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【MTGA ブロール】5割勝てたデッキ構築〈インガとエシカ〉

 最近、にじさんじ所属のバーチャルライバー社築さん・花畑チャイカさん・加賀美ハヤトさんの3人が月一で配信しているパック向き雑談を流しながらアリーナをやるとすごいはかどって助かっています(自分語り)。
 この記事では、mtgアリーナにおける統率者戦的なフォーマット「ブロール(旧ヒストリックブロール)」において、10戦以上行った際の勝率が50%以上だったデッキを紹介いたします。
 ブロール?統率者戦?何が言いてぇ…という方は詳しい構築ルールなどについてwikiを参照してみてください。細かいことは考えず、とりあえず持っているカードを放り込んで遊んでも許される、それがブロール(諸説あり)!
 みんなもブロール、やろう!


統率者

 今回の統率者はこちら、インガとエシカです。

 機械兵団の進軍に収録された伝説のクリーチャーコンビサイクルの1つ。ファイレクシア侵攻に対抗するため協力するエシカとインガが描かれます。このサイクルフレイバーたっぷりでほんと好きです。特に好きなのはクロクサとクノロス。

エイスリオス「もう全部あいつらだけでいいんじゃないかな…」

 話をインガとエシカに戻すと、緑青を固有色とする4マナの伝説のクリーチャー。スタッツは4マナ4/4と標準ですが能力が強力で、自分のコントロールするすべてのクリーチャーがクリーチャー呪文限定のマナクリになる能力を持ちます。さらに警戒を付与するので、コンバットの邪魔をせずにマナを使えるのも魅力。さらにクリーチャーを唱えたとき、それを唱えるためにクリーチャーからのマナが3マナ以上使われていたならばカードを1枚引けるリソース補充能力を持ちます。若干条件は厳しめですが、ランプ先のクリーチャーを唱えることで次のクリーチャーを引きに行けるため、ランプデッキ特有のリソース切れを緩和できるのも強力です。支払われるクリーチャーからのマナはインガとエシカの能力によるマナでなくてもよいので、例えばマナクリ自身の能力で1体から2マナ支払われた場合にも能力は誘発します。
 今回はインガとエシカを統率者として、至極単純なランプデッキを作っていきます。ファッティこそ正義!マナこそパワー!いい時代になったもんだ!

デッキ構築

「クリーチャー呪文を唱える」または「クリーチャーが戦場に出る」ことで誘発する能力を持つクリーチャー

クリーチャーが戦場に出るたび、それが自身よりも大きなパワーかタフネスを持っている場合
デカくなるクリーチャー。放っておくだけででかくなるうえ、1マナで相手の除去を吸える
カードは本命のカードを通しやすくしてくれるため避雷針としても優秀。
ETBで宝物を生成し、他のクリーチャーが戦場に出るたび1点ライフゲインできる。
1回使い切りではあるが、相手の除去に寄らずほぼ確実に1マナ出せるマナクリとしての役割が主。
しかしクリーチャーが出るたびライフゲインする能力も馬鹿にならず、除去がためらわれる生物
ではあるが放置しておくとダメージレースに影響する程度にはライフを回復してくれる。
進化する適応体同様デカくなる能力に、警戒という優秀なキーワード能力を持った、
序盤の攻防を有利に進めてくれるクリーチャー。能力が誘発したときに手掛かりトークンを
生成でき、後続の確保まで自分でやってしまうのはちょっと強すぎる。往年の名カードである
不屈の追跡者を思わせる優秀なクリーチャー。
ETBで1マナ出せて、パワー4以上のクリーチャーが戦場に出るたび1ドローできる。
通常キャストでは出たターンにドローするのは難しいが、これは計画を持っており、
1ターンずらすが0マナでキャストできるため、タイミング次第ではかなりのアドを得られる。
インガとエシカもパワー4であるため、先駆者のドローを誘発させられる。
クリーチャー1体が戦場に出るたび、それの上にそのクリーチャーのパワー分
+1カウンタ―を載せるという、ちょっと何言ってるか分からない系強化クリーチャー。
何気に計画で1ターンずらせば0マナで唱えれられるため、複数展開でき一気に
盤面をムキムキにできる。自身も5/5に到達トランプルと強力なスタッツを持ち、
まさに令和の緑を体現したかのような筋肉の暴力。ぶっちゃけ大好き。
自身やパワーが4以上のクリーチャーが出るたび1ドローして3点ゲインできる恐竜。
これが死亡したとき、自身がトークンでなければこれのコピーであるトークンを生成でき、
一度場に出せれば盤面不利やダメージレースをひっくり返し得るポテンシャルを持つ。
本デッキではインガとエシカの能力で大量にマナが出るため、後続のクリーチャー展開による
ドロー能力も複数起動でき得る。
クリーチャーを唱えるたび+1カウンターを置けるドライアド。
進化する適応体や目ざとい新人と異なり、クリーチャーなら何でも誘発する代わり
唱えたとき誘発となっている。また死亡したとき上に載っているカウンターを他のクリーチャーに
乗せられるため、積極的にアタックに行きつつ死亡しても盤面を維持できる。
クリーチャーを唱えるたび置物破壊かトップ5枚から土地を出すか4点ゲインを選べるゴリラ。
緑トリプルシンボルと色拘束がきついが、5マナ5/7で制限のないクリーチャー呪文誘発能力を
持ちクリーチャーを多用するデッキで採用を検討できる。
このデッキではインガとエシカの能力により色拘束はさほど気にならない。

