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【MTGA ブロール】5割勝てたデッキ構築〈スライムフットとスクイー〉

 先日最高気温が39℃を超えた地域もあるみたいですね。いや死ぬが?
この記事では、mtgアリーナにおける統率者戦的なフォーマット「ブロール(旧ヒストリックブロール)」において、10戦以上行った際の勝率が50%以上だったデッキを紹介いたします。
 ブロールやったことないけど興味ある!という方は詳しい構築ルールなどについてwikiを参照してみてください。よくデッキを構築する際に有名な格言として「シナジーの奴隷になるな」というのがあります。これはシナジーのために単体では活躍できないカードを採用しすぎると、シナジーの片方側を引いた場合まともに動けなくなってしまうためであり、デッキ構築を始めたばかりのころに犯してしまいがちなミスで、至極真っ当な指摘ではあります。カード同士でシナジーが繋がった時の快感に目移りせず、勝ち筋を意識してデッキを構築することが重要という、古来からの教訓ですね。カード同士のシナジーを考えているときが一番楽しいんだけどなぁ…。
 私のデッキ構築の仕方も、統率者とのシナジーありきでカードを選定しているため、この間違いを犯しやすい構築手法となっています。しかしブロールでは、統率者はマナをかければいつでも何度でも統率領域から唱えなおせるため、シナジーの再現率が高い。つまりシナジーの奴隷になったっていい…ってコト?(ホンマか?)
 みんなもブロールでシナジーの奴隷に、なろう!


統率者

 今回の統率者はこちら、スライムフットとスクイーです。

 時代は違いますが共にウェザーライト号の乗組員として活躍した二人が打倒ファイレクシアのためにタッグを組んだ、黒赤緑を固有色とする統率者です。3マナ3/3と色拘束が厳しい割にマナレシオは標準。しかしETBおよび攻撃時という緩い条件で1/1苗木トークンが出てくるので、容易に横展開ができ打点を横に伸ばせる点は優秀です。このカードの本命は起動型能力にあり、苗木1体を生け贄に捧げ、墓地にある自身とこれ以外のクリーチャー1体を同時に場に戻せるリアニメイト能力を持ちます。苗木1体の生け贄が必要とは言え、近年のリアニ呪文の相場である5マナよりも1マナ軽い4マナで起動でき、さらに自身を含め2体のクリーチャーを一気に釣り上げることができるのは非常に強力。苗木自体が自身の能力により容易に確保でき、最悪の場合自身のみを対象として起動することも可能であることから、単体でもしぶといクロック兼横並べ要員として活躍することができます。
 またマナ総量が3でありながら、自身の能力により容易に戻ってこれるという特性はサクリ台との相性も抜群。特にマナ総量を参照するサクリ台は通常トークンとの相性が悪く通常のサクリ系デッキでは採用度が落ちてしまいますが、スライムフットとスクイーを軸としたデッキであれば採用可能。さらにマイナーではありますが自力で墓地から戦場に戻れるクリーチャーカードという点では「クリーチャーカードが墓地を離れたとき」を参照するカードとの相性も良いなど、総じて墓地を活用したり生け贄ギミックを活用したりするジャンドカラーのカード達と様々なシナジーのを形成してくれるカードとなっています。
 今回はこのスライムフットとスクイーを統率者として、生け贄ギミックとリアニを組み合わせたデッキを組んでいきます。スライムフットとスクイーをサクって墓地に置きつつアドを取り、戦場に戻す際に肥えた墓地からデカブツを釣り上げてファッティで勝つ、みたいな勝ち筋を目指してみましょう。

デッキ構築

サクリ台&追加コストとして生け贄を要求するカード

 スライムフットとスクイーの能力をフルに活かすには、一度スライムフットが墓地に落ちている状態を作る必要があります。もちろんコンバットで墓地に落とすこともできなくはないですが、能動的に墓地に送れる手段があった方がリアニ能力の起動を狙いに行きやすくなります。そのためまずは、サクリ台や追加コストに生贄を要求するカードを突っ込んでいきます。特に生け贄の種となるクリーチャーのマナ総量を参照するサクリ台を強く使えるのは、この統率者ならではの特徴だと思います。

