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「朝ドラ『舞いあがれ!』 1/6(金),9(月)の”永作博美”」渾身の演技に感動!!素晴らしかった!

土曜に録画し貯めたものを妻のそばで何気に眺めてきた朝ドラですが、ここ二作の永作博美の渾身の演技には胸に鬼気迫り溢れるものを感じた。

スジあらまし

これまでは、若い女性がパイロット目指して何事にもめげず明るく前向きな人生を送っていく、爽やかな雰囲気を楽しんでいました。
実家の父母の中小の工場経営者としての奮闘は、親子でともに走っていく伴走者としての筋書きかと思わせるものでしたが、
時はリーマンショック、一年の自宅待機を命じられた主役である若き女性パイロットにとって伴走者だった父母に人生の困難が押し寄せます。

失われた30年のまさに最も危機的状況であったリーマンショックで、何とか続けてきた工場経営は最大の危機を迎えます。
経営危機で給与の支払いさえ難しくなった状況下、腕利きの職人を転職で失い、発注元の大企業からの方針変更で仕事が途絶え、ついに過労の父が倒れる。
無理を重ねた身体は突然の死へと帰結してしまう、、、、、

永作博美一世一代の名演技

深夜の病院で娘と共に夫の回復を祈る永作博美の前に、酷薄にも医師からの死の宣告。
全てを失ったときに顕れるサマ、破れ崩れる心、顔から全身へと伝う哀しみ、そういったものが演技と思えず真に迫った。
観るものの胸に刺さる演技とはこういうものをいうのだろうと思う。

さらに葬儀を終え、実母とともに位牌に向かいながら、中学生のとき失った父を思い実母に、この悲しみを耐えることができたのか、と問う永作。
また、実母高畑淳子が女性の強さを共感たっぷりに応える。

今日1/9(月)の終盤は、
冷酷な銀行に対して、弱さと強さを同時に表現する見事な演技だった永作博美。

古い言い方だが、永作博美、一世一代の名演技なんだろう。
これまでの人生、全てを懸けていることが伝わってくる。
どうもありがとう、永作博美さん。

これからに期待いっぱい

ここまでの悲しみとその表現は、朝ドラには珍しいけれど、
またお正月明けにとりわけ珍しいけれど、
これからの展開にこそ期待できるものが待っていると思われます。

その中で、渾身の演技で斯様に盛り上げた永作博美にいっそう期待したい。
そして永作博美のこれからにも期待したいと思います。





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