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夏休み

僕の夏休み、最初に 3 つの目標を作りました。VR を買う、バイトをする、
痩せる、というものでした。結果から申し上げると、全部出来ませんでした!!
いや、やりませんでした。 これを読んで先生は眉をしかめ、 拳を固めているかもしれません、
しかし、これから僕の話を聞いたらきっと笑顔になりその日は良く寝つけるでしょう。
弁明、いや、僕の夏休みがこのような形になった経緯を話します 。その前提として知ってい
て欲しいのが、この夏休みは正直この上なく充実してました。思い切り遊び、学び、発見、
体験にあふれたものです。それらを順を追って伝えていきます。まず思いつくのがやはり友
達との関係がより深いものになったことです。 基本的に僕は人と遊ぶ時は団体ではなくその
人と向き合うのに価値を感じるので 2 人で遊びます。 そしてさまざまな友達とさまざまな場
所に行きました。例えば中学の柔道部で仲良くなった女子の先輩の A さん。この人とは 2
度遊んだのですが、 一つ目は大阪に行き、 ゲームのコラボカフェへ行き、 死ぬほどデカい観
覧車に乗り、 美味い飯と健康、睡眠の質まぁつまり人生の話をしました。 僕は高所恐怖症な
ので何を話したか覚えてません。その後、大阪の万博公園の民族博物館に行ったのですが、
これは 80 年代の民俗学者が世界中からブン取ってきたいわくつきのものばかりが展示品
(食人族が人を食べるときに使うフォーク、呪いの人形、奴隷の足枷)でまぁ博物館は綺麗
ながら薄暗く、 展示品の数的にこの空間には数百の妖精、 幽霊がいると考えると恐ろしい超
えて笑えました。まぁそんな凄い時間を過ごしました。また別日ですが、 その先輩と京都へ
行き、寺に行ってはとんでも過激映画を見て寺を見るという静と動の交互浴を楽しみまし
た。これがまずも思いつく A 先輩との思い出です。もう一つはと家が隣の幼馴染 B との思
い出です。 彼はカヌーの高校生で日本トップレベルという凄い人でムキムキのマキシマムガ
イなのですが、喋ると優しくて面白いのが魅力の人です。その人との思い出では、徹夜で散
歩をしたことです。 夜 8 時出発で京都を練り歩き、 朝帰りで家に着くという計画で出発しま
した、山をいくつか超え、24 時間営業の八坂神社に訪れました。そこでの景色は忘れるこ
とはないでしょう。そのくらい凄いものを見てしんみりするムードをブチ壊したのはその真
ん前の飲み屋街の喧騒でした。そこを通り抜ける頃には最悪すぎて笑ってました。そこから
いくつか寺を巡ったりしたのち、 鴨川デルタで日の出を見ました。 曇ってたので特別綺麗と
いうことはなく、お互い眠くて死にそうなので無言で始発に乗ってこ帰りました。でも楽し
かったのでおっけーです。
まだまだ語り尽くせていませんが、 自主的に人を誘って時間の流れに従ってなんとなく過ご
していたら絶対体験できないさまざまな良い思い出、いわば IF ルートを自らの手で掴み取
ることができた夏休みでした。それらはきっと VR より、 痩せて得る健康より、 アルバイト
での金よりも素敵なものでした。結果的に大家族の業務スーパーのレシートみたいな長さ
になってしまいましたが、満足に書けたと感じます。
来年はやり逃したこともやるはずじゃなかったこともやります。
乞うご期待!!!!!!

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