マナクリ

 このデッキでは1,2ターン目のマナクリ展開でインガとエシカの3ターン目の着地に貢献できるうえ、着地後はインガとエシカの能力によるマナ加速とドローに寄与するため、マナ加速の手段としてクリーチャーを多数採用します。

わずか1マナで手札から追加で土地を出せるマナクリ。土地の種類に制限がないので、
タップインする各種多色土地を出せばタップイン土地特有のタイムラグをなくせる。
出さえすれば仕事が終わり、除去に左右されない点はラノエルよりも優れているが、
手札の土地枚数に左右される点ではラノエルなどのマナクリに劣る点。
パワーはないがタフネスが3あり到達もあるため、何気にブロッカーとしても優秀。
樹上の草食獣同様1マナで土地を1枚出せるマナクリ。1/1になった代わりに
エンチャントタイプが付き、魂力で森2枚を手札に創出する能力も有するようになった。
エンチャントタイプである点でも様々なカードとシナジーするようになり、魂力能力で
終盤でもとりあえずの仕事ができるようになった点が樹上の草食獣にはない強み。
ETBで土地1つを生け贄に捧げ基本土地2つを場に出せる、いわゆる砕土の能力を持ったエルフ。
出た後は1/1のバニラだが、このデッキではインガとエシカの能力によりマナクリとして
利用することができる。このように、同じ効果の土地加速呪文や打ち消し呪文でも
なるべくクリーチャータイプを持つカードを優先してこのデッキでは採用している。
3マナ4/4警戒と優れたスタッツを持つが、土地が7枚以上ないと攻撃もブロックもできない恐竜。
たいていETBで土地を1枚持ってこれる土地加速能力の方をメインに採用される。
このデッキでも土地加速手段としての採用だが、インガとエシカによりマナクリにできるため
このデッキではより活用手段が増える。
ETBおよび攻撃誘発で3枚切削し墓地から土地を出せる亀。
後半の土地の起動型能力に関する記述はこのデッキではインクの染み。
一応多色ミシュランや不詳の安息地など活躍の機会がないわけではない。
言わずと知れたクソツヨタイタン。名だたるフォーマットで禁止指定を受けているが、
ブロールでは使えます。ETBのゲイン能力、土地加速能力、脱出能力による終盤の
フィニッシャー兼マナフラ受けと、ランプデッキに必要な能力をすべて兼ね備えており、
このデッキでも使わない理由はない。
カウンターが5個置かれ、置かれている間はクリーチャーではなく土地として扱うという
変わったクリーチャー。緑青1マナずつ加える能力を持ち、実質的な2マナファクトとして働く。
呪文を唱えるたびカウンターを取り除いてもよく、カウンターが無くなったら12/12という
バカげたサイズのクリーチャーになる。戦場に出た後はクリーチャー扱いではないが、手札にいるときはクリーチャーなので、実はインガとエシカのマナクリ能力で唱えられるのもうれしい。
極楽長と並びマジックの看板的1マナのマナクリ。
カードパワーがドンドンインフレしていく現代マジックにおいて、それでも1マナの
マナクリがスタンダードに刷られない理由は、ブロールや下環境での働きを見れば一目瞭然。
2ターン目に3マナの動きができる動きはいつの時代も相変わらず強力。
ラノワールのエルフの同型別カード。それだけといえばそれだけだが、
