年後かにネット上で↑(笑)みたいなテンションでいじられていても、好きでいられるかどうかを考えます。
ちなみに、うちの花台はterazzoという石材のやつなんですが↓
ちょっと前に流行りすぎたせいでよく北米YouTuberからいじられています。(笑)というよりは(苛)という感じですが…でも私は今でもお気に入りです!
一般的なアドバイスは、自分の優先事項と合致しているかを考える
「北向きの部屋に寒色系の壁紙をはると寒々しく見える」というアドバイスを聞いたことはありますか?私は十代の頃から水色の寝室というのに憧れがあったんですが、我が家の寝室は北向きだったので一瞬迷いました。が、「別に寝室に温かみとかいらん、リビングは暖色系だし。憧れ優先じゃ」と思い直して水色にしました。
まぁ、ひよって全面じゃなくてアクセントウォールにしちゃったけど。でも、それが人間というもの。
「部屋を広く見せるには白い壁」「濃い色の家具は圧迫感が出る」など、どれも一般的には正当でしょうが、人によって優先事項は違うので、「そもそもそんなに部屋広く見せたかったっけか?」「圧迫感あっても重厚な方が好みだな」とか、自分の望みを突き詰めて考えるのが重要な気がします。
壁の色については、こちらのSAKIさんの記事がとても参考になりますね!
○○風と一言で言いきれないスタイルを目指している我が家ですが、ひとつだけしっくりくる言葉があります。それがeclectic(イクレクティックと発音するみたい)。eclecticは折衷的なという意味で、日本語だとミックススタイルと訳されると思います。eclecticって日本人には馴染みのない単語ですよね。私も最初聞いたとき何のことやらでした。これは色々なスタイルを混ぜるスタイルで、特定のスタイルを定義しているわけではないので、私の気分的にしっくりくる言葉です。
はー、インスタで思ったことが書けなかった反動からか、めちゃめちゃ長くなった。もし読んでくれた人いたらありがとうございます。
それではまた。
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