青春18きっぷの旅 横浜へ


はじめに

今回は青春18きっぷで静岡、横浜方面へ行きました。今回の目的は富士山を見に行くというものでしたが、天候不良などによって当初と違う日程になっています。

2日間の移動経路



一日目

富士山へ

JRでひたすら東へ進みます。新快速で滋賀の米原、そして、米原駅で東海道線に乗り換え、岐阜、名古屋方面へ行きます。


3時間ほどで愛知県の豊橋駅に着きました。すでに昼ぐらいの時間だったので、駅近くで油そばを食べました。再び電車に乗って、まだまだ進んでいきます。


油そば専門店 歌志軒
名古屋中心のチェーン店


浜松駅で乗り換えを行い、2時間ほどで静岡駅に到着。さらに乗り継いで、2時間ほどで富士駅に着きました。
着いたのはいいものの、この日は曇天であったので、富士山にはとても大きな雲がかぶっていました。
当初の目的が果たせず残念な気持ちになりましたが、気持ちを切り替えてさらに進んでみることにしました。


すっぽり雲に覆われた富士山


伊豆方面へ

富士観光ができなかったので、時間が余りました。富士駅から熱海行の電車に乗りました。まだ外は明るく、静岡駅で取っていた宿まで時間があったので、まだまだ東へ進んでいってみます。
一時間弱で熱海につきました。辺りはもうすでに薄暗くなっていました。特にすることもなかったので、駅近くを回って海岸の写真だけ取って、静岡方面へ戻りました。

眺めのよさそうな旅館でいっぱい


静岡へ

そこから一時間半ほど電車に揺られているとそのまま静岡駅に着きました。夕食はハンバーグで有名な「さわやか」に行く予定でした。しかし、どの店舗を検索しても数百分待ちです。たまたまこの日が祝日だったのもありますが、ここまで混むとは思いませんでした。
結局さわやかは諦め、駅近くの家系ラーメンの店へはいりました。ウーロン茶が無料の店でした。その後は銭湯に行ってこの日はおしまいです。


二日目

焼津へ

この日は5時スタートです。

静岡駅から数駅行ったところに焼津駅があるとのことなので、日の出を見に行きました。焼津駅から15分ほど道なりに歩くと焼津港はあります。漁獲量日本一で有名な港だったので一度行ってみたかったところでしたが、今回ようやく行くことができました。ただ時間が早すぎてか遅すぎてか人がほとんどいませんでした。

港で5分ぐらい待っていると、正面から日が昇ってきました。規則的に波打つ海面に日の光が当たってとても美しい水面が輝いていました。これまで見た朝日の中で一番かもしれません。十分に堪能し、写真を撮ったところで駅に戻りました。

津波タワー
朝日


富士山通過、そして横浜へ

焼津駅に着いた頃、ぱっと横浜へ行くことを思いついたので、静岡、沼津行と電車を乗り継いでいきます。途中で富士を昨日に続いて通りました。昨日と違い晴れていたので、頂上付近の雪化粧までよく観察することができました。特に富士川通過時の富士山は周りに遮るものがなくふもとまでくっきり見ることができました。

電車内からの富士山

そのまま進んでいき、三時間ほどで横浜駅に到着しました。


横浜観光

横浜から根岸線で一駅の桜木町におりました。降りてみると、駅前からランドマークタワー方面に動く歩道が伸びており、そこに向かってたくさんの人が歩いています。朝の通勤ラッシュもあってとても賑やかでした。


そのあと、赤レンガ倉庫を見に行きました。駅から10分ほどの海岸近くにありました。埋立地のような場所にあるのですが、かつて鉄道が通っていた跡を歩道として整備してあり、とても面白く感じました。床はレールと木を組み合わせたもので、橋脚も当時のものがそのまま使われていました。

赤レンガ倉庫は2棟から構成されており、敦賀の時の数倍の大きさです。中にはレストランやお土産ショップが並んでおり、とてもにぎわっていました。外観がそのままで中身は現代風というところに興味を持ちました。

レストランが入っている方


こっちもかっこいい

そして次は横浜中華街へ行きました。赤レンガ倉庫から歩いて15分ほどの場所です。そのあたりの道路は直角ではなく三叉路でつながっているものが多く、すぐに方向感覚を失ってしまうように感じました。神戸や大阪の規則的な道に慣れていただけかもしれません。

神戸の南京町と違って、普通の街並みに突然現れたようにたたずんでいました。100メートル四方ぐらいの範囲に所狭しとお店が並んでいます。1000円以下では入れるお店から高級な料理店まで様々です。押し売りの栗が有名だったのでびくびくしていましたが、今はそのようなことはないみたいです。

中華街を通り過ぎて、JRの駅まで歩きました。横浜駅まで3駅ほど進みました。そして、この度最後の目的地へと向かいます。

所狭しと並ぶ飲食店

吉村家へ

横浜家系総本山にして発祥の店。その店は新杉田から移転して、今は横浜駅から歩いて10分ほどの場所にあります。この度横浜に来たからには必ず訪れようと考えていました。

右奥の学校に沿って行列が続く


お店についたのは開店直後の11時です。人気店だけあって、すでに行列です。近隣への迷惑を考えて店の前に並ぶのは10人のみ。大部分はそこから一本奥の道に沿って並んでいました。自分が到着した時ですでに40人ほど並んでいたと思います。
あまり待ち時間が長すぎると終電の関係で食べずに帰ることになり少し焦りましたが、一時間弱でお店に入ることができました。厨房が見える一階ではなく、提供スペースのみの二階に通されました。

注文したのは小ご飯、中ラーメン味濃いめ油多めです。

とてもきれいです。今までにないぐらいに鶏油が多いです。油多めにしたのですが、1センチぐらいの厚さの油膜があります。麺はもちろん酒井製麺で、のりも分厚いです。チャーシューは燻製されており、香りが鼻から抜けます。ほうれん草はしなっとせずしっかりした食感です。スープもとても飲みやすく、醤油ラーメンの要素を強く受ける印象でした。鶏油の甘みも程よく感じます。ご飯の付け合わせにはきゅうりだけでなく、白菜やニンジンの漬物もついています。さすが総本山といったようで、とてもいい経験ができました。


帰還


そこから横浜駅に戻り、自宅のある大阪まで帰ります。横浜から大阪までは500kmほど、時間にして9時間程度かかるため、昼過ぎに横浜を出ないと当日中には帰ることができません。

横浜から熱海、静岡、浜松、岡崎と乗り継いでいきます。東海道線は接続がしっかりしているので乗換の待ち時間がほぼありません。そのためノンストップで米原まで帰ることができました。米原からは新快速で大阪まで帰ります。

最後に

今回の旅は今までで一番電車に乗った旅でした。総移動距離も最長です。特に二日目は12時間近くを電車内で過ごしました。一日目は計画通りにいかないことの方が多かったですが、二日目でそれを回収するかのようにたくさんのスポットを巡ることができました。まだ18きっぷが一日分残っているので、それの使い道も含めて考えていきます。これで今回の旅の記述も終わりとします。

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