同じ性能のカードが2種類使用できることによる動きの再現性の向上はすさまじい。
名前も次元に関係なく収録できるようになったわけだし、間違ってスタンダードの
カードププールで刷られる日が来るかもしれない。備えよう。
2マナのマナクリの1つ。令和の2マナクリには何かしらの能力が追加されるのが
当たり前になっているが、これは土地を速攻持ち3/3クリーチャーにできる能力を持っている。
アリーナ版では調整が入り、土地のサイズが4/4になった。
2マナクリの1つ。これはタップ状態になる度墓地追放ができる。
追放するたび油カウンターを置き、3個以上置かれると3/3になりコンバットにも
参加できるようになる。マナ加速のついでに墓地を追放できるため普通に優秀。
追放は強制なので、相手の墓地にカードがない場合自分の墓地から追放しなければいけない
のには注意が必要。
2マナクリの1つ。なんと出来事側が7マナの踏み倒し呪文となっており、
終盤にはそちら側をキャストできるという、ランプデッキの引きムラを
半ば改善したようなカード。当事者側で唱えマナクリとして活用した後、マナが潤沢な後半には
自身を手札に戻す能力もあり、序盤のマナ加速と終盤のマナフラ受けの両方を1枚でこなせる。
2マナクリの1つ。1ターンに一度悪事を働くたびアンタップする能力を持つが、
ぶっちゃけこのデッキではそこまで悪事を働く機会がなく、そこまで相性がいいわけではない。
何かより強力なマナクリが手に入ったら入れ替える候補筆頭。
2マナクリの1つ。パワー4以上のクリーチャーをコントロールしていれば2マナ出せる。
2ターン目にこれ、3ターン目にインガとエシカと動けば、4ターン目にはインガとエシカ自身から
1マナ、イリーシアの女像樹の能力による2マナと土地からで6マナ以上出せるようになる。
クリーチャーから3点マナを出せるのでインガとエシカのドロー能力も誘発できるため、
1/1で除去耐性がないことを除けば非常に相性が良い一枚。
2マナクリの1つ。②マナで墓地を1枚追放する能力を持ち、恐竜を追放していれば
それに最終カウンタ―を1つ置いたうえで唱えられる能力を持つ。ぶっちゃけ3行目以降の
能力はおまけで、このデッキでは墓地対策もできるマナクリとしての運用が主。
2マナクリの1つ。緑マナしか出せないが、クリーチャーが4体以上並んでいれば
緑2マナ出せるようになる。このデッキなら序盤にマナクリが並びクリーチャー主体の
デッキであるため、容易に条件を達成し2マナ出せるようになる。
クリーチャー呪文かクリーチャー能力起動用限定だが、望む色の2マナを加えられるエルフ。
3マナから一気に5マナにジャンプできる恩恵は非常に大きい。さらに唱えたクリーチャーが
パワー5以上であれば、グウェナのうえに+1カウンターを置きアンタップできる。
インガとエシカはパワー4なため直接シナジーはしないが、2マナ出せるのでインガとエシカの
度ローン応力の誘発がより容易になる。
5マナ以上、あるいはマナコストにXを含む呪文を唱えるためにしか使えないが、
緑青1マナずつを出せるマナクリ。インガとエシカのキャストには使えないが、
やはり2マナ出せるマナクリという点でインガとエシカとは相性が良い。このデッキでは
5マナ以上のクリーチャーカードも大量に採用するので、マナ能力が生きる機会は多い。