サクリ系デッキでおなじみ骨の粉砕系1マナ除去。アーティファクトやクリーチャーというゆるい生け贄の種条件で幅広いデッキにいれられるうえ、5マナでハードキャストすれば生け贄コスト
不要になる点も柔軟に活用でき便利。対処できる範囲もクリーチャーだけでなくPWまでみれる
ことから、腐ることが少ない優秀な除去。
クリーチャー限定とはいえ、この手の生け贄要求系クリーチャーとしては相場より軽い
2マナの生物がMH3でついに収録。非トークンという条件もあり、トークンで横に並んでいても
お構いなしに布告除去できる点も強力。このデッキではスライムフットとスクイーが場にいれば
それを生け贄にし墓地に落とす役割を持つ。すでに墓地にいる場合は自身を生け贄に捧げて墓地に送れば、スライムフットとスクイーの能力で釣り上げ毎ターン1体布告除去が行える。
ソーサリーとはいえ1マナ軽くなり、当時者側におまけでクロックまでついてきた
投げ飛ばし。スクイーを生け贄に捧げて墓地に落としつつ、1マナでどこでも3点火力を飛ばせる
点が優秀。スライムフットとスクイーで釣り上げたファッティを生け贄に捧げればとどめの
本体火力としても用いることができ、状況に応じて役割をこなせる便利な脚の生えた火力。
戦場を離れたとき指輪の誘惑を誘発し、クリーチャー1体を生け贄に捧げ墓地から手札に戻る
ハーフリング。しぶといクロックとして生け贄の種になりつつ、サクリ台にもなる。このデッキ
ではスライムフットとスクイーを指輪所持者にして攻撃誘発のトークン生成を狙いに行きやすく
したり、わずか1マナでスライムフットとスクイーを墓地に落としたりと、タイミングにより
様々な仕事ができることに期待して採用。
攻撃時クリーチャーを生け贄に捧げ、自身のうえに+1カウンターを置き威迫を得る機体。
2マナで先置きできるサクリ台であることが重要で、2ターン目にこれ、3ターン目にスライムフットとスクイー、搭乗して攻撃、スライムフットとスクイーを生け贄に捧げることで、
墓地に落としつつ5点威迫クロックで殴りに行ける。統率者とメリットを共有できる他の死亡誘発持ちを搭乗要員かつ生け贄に捧げることで、ブロックされにくい高打点で殴りつつ継続的に
アドバンテージを得られるため、序盤のダメージレースを支えてくれる強力な機体。
すっかりお馴染みのサクリ台。盤面のクリーチャーやアーティファクトを雑に1ドローに変えて
くれる。無孤勢団の霊裂機同様、2マナで先置きできるためスライムフットとスクイーを即墓地に仕込める点が優秀。裏面は今回もおまけかと思いきや、苗木を除去されてリアニできなくなった
墓地のスライムフットとスクイーを無理やり盤面に出し直せるため意外と役に立つ。
1、2章で相手の場にネズミトークンを生成、3章で裏返りネズミトークンのコントロールを得て、攻撃時クリーチャーを生け贄に1ドローできる3/3飛行速攻持ちのクリーチャーになる。
裏返るまでのラグを考慮しても4マナ飛行速攻3/3+1/1×2と十分なマナレシオを誇り、出たターンからサクリ台能力を起動しに行きやすい神河産英雄譚。他のサクリ台同様、スライムフットと
スクイーを墓地落としつつアドバンテージを得るために採用。
ETBで各プレイヤーにPWかクリーチャー1体を生け贄に捧げさせる人間。呪われた匪賊同様、
スライムフットとスクイーを墓地に落としつつ相手の盤面に干渉する目的で採用。相手盤面に
クリーチャーがいない場合はディスカード要求になるため腐る場面が少ない。
1点ペイとクリーチャーを生け贄に宝物トークンを生成できるゴブリン。タイミングを問わずマナコスト不要で、スライムフットとスクイーや苗木トークンを生け贄にマナ加速ができる
便利なサクリ台。スライムフットとスクイーのリアニ能力は4マナと重いので宝物による
マナ加速によりリアニ+@のダブルアクションができるようになったり、本来釣り上げるための
ファッティを素出しするためのマナを確保したりする役割も持てる。
3マナ2/3威迫絆魂と標準以上のスタッツを持ち、①マナで他のクリーチャーを生け贄に諜報1を
行える吸血鬼。後半の、墓地のカードタイプ数が5種以上なら2点ペイで1ドローできる能力に
ついては、特化しているわけじゃないので達成できればいいな程度だが、単純にドローの質を
高めつつ墓地を肥やせるサクリ台としての能力が魅力。
6マナ6/6飛行トランプルとすぐれたスタッツを持つデーモン。その単純に優秀な
戦闘能力からフィニッシャーになるほか、1マナでクリーチャーを生け贄に3枚切削できる
能力を持つため、スライムフットとスクイーを墓地に落としつつさらなる墓地に肥やしが可能で、サクリ台と墓地肥やし両方の役割を持てるデッキにフィットした1枚。
往年の名カード出産の殻を思わせるエンチャント。終了ステップ開始時デッキトップ7枚を見て、
クリーチャー1体を生け贄に捧げそのマナ総量に1を足した数以下のクリーチャーを場に出せる。
2マナで先置き出来、3ターン目にスライムフットとスクイーを展開して即生け贄に捧げ4マナ以下の生物を引っ張ってくる動きが強力。生け贄にするかどうかはデッキトップを見てから決められるため、踏み倒し先の生物の質を見てから判断できるので使い勝手がいい。
MH3で登場したピッチスペルサイクルの1つ。緑は3マナ土地加速の耕作にトークンでない緑の
クリーチャーを生け贄に捧げる代替コストが付いた。このデッキではスライムフットとスクイーを墓地に送るついでにマナコスト不要で土地加速を行う動きが強力。
ハードキャストしても3マナと標準レベルのマナコストであり、非常に使い勝手が良い1枚。
以前統率者デッキを組んだニューカペナのビビアン。+2能力が出産の殻能力となっており、
このデッキではスライムフットとスクイーを生け贄にデッキから4マナクリーチャーを引っ張ってくる動きが強力。+1の切削によっても釣り先のクリーチャーを墓地に仕込むことができるため、
統率者との相性がいい。6マナと重いが、スライムフットとスクイーに限らず、+能力を連打して
盤面に定着しつつデッキからクリーチャーを継続的に供給できるためフィニッシャーとして優秀。
1章でクリーチャー1体を生け贄にどこでも3点火力、2章で各プレイヤー1枚ディスカード、
3章で自分墓地からクリーチャー1体をリアニできる英雄譚。3点火力は除去としては少々
頼りないが、手札に来てしまったファッティを墓地に落としつつスライムフットとスクイーも墓地に仕込み、ついでに相手のリソースも削れるためデッキとの相性がいい。通常3章のリアニまでに
タイムラグがあり、ディッチャで処理されるとリアニが不発するのが使いづらく感じるが、
このデッキでは2章まで誘発すれば一応の仕事は果たせるためより使いやすい。
終了ステップにクリーチャー1体を生け贄に捧げ、そのマナ総量より少ないマナ総量を持ち
伝説でないクリーチャーをデッキから戦場に出せるファイレクシアン。スライムフットとスクイーを墓地に仕込みつつ、それによるアド損をある程度緩和できるサクリ台。これにより
アンデッドの執事やぬかるみのトリトンなど切削ができるクリーチャーを持ってこれれば、
釣り先のファッティを墓地に仕込む役割も果たせる。
5マナで6/5飛行トランプルという色拘束に見合う優秀なマナレシオに、クリーチャー1体を
生け贄に捧げるたびそのマナ総量に等しい枚数プレイヤー一人のデッキトップを追放して次の
終了ステップまで唱えられるラクドス様。毎ターン1回ではあるが自前でクリーチャーを
生け贄に捧げ破壊不能を得られる能力もあるため、衝動的ドローできるサクリ台と考えることも
できる。サクったクリーチャーのマナ総量分という条件が付いているためトークンではアドを得る
ことはできないが、このデッキではスライムフットとスクイーが主なサクリ対象となるため、
墓地送りのついでに3枚衝動的ドローができるのが強力。他のサクリ手段と合わせれば何度も
衝動的ドローができ、一気にアドバンテージを得られる。
クリーチャー1体を生け贄に土地加速ができるゾンビになった聖遺の騎士。トークンでない
クリーチャーを墓地に落とせば自身のスタッツ修整にもつながるため、自己完結性の高い能力を
持つ。このデッキでは2マナで置き、3ターン目に出したスライムフットとスクイーを即
サクって土地加速する動きが強力。そうでなくとも適当に出てくる苗木トークンや落とし子
トークンを種に土地加速できるため、本体のスタッツっも相まって非常に優秀なサクリ台。
最近のお気に入りカード。
4マナ7/6と驚異的なスタッツの代わりに、自分アップキープの開始時にクリーチャー
1体の生け贄を要求するデーモン。自身が生け贄に捧げられたとき相手に1ディスカード自分は
1ドロー1点ゲインできる能力も持つため、自分盤面に他のクリーチャーがなくても一応の仕事が
できる。このデッキではスライムフットとスクイーを墓地に落とす役割と共に、自分も適当な
タイミングで自身の能力で墓地に落ちリアニ先にもなれるため相性がいい。
クリーチャー1体を生け贄に土地以外のパーマネントをなんでも1つ破壊できる、
使い勝手のいい除去内蔵蜘蛛。呪われた匪賊同様統率者を墓地に落とすついでに盤面に干渉する役割が主だが、布告除去内蔵生物と異なり自分で破壊するパーマネントを選べるのが強力。
死亡時自身を追放し墓地のクリーチャーカード分ライフゲインできる能力も持つため、
スライムフットとスクイー同様にクリーチャーが墓地から離れたときを参照するカードの恩恵を
自力で受けられ、細かいところで様々なカードとシナジーを形成している。
土建組の長であるドラゴンの女性。6マナ6/6飛行という優れたスタッツに加え、
終了ステップ開始時にクリーチャー1体を生け贄にそのパワーに等しい分の
どこでも火力をを飛ばし、宝物トークン3つを生成する能力を持つ。6マナと重いため
リアニ能力の釣り先としての運用も考慮するフィニッシャ―枠。リアニ能力により場に出せれば
スライムフットとスクイーを生け贄に捧げることでリアニの次弾を装填できる動きが強力。
モダンで一時代を築いたお馴染みのサクリ台。不特定2マナで、マナコスト不要で、
タイミングも問わず生け贄にささげられるサクリ台で、生け贄に捧げたクリーチャーのパワー分
切削できるという狂気の墓地肥やし能力を持つ。このデッキでもスライムフットとスクイーを墓地に仕込みつつリアニ先の生物まで切削により墓地に落としに行けるため、墓地肥やしとサクリ台の役割を一手に担える相性抜群のサクリ台。

