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ウクライナから来た🇺🇦少女
ズラータ・イヴァンシコア16歳
戦火のウクライナから1人 日本にやって来た日本好きの高校生の 日本にたどり着くまでの彼女の日記だ
ウクライナのドニプロという町に住んでいた普通の女子高生ズラータは 叔父さんの家で 見たことのない不思議な文字の本に出会った
日本語のテキストだった
そこから彼女は日本に興味を持って、アニメやアニメで描かれている日本の文豪特に太宰治に惹かれる
日本語教室に通ったりして日本語もはなせるよう頑張っていた
いつか日本に行きたいと夢見ていた
それが突然のロシアからの爆撃で戦争に突入
母親はズラータをなんとか安全な場所、ズラータの夢でもある日本に避難させたくて16万円のお金を工面する
シングルマザーの彼女に用意出来る精一杯の金額
飛行機代でなくなってしまうほどの金額だが、ズラータは日本に行くことを決意
日本に行くには隣国ポーランドにでて飛行機に乗らなければならない
戦下のウクライナの街を無事通り抜けてポーランドに行けるか
多くの困難な事を何とか乗り越えて 無事日本にたどり着く
そして、夢見ていた日本での生活を始める
高校生の素直な文章には、
困難な事に遭遇していても、あきらめない気持ち、そして、感謝の気持ちが溢れていた
日記の最後の部分
少し長いけど
「相変わらずお母さんは動じない人だ。そんなお母さんが決死の覚悟で私に託してくれたのは、どんな状況になっても明日をあきらめないという強い気持ちだ。戦火からは逃げてもいい。でも、どんな事態に見舞われようとも、夢や希望を捨ててはいけないということだ。簡単にあきらめたり、投げ出したりしてはいけないということなのだ。あきらめさえしなければ、きっと道は開ける。だから、自分の夢に向かってチャレンジする気持ちだけは失ってはいけない。チャンスがないとおもったら、自分からつくろう。きっとお母さんは、それをすべて行動で示してくれたのだと思う。そして私は今、その教えの大切さを改めて噛み締めている。」
さらに最後の文
「今、1番思うことは、今日できることは明日もできるとは限らないということ。半年前までは、今日と変わらない明日があると信じて疑わなかった。でもそうではない。一瞬で世界はかわるのだ。だから今やれる時にやれることを精一杯やるんだ。自分の持てる力を出し切ってチャンスを活かさないといけない。それを無駄にしないで進んでいかないと。」本文より
今の自分の生き方を見直さなければ‼️
明日も同じようにあるとも限らない‼️
自分の生命をきちんと燃焼させて生き切らねば‼️
「ウクライナから来た少女ズラータ、16歳の日記」 を読んで 他人事ではすまされない戦争
平和な日常の中にいる私たちに出来ることは何か?
などなど考えさせられた本であった