各種クリーチャーカード

 インガとエシカのランプ能力によりマナが大量に使えるため、一見どんな呪文でもフィットするように感じますが、クリーチャー限定という縛りがあるためどんなカードでも使えるわけではありません。そのため、打ち消し能力や疑似除去能力、置物破壊能力など、通常他のスペルで補っているような能力を持ったクリーチャーは採用圏内になります。またフィニッシャーとなるような強力なクリーチャーもこのデッキでは大量に採用しています。単純なランプデッキであるため、フィニッシャーとしてどのクリーチャーを採用するか比較的自由に選べるのがこのデッキの組んでいて面白い点ですね。

ETBで起動型や誘発型能力1つを打ち消し、それの発生源であるアーティファクト・生物・PWの
能力をすべて失わせるマーフォーク。有効な場面がかなり限定されるものの、ブロールで猛威を振るう証人保護や蛙化のような、統率者を半永久的に機能不全にできるクリーチャーは唯一無二。
変容するたびクリーチャー1体をバウンスできる鮫。
変容コストで4マナと重いが瞬速を持つためバットリのように使うことができ、
同時に貧弱なマナクリのスタッツを底上げすることもできる。このデッキではクリーチャーで
あることが重要で、土地が全部寝た状態からでも唱えられる点が強力。
6マナと重いが、5/4飛行と優秀なスタッツにETBおよび攻撃時に2ドロー1ディスカード、
カードを捨てるたび墓地のマナ総量の種類数に等しいパワーマイナス修整をクリーチャー1体に
与える能力を持つ。マイナス修整は次の自分のターンまで続くため、相手の打点を大幅に下げることができ、絆魂や接死などの強力なキーワード能力を半ば無力化できる点も強力。単純にETB
および攻撃時に2ドローできる点も強力で、1回誘発でキャントリ以上、2回以上でアドになる。
正直めちゃくちゃ好き。
10マナとあまりにも重すぎる代わり、無事に相手のターンを生き残れば実質勝ち
と書いてあるカード。問題は10マナという重さだが、このデッキではマナクリ連打と
土地を合わせて結構唱えられる。瞬速を持つため相手ターン終了時に唱えられたり、
インガとエシカの除去に合わせてキャストできるため、10マナさえ出れば思いのほか
隙なく出せる。ジンさま、せめて護法とかついたりしませんか…?
氷雪土地の数だけコストが①少なくなり、出たときタップしている相手のクリーチャーの
次ターンのアンタップを防ぐ能力を持つ。単純に本体の性能が8/8とデカイわりに、土地の
並び次第で青2マナまでコストが下がるのが強力。土地3つ戻せば手札に戻る疑似除去回避能力を
持つ点も優秀。
ETBが攻撃時に墓地から1枚追放し、それと共通のタイプを持つカードのマナコストを
①マナ少なくする、マナコスト軽減能力を持った3/4。本体のスタッツが3マナ3/4警戒持ちと
まず優秀で、攻撃時能力を誘発させやすくしている。
ETBで置物を破壊し、場に出た後は接死持ちの壁としてはたらくウーズ。
他の置物破壊能力持ちクリーチャーと比較すると、5マナと重い代わりに
接死持ちである本体の防御性能が高めである点を評価。
緑のデッキならほぼ毎回入れている気がする、全クリーチャーに森・土地タイプを
追加するクリーチャー。本体のスタッツは土地の総数で決まるため、容易に10/10を超える
サイズに成長するエレメンタル。「土地でないパーマネント」制限の除去を回避できるように
なったりと、細かいところでも色々と恩恵はある。
5マナ6/6にトランプル到達と非常に優秀なスタッツを持ちETBで森2枚を手札に加える緑の法務官。