「クリーチャーカードが墓地を離れるor墓地から戦場に出る」ことを参照するカード

 スライムフットとスクイーのリアニ能力を起動するに際し墓地からクリーチャーカードが戦場に移動するため、「クリーチャーカードが墓地を離れるか墓地から戦場に出る」ことを参照するカードの能力を活かせるので何枚か入れていきます。通常複数回誘発させるのが難しい能力ですが、このデッキではサクリ台により繰り返しスライムフットとスクイーを墓地に落とせるため何度も誘発させることが可能です。

1枚以上のカードが墓地を離れるたび自身の上に+1カウンターをおけるツリーフォーク。
墓地のカード追放などでも誘発するため見た目以上に誘発条件が緩く、トランプル持ちでもある
ため放っておくとチャンプを許さない高打点クロックになってくれる。その特性上序盤の除去の的になりがちだが、死亡時パワー分ライフゲインもあるため完全な損にはならず、他のクリーチャーへの除去の避雷針として優秀な性能。ほかにも耕作の閃光のコストに充てれば1ターン目から土地加速を行えるなど、細かいところで器用に役割をこなせる。
ETBで-4/-4修整は4マナ除去としては控えめなマナ効率。しかしこれは場に残る
エンチャントであり、自分墓地のクリーチャーカードが墓地から離れるたび1点ドレインできる。
サクリファイス→スライムフットとスクイーリアニを繰り返すデッキの核となる動きで
相手のライフを直接詰められるのは手段は貴重で、-4/-4修整という対処範囲の広い除去につく
おまけと考えればかなり強力。
クリーチャーカードが墓地を離れるたび0/1植物トークンを生成し、自軍各植物の上に
+1カウンター1個を置くエンチャント。すべてのトークンにマナ能力も付与できるので、
スライムフットとスクイーのリアニ能力を起動するたびにマナ加速と盤面強化を一気に行える
強力な置物。スライムフットとスクイーから出る苗木トークンもマナクリにできるため、
リアニ能力起動用のマナを生け贄用の苗木から確保できるのも相性がいい。
MH3で登場した両面PWの1枚。表面は1マナで展開でき相打ち能力の高い接死を持つ1/2の昆虫。
クリーチャー1体が墓地から出たか唱えられた場合に、緑マナを支払うことで裏面のPWに
変身できる。このデッキではスライムフットとスクイーのリアニ能力により容易に変身を狙える。
自身がリアニされても問題なく変身できるため、わざわざ墓地肥やしに頼らずとも相手の
クリーチャーと相打ち→スライムフットとスクイーでリアニすることで変身条件を満たせる。
裏面は初期忠誠度3のプレインズウォーカー。+1能力はリアニの釣り先を墓地に仕込みつつ盤面に昆虫トークンを生成。-2能力は置物破壊。奥義は-6能力で自分墓地のクリーチャーそれぞれの、1/1昆虫であることを除きコピーであるトークンを作れる。別途手段は必要なものの、合計2マナで出てくるPWがこれらの能力を継続的に起動できると考えると破格の性能。下手に奥義起動を
狙わず、+1能力による墓地肥やし兼展開と-2能力による置物破壊を繰り返すだけで強力。

