【観劇】『舞台 漆黒天 始の語り』東京千秋楽 ネタバレ有り
ムビ×ステ『漆黒天』 (toei-movie-st.com)
やっと、やっと、観られる…
これが開演前のアナウンスが流れたときの素直な思い。
購入していたチケットは2回分
1回目が中止になり、17日マチネを取り直したけど、中止期間が延びてこれも中止に。さすがに心が折れました。
でもわたしには千秋楽のチケットが残っている。
1度も観られない人もいるでしょう。
それを思えば…
それに辛いのは客より演者さんやスタッフさんたちの方。
心が折れてる場合じゃないですよね!!
ネタバレ、がんがん書いちゃいます。
映画 終の語りを見ているので、脳みそグルグルが凄いことになっています。
映画とリンクさせると文字数が凄いことになるので、ここでは舞台のことだけにします。
宇内陽之介
宇内道場師範 江戸随一の剣の達人 なのに、わたしが最も恐れていた「闇堕ちプリンス」しちゃいました。
死ぬ直前の伽羅のセリフ「なんだ~やっぱ旭太郎じゃないか~」が、止めを刺したのか?
自他ともに認める心の友、蔵近の想いにはまったく気づかないニブチンのくせに、自分の事には敏感すぎるほど敏感。
日陰者の旭太郎
日陰党の首領 自己流殺法だが剣の達人 教育を受けたわけでもないのにかなり頭が良い 陽之介の妻子を殺している
自分と同じ顔した陽之介と出逢ったことでストーカー気質が爆裂
陽之介の一挙手一投足を真似し、ついには「自分は宇内陽之介だ!」と言い出すしまつ。
嘉田蔵近
宇内陽之介の幼馴染で剣の仲間 相当な使い手である
陽之介loveな一途な男 なので陽之介の妻にはそれなりにジェラシーを感じている。
陽之介の弟子になった次郎太、三郎太をけちょんけちょんにするのが大好き 特に次郎太には容赦ない (清光は長義に要らぬチョッカイを出したのだろうか?)
旭太郎が自分と瓜二つで生き別れの双子かもしれないと悩む陽之介に、「二人並んでも、どっちがおまえかわかる」みたいなことを言ったくせに、陽之介に成りすました旭太郎を見抜けなかった。
次郎太、三郎太兄弟
大店のドラ息子 長兄一郎太の仇討ちのために宇内道場の門を叩く
暗くなりがちな物語で、唯一ホッとできる明るさを担当
次郎太は、「人を見る目だけはある」と言っていた割に、陽之介に成りすました旭太郎を見抜けなかった。君の罪は重い。
伽羅、蒿雀
日陰党四天王の二人 旭太郎とは子供のころからの付き合い
人殺し大好き 人をいたぶるのが大好き 人格崩壊しているっぽいがそうでもない一面もある
伽羅は旭太郎が大好き(恋愛感情ではない)陽之介に殺されるが、旭太郎に殺されたと思って死んでいった。
蒿雀は生きることへの執着が強め。生き残るためならなんでもやるタイプ
一郎太を殺したのはこの二人らしいが、当人たちは殺しすぎて記憶にございません。
千蛇
日陰党四天王の一人 陰間 特技は関節を抜いたり入れたりすること
殺しは大好きだが、血の匂いは嫌いな美形
旭太郎の依頼で討伐隊を調査中に蔵近と出逢う 蔵近を誘惑するが靡いてくれない しかも蔵近に殺され、最後に名前を呼んでと言ったが、願いが叶うことはなかった。(蔵近、興味がないヤツに対して冷徹)
座頭の來
日陰党四天王の一人 元は武士 関ケ原で西軍にいた
東軍にいた玖良間との一戦で目をやられる
旭太郎を除いた日陰党の中で最も腕が立つ 戦場に立ち込める血の匂いが忘れられない ちょっとヤバめなおじさん
陽之介の妻子を殺したのは、旭太郎
→笑みの面を持っていたから間違いない
陽之介は殺害現場で笑みの面を拾い懐に入れた
→笑みの面を持っているのは陽之介
討伐戦が始まる
陽之介 蔵近らと共に出陣
→殺害現場と同じ着物を着ている
蔵近vs千蛇 始まる
→陽之介は蔵近と離れ離れになる。ここから単独行動
旭太郎 登場
→笑みの面を付けている(いくつ持っているんだ)
→もしや陽之介が成りすましているのか?討伐隊を容赦なく皆殺しに
していくので、それはない
討伐隊により日陰党はどんどん駆逐されていく(伽羅が死ぬところは泣いた。本人は幸せそうなんだけど、だからこそ悲しい死でした。)
旭太郎 再登場
→蔵近、次郎太、三郎太の前に現れ、陽之介だと名乗る
→みんなまんまと騙される ばぁ~か!ばぁ~か!(涙)
→四天王の亡霊が、旭太郎を取り戻そうとするが、旭太郎の意志は固
く、陽之介に成り代わる
陽之介 自分がどっちか判らなくなりつつある
→旭太郎に侵食されていく
→妻の亡霊が登場するが、ついには旭太郎に飲み込まれてしまう
→あぁぁぁ「闇堕ちプリンス」
舞台だけ観ているなら、この流れでフムフムと納得いくんです。
(陽之介の闇堕ちは、ため息ものだけど)
でも映画を観ているから、舞台のラストがこれだと映画はいろんなところで悲劇が起きまくっているんです。
始の語りのラストは新たな悲劇の始まり…
末満さん、残酷です。
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