8マナ使えば裏側の英雄譚になり、踏み倒しや+1カウンタ―ばら撒きに格闘しまくりと色々やる。
クリーチャーのマナ能力の起動にはインガとエシカの能力によるマナが使えないのが惜しいが、
単純に表の性能だけでも優秀なため採用。
アトラクサを撃破した疑惑のある、ストーリー的にもカード的にもゲキツヨな
タイタン(エレメンタル)。このデッキでも色拘束はさほど気にならないため、
ETBで一気に盤面を強化できるフィニッシャーとして採用。
打ち消しを構える青系デッキを突然8/8トランプルでぶん殴ってくる
打ち消されない系恐竜(名前かっこよすぎる)。単純なアタッカー性能に加え、
ライフで詰められない状況では毒カウンターによる毒殺ルートも狙える攻め筋の
多さも魅力。洗い落としやカンスペに飽き飽きしてきた緑マナ使いの皆さんは
ぜひお試しください。
瞬速持ち、ETBで呪文を打ち消せる、打ち消し呪文のように使えるクリーチャー。
打消しの基準である3マナより1マナ重く色拘束も厳しいが、インガとエシカのマナを使える
貴重な打ち消し呪文枠として採用。
各ターンで最初の呪文を唱えるたび、ライブラリートップからマナコストが
それ未満で土地でないカードを踏み倒せるエルフ。条件が色々きついし
1ターンに1回のみだが、続唱のような胡散臭いアドの稼ぎ方ができる。
このデッキでもマナコストの重いカードが多く採用されているので、
幅広いカードを踏み倒せるハズ。
6マナ以上の呪文に続唱を付与するナーガ。自身も続唱を持つため、
唱えた時点で1アド以上の働きをしてくれる。しかしあとで見返してみると、
意外と6マナ以上のカードが少ないかも…もうすこしデッキを重くしてもいいかもしれない。
5マナで場のパーマネント1つのコピーとして場に出せる多相の戦士。
産業のタイタンのような強力なETB持ちや、宝物庫生まれの暴君や全知の調停者、
鉄道の喧嘩屋のような並べば並ぶだけ強いクリーチャーなどをコピーする目的で採用。
最近統率者としてもよく見る伝説の巨人。6マナ6/5、出たときスタッツが土地の数で決まる
伝説の雄牛トークンを1つ生成するとこれだけでもう強い。さらに攻撃するたび1ドローし
墓地や手札から土地一枚を戦場に出せる。攻撃は自分じゃなくてもよいので、出たターンから
攻撃誘発によりアドを稼げに行けると、ETBでファッティ2体分になるとは思えない誘発能力を
持ち合わせていて非常に強力なクリーチャー。
最小では2マナ2/2飛行として、マナをつぎ込むことで際限なくでかくなれる鳥。
戦場に出たときXの端数を切り上げた半分の数食物トークンを生成し、攻撃時
食物を生け贄にカードをドローできる。ドローできるタイミングが遅くなった代わりに
X=0でもキャストできるようになったハイドロイド混成体のような使い心地。

いつもの便利カード達

青・緑のデッキを作るときいつもお世話になっている便利なカード達を突っ込みます。今回メイン採用カードの時点でマナ加速を行うカードが多数存在するため、たいていのデッキに入れている2マナファクトや土地加速呪文の採用は今回は見送ります。

青の便利な打ち消し呪文。幻影の干渉は普段は採用しないが、今回は生成できるトークンが
インガとエシカのマナ加速能力にも利用できる点を鑑みて採用してみた。
青お得意の能力消滅系オーラ呪文たち
便利な格闘・バウンス呪文たち
特にサイクロンの裂け目は、これ一枚で相手の心を折れることが多い極悪カード
おいとくだけで強力な置物たち
全体除去などからクリーチャーを守れる守護スペルたち
これ一枚でキープ基準になれる便利なサーチ呪文。