墓地肥やしカード

 スライムフットとスクイーの能力を活用するためには、サクリ台だけでなく釣り先となるファッティを墓地に落とすための墓地肥やし用カードが必要です。そのため切削や諜報などを行えるカードを突っ込んでいきます。またその時その時で必要なカードが異なり、切削では無差別に墓地に落ちるため必要なカードが手札に入らない可能性もあるため、MH3で登場した手札を整えつつ墓地も肥やせるカードも入れていきます。

ETBでプレイヤー一人に2枚切削させ、死亡時クリーチャー1体を-1/-1修整するネズミ。
大抵墓地肥やし用に切削は自分を対象にとる。このデッキではサクリ台を豊富に採用していて
死亡時能力も能動的に起動できる。タフネス-1修整は意外と侮れず、ラガバンやラノエル、オークなど除去必須級の生物を落としたりもできる。ブロックにまわせばタフネス2までは相打ちできるため、相手からすれば場に出た後も地味に厄介なクリーチャー。
ETBおよび死亡時に3枚切削できる、1マナとしてはトップレベルの墓地肥やし性能を誇るゾンビ。
クロックとしては1マナ1/1とほんとうにただ足が生えているレベルの代物なので、場に出た
あとはさっさとブロックに回すかサクリ台の生贄にしてしまおう。万一ファッティが落ちなかった場合もスライムフットとスクイーでとりあえずこれをリアニすれば、さらに墓地を肥やしに行く
こともできる。
ETBで2枚切削し2点ゲインする、墓地肥やし2マナ生物の1つ。これは接死持ちであり
ブロッカ-としての性能が高く、ゲーム終盤に引いても全くの無駄にはならない点が優秀。
メインフェイズ開始時に3枚切削できるエンチャント。継続的に3枚墓地が肥やせるだけでも
2マナとしては効率がいいが、さらに①マナと3点ライフを支払うことで切削した中から1枚
手札に加えられるため、切削特有の手札に欲しいカードが落ちてしまう現象を緩和できるのが
魅力。クリーチャーカードを手札に戻せば陰湿の根などの能力も誘発させられるため、
ただの墓地肥やしにとどまらず様々なカードとシナジーする優秀な一枚。
ETBで3枚切削する墓地肥やし2マナの1枚。これはさらに死亡時自身を追放すると墓地の
クリーチャーカード1枚を手札に加えられるので、チャンプブロックやサクリ台による生け贄に
より肥えた墓地から自力でリソースを回収できるのが優秀。盤面に苗木がなく統率者をリアニ
できなくなると統率領域からも唱えられなくなるので、その際にスライムフットとスクイーを
手札に戻せるのもありがたい。
ETBで3枚切削し、クリーチャーが死亡するかライブラリーから墓地に置かれる度
1点ライフルーズができる犬。6マナと重いためフィニッシャー枠ではあるが、ETBの切削で
さらに墓地を肥やし追加のファッティを探しに行く潤滑剤の役割も果たす。サクリファイスや
スライムフットとスクイーリアニ能力起動、さらに切削などありとあらゆる行動により1点ルーズが誘発するため、終盤に定着すれば盤面を無視して決着をつけに行くこともできる。
ETBでクリーチャーに3点火力を飛ばし、クリーチャーが1体以上死亡するたび
1枚切削しこれのうえに血痕カウンターを置き、5個以上置いていればこれを生け贄に捧げ
自分の墓地にあるクリーチャーを手札に回収できるエンチャント。墓地肥やしは1枚切削と
少なく、クリーチャーが5体以上死亡しないと回収もできないため総じて悠長ではあるが、
これらがクリーチャーへの3点火力のおまけについてくると考えればまぁ優秀。
トランプルにより戦闘ダメージを通しに行きやすく、プレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび
諜報を行える人間。諜報の数字が3と大きく、通常ドローの質を大きく上げるついでに墓地肥やしにも貢献できる。昂揚達成で+2/+2修整を受ける能力も墓地肥やしが豊富な本デッキでは比較的
達成しやすく、中盤以降も戦力として運用できるクロックとして採用。
カルロフ邸殺人事件で収録された、ETBで諜報ができるタップイン2色ランド。
土地の枠でデッキトップを操作できるのが強力なのは占術ランドの示す通り。
さらにトップを墓地に落とせるので、土地枠でドローの安定化と墓地肥やしを両立
できるようになった。なんと基本土地タイプを持ってもいるので、呪文にもよるが土地サーチで
持ってこれる可能性も高くなっている。このデッキに限らずほとんどのデッキで入れている土地。
デッキトップ3枚を衝動的ドローできるソーサリー。追放したカードはこのターン中しか使えず
このままではめくる枚数が増えた代わり使いづらくなった衝動的ドロー呪文。しかし終了ステップ開始時に追放されていたカードをすべて墓地に置き、その枚数だけ落とし子トークンを生成できるのは唯一無二。3ターン目に撃って実質3枚切削しながら一時的だが3マナ加速する動きが強力で、
本来素出しするまでは相当に時間がかかるフィニッシャーを4ターン目にいきなり
出すことができる。もちろん後半には衝動的ドローとして一気に3枚見ることができるため、
ゲームの状況に応じていつでも役割を持てる強力なスペル。
トップ4枚にアクセスでき、その中から1枚をピックしつつ落とし子トークンを生成する
ソーサリー。残りのカードは墓地に置かれるため、現状必要なカードを探しに行きつつ
墓地を3枚肥やしつつ1マナ加速すると、地味にめちゃくちゃやっているソーサリー。
これ1枚あればキープ基準になる程度には、序盤の動きを支えてくれる優秀なスペル。

PIG能力持ちのクリーチャー

 死亡時能力を持つクリーチャーはこのデッキに複数採用されているサクリ台の恩恵を共有できるため、死亡時能力持ちのクリーチャーの中からいくつか突っ込んでいきます。特にETB能力も持っているクリーチャーは、スライムフットとスクイーでリアニすることでも繰り返し能力誘発が狙えるため相性がいいです。

