好きな言葉「出張」それは専業主婦に自由をもたらす


夫が出張に行った。

2泊3日

九州から長野へ

羽田経由、新幹線に乗って行くそうだ。

早朝に出発して、夕方に到着する。

韓国の方が近い(笑)

博多港からビートルに乗って90分で釜山に着く。



水際対策の緩和でやっと就航が再開したらしい。

コロナの規制緩和で夫も長野まで出張にいけるようになった。

ありがたや。

といっても、夫が出張に行くなんて平時でもめったにないこと。

予定が決まったときから、笑いが止まりません。

日頃オールサンデイクラブと揶揄されることに甘んじているが、真のサンデイは今!今日!

あー自由。

夜になっても、自由。

明日になっても、自由。

自分のためだけに時間を使い、自分のためだけに食べればいい。

「亭主元気で留守がいい」

そんなCMあったよね。

そのころは子どもだったので、意味が分からなかった。

価値がぜんぜん分からなかった。

今なら、骨身にしみて分かる。

当時は専業主婦が当たり前の時代で、共感強かったろう。

マーケティングの世界では、女性をターゲットにするのが当たり前だという。

なにしろ、買い物をするのは主に女性なのだ。

洗剤もシャンプーも虫除けも、選定するのは女性。

女性に選ばれることが第一。

当時の専業主婦層に、やすやすと染みこんだキャッチコピーはだれが考えたのだろう。

この感覚を男性が思いつくとは、とうてい考えられない。



というわけで、今日は真のサンデイ。

だれ気兼ねなく、自分のためだけに時間を使える日。

そんなこと言って、普段だって12時間は自由気ままに暮らしているじゃないか!

お叱りの通りです。

われわれ専業主婦は、納税もせず、社会の役にもたたず、無為徒食の存在。

子育てするならまだしも少子化日本のためになりますが、それすら終わった中高年である。

お役目と言えば、夫の身の回りの世話をするだけ。

粛々とお世話をし、どうぞ世間様のお役に立ってくださいねとお見送りするのみの日々。

専業主婦とはそんなもの。

ある調査によると、「本当は専業主婦になりたい働く女性」は33%いるそうだ。

20代だと、43%にものぼる。

女性の活躍に関する意識調査2022
ソニー生命



まあ、育児をしている働く女性の環境を思えば、想像にかたくない。

自身の経験でも、育児中は夫の無神経に耐えられず、夜中に家出したことが一度ならずある。

ところが同世代の50代では、「専業主婦になりたくない」という働く女性は50%もいる。

これはどういうことなのだろう。

まさに、真の日曜日を持ちたいと願う女性が多いことを表しているのではないか。

専業主婦に休みがないとはよく言われる。

年に一度、母の日だけ家事をしてくれる家族が美談のように扱われる。
365分の1日かよ。

364日主婦はうんざりしている。

ロボットや調理家電で楽をしている私でさえ、夫の不在を心から喜んでしまう。

平日は夕方帰ってくる時間をカウントダウンして、家事を回さなければならない。

ましてや、休日なら1日家にいて手がかかる。

専業主婦なら文句も言えない。

そもそも、家のことを何もできないので出ばるしかない。

ラーメンいっこ、やかんひとつ見つけることができないのだ。
(なおしこんでいるわけではない。そこにあると言っても見つけられない。)
注:なおす=しまうの九州弁

嘘だと思う?

ホントよ。

うんうんと言ってる主婦が見える見える。

夫の休みは主婦の繁忙期

専業主婦になりたくないってそういうことでは?

文句ばかり言ってしまったけれど、みんな大満足で生活しているわけではないのは、分かっている。

働けば、並大抵ではないストレスを抱える。

社会の荒波で、日々闘っている納税者のみなさまには心から感謝している。

平穏な生活を送っていて、恵まれているのも知っている。

ただ、だれにも邪魔をされずに、やりたいことをできる1日が私たちにはとても貴重なんだ。

食事の催促も、うるさいテレビも、あれどこ?もない1日。

読書するのも、noteを書くのも、中断されることがない。

マイペースって、素晴らしい!

今日と明日、自由〜!

楽しむぞー♪



▽・ェ・▽

今日は快晴です。

梅もほころび始めました。

愛犬と梅園に散歩に行くのが、2月の恒例行事です。


梅一輪 一輪ほどの 暖かさ
服部嵐雪

好きな句です。
嵐雪は芭蕉の弟子。
暖かさとあるにもかかわらず、寒い冬の情景が浮かびます。
寒いからこそ、やっと咲いた一輪の梅に春のきざしをみて、心あたたかくなっている。
そんな作者が浮かびます。

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