 最後に、クリーチャー偏重のこのデッキでは活躍する機会も多そうな子の呪文も入れてみます。

クリーチャー呪文をたった2マナでコピーできるインスタント。
伝説であっても問題なくコピーできる点が優秀。

出来上がったものがこちらになります。

統率者
1 インガとエシカ (MOM) 229

デッキ
1 対(たい)抗(こう)呪(じゅ)文(もん) (STA) 15
14 冠(かん)雪(せつ)の島(しま) (KHM) 279
14 冠(かん)雪(せつ)の森(もり) (KHM) 285
1 自(し)然(ぜん)の怒(いか)りのタイタン、ウーロ (THB) 229
1 エリマキ神(しん)秘(ぴ)家(か) (RNA) 174
1 乱(らん)伐(ばつ)者(しゃ)、ボニー・ポール (OTJ) 196
1 ティシャーナの潮(うしお)縛(しば)り (LCI) 81
1 開(かい)花(か)の亀(かめ) (WOE) 163
1 春(しゅん)花(か)のドルイド (MH1) 181
1 幻(げん)影(えい)の干(かん)渉(しょう) (OTJ) 61
1 飛(と)びかかる岸(きし)鮫(ざめ) (IKO) 64
1 クウィリーオンの獣(けもの)呼(よ)び (DMU) 175
1 ラノワールのエルフ (DAR) 168
1 エルフの神(しん)秘(ぴ)家(か) (M14) 169
1 竹(ちく)林(りん)の神(かみ) (Y22) 24
1 酸(さん)のスライム (M12) 161
1 宝(ほう)物(もつ)庫(こ)生(う)まれの暴(ぼう)君(くん) (BIG) 20
1 不(ふ)吉(きつ)な海(うみ) (IKO) 61
1 鉄(てつ)道(どう)の喧(けん)嘩(か)屋(や) (OTJ) 175
1 シルバーバックの古(こ)老(ろう) (DMU) 177
1 ガイアの眼(まなこ)、グウェナ (BRO) 185
1 洗(あら)い落(お)とし (VOW) 87
1 イリーシアの女(にょ)像(ぞう)樹(じゅ) (ANB) 98
1 霜(しも)のモーリット (KHM) 223
1 進(しん)化(か)する適(てき)応(おう)体(たい) (ONE) 167
1 目(め)ざとい新(しん)人(じん) (MKM) 176
1 荒(こう)野(や)無(ぶ)頼(らい)団(だん)の先(せん)駆(く)者(しゃ) (OTJ) 173
1 永(えい)遠(えん)の造(つく)り手(て)、ラシュミ (KLR) 202
1 物(もの)語(がたり)の終(お)わり (M20) 77
1 当(とう)惑(わく)させる難(なん)題(だい) (ZNR) 53
1 サイクロンの裂(さ)け目(め) (RTR) 35
1 豊(ほう)穣(じょう)な収(しゅう)穫(かく) (STA) 48
1 吹雪(ふぶき)の乱(らん)闘(とう) (KHM) 162
1 豊(ほう)穣(じょう)の碑(ひ)文(ぶん) (ZNR) 186
1 英(えい)雄(ゆう)的(てき)介(かい)入(にゅう) (KLR) 161