ETBで墓地のクリーチャー1体に、自身よりマナ総量の大きいクリーチャーが死亡した際に
自身をリアニする能力を永久に付与できるスピリット。2マナクリーチャーに能力を付与すれば
哀悼の神の死亡に誘発して戦場に戻せるほか、スライムフットとスクイーの死亡に際しても誘発
して戦場に戻せる。ファッティをリアニはできないが、低マナの切削生物を蘇生し継続して墓地を
増やすような動きが狙える。
ETBで自軍全クリーチャーに、死亡したときライブラリーに自身を戻して切りなおした後調査を
行える能力を付与する人間。誘発に際してデッキに戻ってしまうのはディスシナジーではあるが、
単純にカード1枚分のアド損を補えるようになるのは便利。リアニする予定のない低マナの
墓地肥やし生物などをデッキに戻しつつドローで手札を補充する動きが理想。
キャスト時および死亡時に落とし子トークンを生成する、シンプルにして優秀なマナ加速要員。
すっかり緑系デッキでおなじみのカードになっているが、このデッキでもサクリ台による能動的
生け贄で落とし子トークンを生成できるのでやはり相性がいい。落とし子生成条件がETBでなく
キャスト時なので、スライムフットとスクイーのリアニでは落とし子生成を誘発できない点が
惜しいところ。
ETBおよび死亡時に苗木トークンを生成できるファンガス。3マナ1/2とあまりにも貧弱な
スタッツだが、持っているカードの中では貴重な苗木生成源であり、かつ一応マナクリとしての
役割を持てる点を評価して採用。苗木トークン自体は1/1で除去されやすく、スライムフットと
スクイーの能力による生成だけでは盤面に維持できないこともあるため、デッキに無理なく入り
実質3体分の苗木を供給してくれるのはありがたい。
ETBで3点ゲインでき、PIGで4/4トークンを1体生成できるサイ。5マナ5/3トランプルと攻撃的な
スタッツを持ち、死亡してもPIG能力によりボードアドバンテージを維持できるので、ライフを
詰めに行きやすいアタッカー。ETB・PIG能力を両方持っているためスライムフットとスクイーとも
相性が良く、さらに奇襲で唱えれば自ら墓地に行きつつ1ドローまで行える。ゴルガリ系の
墓地利用デッキと総じて相性の良いカードの1枚。
ETBで自身のコピートークンを2体場に出し、死亡時同じ名前を持つクリーチャーの上に
パワー分の+1カウンターを置くチーターマンサテュロス。1体が死亡するたび場にいる残りの
三つ子のスタッツが倍になっていく。死亡したこれをスライムフットとスクイーでリアニすれば、
再び三つ子トークンを生成しさらなるサイズアップも狙えるフィニッシャー。
ETBおよびパワー4以上のクリーチャーが戦場に出るたび1ドローし3点ゲインできる恐竜。
死亡時これのコピートークンを生成できるため場持ちの良いフィニッシャー。死亡後
これのトークンがいる場にスライムフットとスクイーのリアニ能力で再び場に出せれば、
今度は2体分のドローとライフゲインが誘発し、一気に劣勢を覆せる。
ブロールにおける過労死枠その1。色を問わず土地加速ができドローもできると、
腐る要素が全くなくどのデッキでも採用できる。いつもお世話になっています。しいていえば
死亡時誘発であるため追放除去に無力である点だけが弱点か。
ブロールの過労死枠その2。ETB能力はライフゲインと恩恵が薄い代わりに、死亡時ではなく
戦場を離れたとき誘発でドローができるため、バウンスや追放などでもカードを引ける点が強み。

リアニメイト呪文&墓地参照カード

 墓地が良く肥えるデッキなので、スライムフットとスクイー以外の釣り竿も少しだけ用意しておきます。リアニ呪文自体は特に統率者とシナジーするわけではないのでほんとうに強力なカードやデッキの動きにフィットするカードだけの採用にとどめています。

わずか1マナでマナ総量を問わず、自他の墓地すら問わずリアニメイトできるのはリアニ呪文
としてはあまりに破格。デメリットとしてマナ総量分のライフペイが発生するが、得られる
恩恵を考えればさすがに些細なコストだといえるだろう。
墓地のアーティファクトやクリーチャー1つを回収し、そのマナ総量に等しい
点数のダメージをクリーチャーかプレインズウォーカー1つに与えるソーサリー。
4マナと重いが墓地回収と火力除去を両立できるためうまくハマればかなりの
アドバンテージを得られる1枚。
ETBで墓地のクリーチャー1体を+1カウンターが2個置かれた状態で
戦場に戻すエンチャント。リアニ呪文の相場としてはおまけがあるとはいえ
標準レベルのマナ効率だが、これはさらに伝説のクリーチャーが死亡するたび
対戦相手にそれのパワー分のダメージを与えられるため、スライムフットとスクイーを墓地に
落とす過程で対戦相手に火力を飛ばせるので、デッキの動きとのシナジーがある一枚。
無理やりねじ込んだ我が魂のカード。比較的墓地が肥えるデッキであるため
やれないこともない。それなりのサイズを持ったトークンが毎ターン出るため、ピン除去で
完全に対処するのは難しく、スライムフットとスクイーで繰り返しリアニされたらかなり
厄介な存在ではないだろうか。まあ全体除去で一掃されるし墓地を吹き飛ばされるだけで
一気に貧弱になるんですが。相手の墓地も参照できたらなぁ。

太古の番人、ネマタ

 これだけ個別に取り扱う感じになってしまいましたが、苗木の供給源かつ余った苗木トークンの有効利用先として、太古の番人、ネマタも突っ込んでみました。が、動かしてみたらスライムフットとスクイーのトークンだけで十分回る感じだったので、他の相性のいいカードに代えようかなと考えている枠です。