1 報(ほう)奨(しょう)の祝(しゅく)賀(が)者(しゃ)、イモーティ (MUL) 108
1 氷(こおり)砕(くだ)きのクラーケン (KHM) 63
1 枝(し)葉(よう)族(ぞく)のドルイド (M20) 178
1 度(ど)胸(きょう)ある冒(ぼう)険(けん)者(しゃ)、トロヤン (WOE) 217
1 まどろむ島(しま)、アリクスメテス (MUL) 97
1 証(しょう)人(にん)保(ほ)護(ご) (SNC) 66
1 ピラニアによる摂(せっ)食(しょく) (LCI) 54
1 停(てい)滞(たい)域(いき) (MOM) 79
1 木(き)苺(いちご)の使(つか)い魔(ま) (WOE) 164
1 裕(ゆう)福(ふく)な亭(てい)主(しゅ) (HBG) 221
1 野(や)生(せい)の魂(たましい)、アシャヤ (ZNR) 179
1 産(さん)業(ぎょう)のタイタン (SNC) 159
1 装(そう)飾(しょく)庭(てい)園(えん)を踏(ふ)み歩(ある)くもの (SNC) 160
1 硬(こう)化(か)した屑(くず)鉄(てつ)喰(ぐ)らい (ONE) 158
1 全(ぜん)知(ち)の調(ちょう)停(てい)者(しゃ) (SNC) 34
1 樹(じゅ)上(じょう)の草(そう)食(しょく)獣(じゅう) (WAR) 149
1 ティラナックス・レックス (ONE) 189
1 剛(ごう)胆(たん)な古(こ)生(せい)物(ぶつ)学(がく)者(しゃ) (LCI) 193
1 ヴォリンクレックス (MOM) 213
1 A-ラノワールの壌(じょう)土(ど)語(がた)り (DMU) 170
1 核(かく)の占(うらな)い師(し)、ジン=ギタクシアス (MUL) 76
1 ガチョウの母(はは) (WOE) 204
1 ハードブリスルの略(りゃく)奪(だつ)者(しゃ) (OTJ) 168
1 墓(ぼ)所(しょ)のうろつくもの (VOW) 191
1 渦(うず)巻(ま)く霧(きり)の行(こう)進(しん) (NEO) 61
1 二(に)科(か)目(もく)専(せん)攻(こう) (STX) 179
1 統(とう)率(そつ)の塔(とう) (ELD) 333
1 ヤヴィマヤの沿(えん)岸(がん) (DMU) 261
1 樹(じゅ)皮(ひ)路(ろ)の小(こ)道(みち) (KHM) 251
1 夢(ゆめ)根(ね)の滝(たき) (VOW) 262
1 眠(ねむ)らずの蔓(つる)茎(くき) (WOE) 261
1 神(しん)秘(ぴ)の神(しん)殿(でん) (M21) 254
1 霧(む)氷(ひょう)林(りん)の滝(たき) (KHM) 266
1 不(ふ)詳(しょう)の安(あん)息(そく)地(ち) (KHM) 255
1 天(てん)上(じょう)都(と)市(し)、大(おお)田(た)原(わら) (NEO) 271
1 ストーム・ジャイアントの聖(せい)堂(どう) (AFR) 257
1 耐(た)え抜(ぬ)くもの、母(ぼ)聖(せい)樹(じゅ) (NEO) 266
1 ハイドラの巣(す) (AFR) 259