一応、相手クリーチャーの死亡を追放に置換できる能力自体が死亡誘発や
墓地利用を咎められるため、ブロール環境においては強力。苗木トークンを
リソースに変換できる能力については、苗木限定のサクリ台的な感じで正直使いづらかった。
また到達持ちとはいえ4マナ3/4というサイズは少々心もとなく、なかなかかゆいところに
手が届かない感じ。いずれこれを統率者にしてリベンジしてみたい。

いつもの便利なカード達

 黒・緑・赤のデッキを組むときにいつもお世話になっている便利なカード達を突っ込みます。

通常無色マナ、伝説の呪文を唱えるためにのみ好きな色1色を唱えられるマナクリ。
1ターン目にマナクリを置ければ2ターン目にスライムフットとスクイーを出すロケットスタート
ができるが、3色故タップインが多く再現性が低いため、伝説の呪文であれば好きな色マナを供給できるこれ1枚にとどめている。
いつもの便利な除去カード達。格闘は削ってもっと確定除去増やした方がイイかも。
全体除去カード達。ライフさえ払えばほとんどのクリーチャーに対処できる毒の濁流と、
PWにも同時に触れて、いざという時は攻勢にも使える家の焼き払いをチョイス。
アリーナではカード名が大変なことになっている伝説のエンチャント。
ETBで各クリーチャーに接死カウンターを置き、伝説のクリーチャーが戦闘ダメージを
与えるたび1ドローできるドローソース。
土地を置くだけで勝手に手札が増えていくゴルガリの特権的カード。
ドラフトされるカードの多くが苗木トークンを供給できるカードであるため、
一応統率者とのシナジーもある。

出来上がったものがこちらになります。

統率者
1 スライムフットとスクイー (MOC) 447

デッキ
3 山 (DMU) 273
5 森 (DMU) 276
5 沼 (DMU) 269
1 狂(きょう)気(き)の祭(さい)壇(だん) (BRR) 3
1 見(み)捨(す)てられし者(もの)の王(おう) (MID) 110
1 狩(か)りに出(で)るビビアン (SNC) 162
1 血(ち)生(なま)臭(ぐさ)いスパイ (SNC) 93
1 カルダールの悪(あ)しき復(ふっ)活(かつ) (KHM) 217
1 聖(せい)遺(い)のワイト (MH3) 207
1 疫(えき)病(びょう)造(づく)り師(し) (GRN) 82
1 空(そら)漁(りょう)師(し)の蜘(く)蛛(も) (BRO) 221
1 デーモゴスの悲(ひ)哀(あい)喰(く)らい (STX) 175
1 呪(のろ)われた匪(ひ)賊(ぞく) (MH3) 80
1 無(む)感(かん)情(じょう)の売(ばい)剣(けん) (WOE) 221
1 邪(じゃ)悪(あく)鳴(な)らし (MH3) 161
1 不(ふ)可(か)能(のう)の一(いち)瞥(べつ) (MH3) 124
1 魂(たましい)の弱(じゃく)体(たい)化(か) (MKM) 106
1 柳(やなぎ)の霊(れい) (MID) 207
1 陰(いん)湿(しつ)な根(ね) (MKM) 208
1 不(ふ)死(し)のさざ波(なみ) (MH3) 107
1 出(しゅっ)産(さん)の儀(ぎ) (MH3) 146
1 用(よう)心じん)棒(ぼう)、ラクドス (OTJ) 226
1 るつぼのゴライアス、ケテク (ONE) 206
1 消(しょう)化(か)の泥(でい)塊(かい) (MID) 177
1 エルドラージの再(さい)利(り)用(よう)者(しゃ) (MH3) 150
1 作(さ)業(ぎょう)場(ば)の戦(せん)長(ちょう) (SNC) 165
1 荒(あら)々(あら)しい三(み)つ子(ご) (WOE) 172
1 真(ま)面(じ)目(め)な身(み)代(が)わり (M21) 239
1 哀(あい)悼(とう)の神(かみ) (Y22) 14
1 アンデッドの執(しつ)事(じ) (VOW) 133
1 古(こ)物(ぶつ)蒐(しゅう)集(しゅう)家(か) (Y22) 46
1 サリッドの移(い)植(しょく)者(しゃ)、スライムフット (Y23) 26
1 地(ち)下(か)の地(ち)下(か)のマイコニド (HBG) 226
1 かじりつく害(がい)獣(じゅう) (BRO) 101
1 忍(にん)耐(たい)強(づよ)く企(たくら)む者(もの)、ゴラム (LTR) 84
1 A-回(かい)路(ろ)の修(しゅう)理(り)屋(や) (NEO) 242
1 タリアンの日(にっ)誌(し) (LCI) 126
1 無(む)孤(こ)勢(せい)団(だん)の霊(れい)裂(れつ)機(き) (NEO) 113
1 崩(ほ)老(ろ)卑(び)への貢(こう)納(のう) (NEO) 124
1 巣(す)穴(あな)の魂(たましい)商(しょう)人(にん) (MH3) 110
1 耕(こう)作(さく)の閃(せん)光(こう) (MH3) 154
1 焼(しょう)却(きゃく)するもの、ジアトラ (SNC) 231
1 太(たい)古(こ)の番(ばん)人(にん)、ネマタ (DMU) 209
1 ラクドスの加(か)入(にゅう) (OTJ) 225
1 宝(ほう)物(もつ)庫(こ)生(う)まれの暴(ぼう)君(くん) (BIG) 20
1 縫(ぬ)い師(し)への供(きょう)給(きゅう)者(しゃ) (M19) 121
1 戦(せん)慄(りつ)の猟(りょう)犬(けん) (MID) 97
1 血(けっ)痕(こん)鑑(かん)定(てい) (MKM) 189
1 紅(ぐ)蓮(れん)の再(さい)誕(たん) (MH3) 200
1 再(さい)活(かっ)性(せい) (OTP) 18
1 滅(めっ)殺(さつ)の眼(まな)差(ざ)し (ONE) 80
1 ぬかるみのトリトン (THB) 105
1 家(いえ)の焼(や)き払(はら)い (MID) 131
1 喜(よろこ)ぶハーフリング (LTR) 158
1 毒(どく)の濁(だく)流(りゅう) (MH3) 277
1 砕(さい)骨(こつ)の巨(きょ)人(じん) (ELD) 115
1 豊(ほう)穣(じょう)の碑(ひ)文(ぶん) (ZNR) 186
1 暗(あん)殺(さつ)者(しゃ)の戦(せん)利(り)品(ひん) (MKM) 187
1 大(たい)食(しょく)の幼(よう)生(せい)、グリスト (MH3) 251
1 残(ざん)忍(にん)な剥(は)ぎ取(と)り (SIR) 234
1 ヴラスカ仲(なか)間(ま)にが加(くわ)わった (OTJ) 236
1 大(たい)群(ぐん)への給(きゅう)餌(じ) (ZNR) 102
1 統(とう)率(そつ)の塔(とう) (ELD) 333
1 虹(にじ)色(いろ)の眺(ちょう)望(ぼう) (SPG) 38
1 ジアトラの試(し)練(れん)場(じょう) (SNC) 261
1 屈(くっ)曲(きょく)地(ち)帯(たい) (MH3) 232
1 見(み)捨(す)てられた交(こう)差(さ)路(ろ) (Y22) 63
1 土(ど)建(けん)組(ぐみ)一(いっ)家(か)の監(かん)督(とく)所(しょ) (SNC) 255
1 花(はな)盛(ざか)りの湿(しっ)地(ち) (OTJ) 266
1 闇(やみ)孔(あな)の小(こ)道(みち) (KHM) 254
1 ラノワールの荒(こう)原(げん) (BRO) 264
1 死(し)天(てん)狗(ぐ)茸(だけ)の林(りん)間(かん)地(ち) (VOW) 261
1 黒(くろ)割(わ)れの崖(がけ) (ONE) 248
1 荒(こう)廃(はい)踏(ふ)みの小(こ)道(みち) (KHM) 252
1 憑(ひょう)依(い)された峰(みね) (MID) 263
1 硫(い)黄(おう)泉(せん) (DMU) 256
1 銅(どう)線(せん)の地(ち)溝(こう) (ONE) 249
1 岩(いわ)山(やま)被(かぶ)りの小(こ)道(みち) (ZNR) 261
1 カープルーザンの森(もり) (DMU) 250
1 落(らく)石(せき)の谷(たに)間(ま) (MID) 266
1 地(ち)底(てい)の遺(い)体(たい)安(あん)置(ち)所(じょ) (MKM) 271
1 眠(ねむ)らずの小(こ)屋(や) (WOE) 258
1 根(ね)絶(だ)やし根(ね) (MH3) 259
1 商(しょう)業(ぎょう)地(ち)区(く) (MKM) 259
1 大(だい)音(おん)声(じょう)の劇(げき)場(じょう) (MKM) 266
1 悪(あく)意(い)の神(しん)殿(でん) (THB) 247
1 見(み)捨(す)てられたぬかるみ、竹(たけ)沼(ぬま) (NEO) 278
1 反(はん)逆(ぎゃく)のるつぼ、霜(そう)剣(けん)山(ざん) (NEO) 276
1 耐(た)え抜(ぬ)くもの、母(ぼ)聖(せい)樹(じゅ) (NEO) 266

 インポート用に英語版のリストも載せておきます。
Commander
1 Slimefoot and Squee (MOC) 447

Deck
3 Mountain (DMU) 273
5 Forest (DMU) 276
5 Swamp (DMU) 269
1 Altar of Dementia (BRR) 3
1 Lord of the Forsaken (MID) 110
1 Vivien on the Hunt (SNC) 162
1 Sanguine Spy (SNC) 93
1 Kardur's Vicious Return (KHM) 217
1 Wight of the Reliquary (MH3) 207
1 Plaguecrafter (GRN) 82
1 Skyfisher Spider (BRO) 221
1 Daemogoth Woe-Eater (STX) 175
1 Accursed Marauder (MH3) 80
1 Callous Sell-Sword (WOE) 221
1 Malevolent Rumble (MH3) 161
1 Glimpse the Impossible (MH3) 124
1 Soul Enervation (MKM) 106
1 Willow Geist (MID) 207
1 Insidious Roots (MKM) 208
1 Ripples of Undeath (MH3) 107
1 Birthing Ritual (MH3) 146
1 Rakdos, the Muscle (OTJ) 226
1 Kethek, Crucible Goliath (ONE) 206
1 Consuming Blob (MID) 177
1 Eldrazi Repurposer (MH3) 150
1 Workshop Warchief (SNC) 165
1 Gruff Triplets (WOE) 172
1 Solemn Simulacrum (M21) 239
1 Kami of Mourning (Y22) 14
1 Undead Butler (VOW) 133
1 Antique Collector (Y22) 46
1 Slimefoot, Thallid Transplant (Y23) 26
1 Undercellar Myconid (HBG) 226
1 Gnawing Vermin (BRO) 101
1 Gollum, Patient Plotter (LTR) 84
1 A-Circuit Mender (NEO) 242
1 Tarrian's Journal (LCI) 126
1 Mukotai Soulripper (NEO) 113
1 Tribute to Horobi (NEO) 124
1 Warren Soultrader (MH3) 110
1 Flare of Cultivation (MH3) 154
1 Ziatora, the Incinerator (SNC) 231
1 Nemata, Primeval Warden (DMU) 209
1 Rakdos Joins Up (OTJ) 225
1 Vaultborn Tyrant (BIG) 20
1 Stitcher's Supplier (M19) 121
1 Dreadhound (MID) 97
1 Blood Spatter Analysis (MKM) 189
1 Pyretic Rebirth (MH3) 200
1 Reanimate (OTP) 18
1 Annihilating Glare (ONE) 80
1 Mire Triton (THB) 105
1 Burn Down the House (MID) 131
1 Delighted Halfling (LTR) 158
1 Toxic Deluge (MH3) 277
1 Bonecrusher Giant (ELD) 115
1 Inscription of Abundance (ZNR) 186
1 Assassin's Trophy (MKM) 187
1 Grist, Voracious Larva (MH3) 251
1 Grim Flayer (SIR) 234
1 Vraska Joins Up (OTJ) 236
1 Feed the Swarm (ZNR) 102
1 Command Tower (ELD) 333
1 Prismatic Vista (SPG) 38
1 Ziatora's Proving Ground (SNC) 261
1 Twisted Landscape (MH3) 232
1 Forsaken Crossroads (Y22) 63
1 Riveteers Overlook (SNC) 255
1 Blooming Marsh (OTJ) 266
1 Darkbore Pathway (KHM) 254
1 Llanowar Wastes (BRO) 264
1 Deathcap Glade (VOW) 261
1 Blackcleave Cliffs (ONE) 248
1 Blightstep Pathway (KHM) 252
1 Haunted Ridge (MID) 263
1 Sulfurous Springs (DMU) 256
1 Copperline Gorge (ONE) 249
1 Cragcrown Pathway (ZNR) 261
1 Karplusan Forest (DMU) 250
1 Rockfall Vale (MID) 266
1 Underground Mortuary (MKM) 271
1 Restless Cottage (WOE) 258
1 Stump Stomp (MH3) 259
1 Commercial District (MKM) 259
1 Raucous Theater (MKM) 266
1 Temple of Malice (THB) 247
1 Takenuma, Abandoned Mire (NEO) 278
1 Sokenzan, Crucible of Defiance (NEO) 276
1 Boseiju, Who Endures (NEO) 266