インポート用に英語のリストも載せておきます。
Commander
1 Inga and Esika (MOM) 229

Deck
1 Counterspell (STA) 15
14 Snow-Covered Island (KHM) 279
14 Snow-Covered Forest (KHM) 285
1 Uro, Titan of Nature's Wrath (THB) 229
1 Frilled Mystic (RNA) 174
1 Bonny Pall, Clearcutter (OTJ) 196
1 Tishana's Tidebinder (LCI) 81
1 Blossoming Tortoise (WOE) 163
1 Springbloom Druid (MH1) 181
1 Phantom Interference (OTJ) 61
1 Pouncing Shoreshark (IKO) 64
1 Quirion Beastcaller (DMU) 175
1 Llanowar Elves (DAR) 168
1 Elvish Mystic (M14) 169
1 Kami of Bamboo Groves (Y22) 24
1 Acidic Slime (M12) 161
1 Vaultborn Tyrant (BIG) 20
1 Ominous Seas (IKO) 61
1 Railway Brawler (OTJ) 175
1 Silverback Elder (DMU) 177
1 Gwenna, Eyes of Gaea (BRO) 185
1 Wash Away (VOW) 87
1 Ilysian Caryatid (ANB) 98
1 Moritte of the Frost (KHM) 223
1 Evolving Adaptive (ONE) 167
1 Sharp-Eyed Rookie (MKM) 176
1 Outcaster Trailblazer (OTJ) 173
1 Rashmi, Eternities Crafter (KLR) 202
1 Tale's End (M20) 77
1 Confounding Conundrum (ZNR) 53
1 Cyclonic Rift (RTR) 35
1 Abundant Harvest (STA) 48
1 Blizzard Brawl (KHM) 162
1 Inscription of Abundance (ZNR) 186
1 Heroic Intervention (KLR) 161
1 Imoti, Celebrant of Bounty (MUL) 108
1 Icebreaker Kraken (KHM) 63
1 Leafkin Druid (M20) 178
1 Troyan, Gutsy Explorer (WOE) 217
1 Arixmethes, Slumbering Isle (MUL) 97
1 Witness Protection (SNC) 66
1 Eaten by Piranhas (LCI) 54
1 Stasis Field (MOM) 79
1 Bramble Familiar (WOE) 164
1 Prosperous Innkeeper (HBG) 221
1 Ashaya, Soul of the Wild (ZNR) 179
1 Titan of Industry (SNC) 159
1 Topiary Stomper (SNC) 160
1 Armored Scrapgorger (ONE) 158
1 All-Seeing Arbiter (SNC) 34
1 Arboreal Grazer (WAR) 149
1 Tyrranax Rex (ONE) 189
1 Intrepid Paleontologist (LCI) 193
1 Vorinclex (MOM) 213
1 A-Llanowar Loamspeaker (DMU) 170
1 Jin-Gitaxias, Core Augur (MUL) 76
1 The Goose Mother (WOE) 204
1 Hardbristle Bandit (OTJ) 168
1 Cemetery Prowler (VOW) 191
1 March of Swirling Mist (NEO) 61
1 Double Major (STX) 179
1 Command Tower (ELD) 333
1 Yavimaya Coast (DMU) 261
1 Barkchannel Pathway (KHM) 251
1 Dreamroot Cascade (VOW) 262
1 Restless Vinestalk (WOE) 261
1 Temple of Mystery (M21) 254
1 Rimewood Falls (KHM) 266
1 Faceless Haven (KHM) 255
1 Otawara, Soaring City (NEO) 271
1 Hall of Storm Giants (AFR) 257
1 Boseiju, Who Endures (NEO) 266
1 Lair of the Hydra (AFR) 259

10戦くらいやった後の勝率

untapped. ggより

 勝率は11戦やって73%。先攻の勝率が88%と高く、後攻の勝率が33%と低い値を示しました。なんか異様に勝率が高いですが、11戦中8戦が先攻で勝率からもわかる通り先攻で強いデッキだったためにこのような数値になってる感じだと思います。そのため回数重ねて後攻の回数が増えてくると、これよりも勝率は落ちるのではないかと考えています。負けパターンはおそらく皆さんのご想像の通り、マナクリを除去されて手札をうまく吐き出せなかったり、反対にマナクリばかりでリソースがすぐに枯渇し大型モンスターを出せなかったときですね。デッキの動き自体はランプして大型クリーチャーの圧で勝つという非常にシンプルかつブロールにおいて強力な戦術ですので、きれいに決まればわかりやすく勝てることご多かったです。それ緑系のデッキなら何でもよくね?と思われるかもしれませんが、インガとエシカがランプ部分を強力にサポートすることで、相手より早く5マナ6マナ帯のクリーチャーを多く展開して盤面の圧で勝つ戦術が実現している、という点ではインガとエシカを統率者としたデッキ独自の勝ち筋じゃないかと思いますね。
 先ほども触れましたが、このデッキはクリーチャーであれば何がフィニッシャーでもいいので、自分で好きなクリーチャーを選んでデッキを組めるのがほんとに楽しいです。デッキの動きも単純なので組みやすく回しやすく、個人的にかなりお気に入りのデッキになりました。

 現在のリストは改善途中であり、今後も適宜変更していくものになります。気になった方はぜひ自分好みにカスタマイズして使用してみてください。

 それでは、またどこかで。




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