10戦くらいやった後の勝率

Untapped. ggより

 勝率は17戦やって59%。先攻勝率が71%、後攻勝率が50%でした。デッキの動きを覚えるまでにかなり時間がかかったため、試合数が普段よりも多くなってしまいました。回してみた感覚として、総じて律儀に盤面の対処に時間を使ってくれる相手には有利なデッキという感じでした。統率者をはじめとして多くのクリーチャーが除去されても何らかの仕事ができるうえ、統率者のリアニにより容易に戻ってこれることから、破壊除去があまり苦にならないのがこのデッキの強みであり、デッキ内容があまり予測できない相手にとっては若干初見殺し的に働いた要素でもありましたね。まあそのまま場にいればどんどん苗木トークンが横に広がっていくので、相手にしてみれば除去したい脅威であることは間違いないのですが、こちらにしてみれば墓地に落ちる分には問題ないどころか友情コンボとして働く場面も。順調に土地が伸びれば4ターン目にはリアニが起動できるので、布告除去内蔵生物を繰り返し蘇生して盤面をズタズタにしたりサクリ台で再度生け贄に捧げアドを重ねたり、ファッティが墓地に落ちていれば一気にゲームを決めにいくことも可能で。相手がこちらの盤面の対処に気を取られラグっているうちにライフを削り切ることができます。ゲームレンジでいえばミッドレンジ的?ゲーム中盤で主導権を握りやすいデッキな気がします。逆に自分の動きに専念され早い段階で盤面を作られるとキツイ印象。対戦履歴を見ると〈迷える探求者、梓〉や〈報奨の祝賀者、イモーティ〉、〈神話紡ぎのポック〉など、素早いマナ加速からの大型連打を行うランプに特化したデッキに対しては負けが込んでいる感じですね。

なんかいつもこの人たちにボコボコにされているような…

なんとなーーーくのデッキの回し方

 初手にサクリ手段か墓地肥やし源のどちらかがあればキープします。2ターン目に展開できる墓地肥やしorサクリ台があれば大満足キープ。

この辺が来たら大満足

3ターン目には、相手が打消しを構えていようとほぼ必ずスライムフットとスクイーを展開します。苗木トークンが場に出ないとリアニ能力を起動できないので、打ち消されたら特に回収手段がない場合統率領域に戻しましょう。スライムフットとスクイーが場に出た後は、なるべく早い段階でサクリ台などにより墓地に落としつつ、諜報や切削などで墓地を肥やしに行きましょう。この時、苗木トークンはなるべく大事にして、盤面に残しておきます。苗木トークンが場にいないとスライムフットとスクイーのリアニメイト能力を起動できず、デッキがうまく回らないので(n敗)。できるだけ他のクリーチャーが墓地に仕込めた状態で、リアニ能力を起動し戦場に戻します。もちろんフィニッシャー級の5~7マナクリーチャーが落ちていればそれが一番いいですが、そうでなくとも何かしらクリーチャーが落ちていれば即起動しちゃって大丈夫です。2体リアニメイトできた時点でシンプルに1枚分以上のアドバンテージが得られるうえ、サクリ台の種として継続的にクリーチャーが場にいることがこのデッキでは重要になるためです。

この辺がプレミアムだが…
この辺のしょうもないクリーチャーでもいい。
切削でさらに墓地を肥やしフィニッシャーを仕込みに行ける。

 また墓地からカードが離れることを参照するカードが場に出ている場合やサクリ台が場に残っている場合には、スライムフットとスクイー1体だけでもいいのでさっさとリアニしちゃいましょう。

この辺が引けていれば、リアニするだけでメリットが得られる。
何度も蘇生してこの辺のサクリ台の生贄に捧げるだけでも強力。

 勝ち筋はフィニッシャーとなるファッティで殴り勝つのが主になります。一応〈戦慄の猟犬〉によるライフルーズや〈ラクドスの加入〉の生け贄誘発火力によるダメージなど飛び道具もあるものの少ないため、死亡誘発でのドレイン系生物を何枚か採用してもいいかもしれません。その際は、生け贄の種になる以外に役割を持つことが少ない死亡誘発持ちクリーチャーとの入れ替えになるでしょうか。

この辺が入れ替え候補

 今回はかなりデッキづくりに難航しました。正直デッキ内容はまだまだ洗練できると思うので、もう少し回しながら改造していこうと考えています。サクリファイス系デッキは毎回、サクリ台と生け贄の種供給用カード、死亡誘発持ちカードなどの配分に悩み、結果として微妙なデッキになってしまうことが多く難しいですね…。

 現在のリストは改善途中であり、今後も適宜変更していくものになります。気になった方はぜひ自分好みにカスタマイズして使用してみてください。

 それでは、またどこかで。


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