「雇用情勢は変わった、インフレは持続する」/ポストコロナで働き手が戻らない
今日2/20の日経に漸く世界の雇用情勢をまとめた記事が出たようです。
米国、欧州共にポストコロナで働き手が容易に労働市場に戻ってこない情勢が統計を示しながら明らかにしています。
日本も相対的には離脱が少ない中で戻りが鈍いとの数値も出ているようです。
この事態については、半年以上前から本コラムでも示してきましたが、漸く日経も記事にしてきたのか、と思います。
(本コラムについては、最近では下記記事などを参照)
確かに実態を表しているような気がします。
雇用者側もなかなか満足いく仕事と報酬でないと職に就かないという意思が顕れているようです。
わたしは、これは非常にいいことだと思うのです。
米国や欧州などもまさにそういうことで賃金の上昇が続いています。
特にこれまで不当にと言っては語弊があるかもしれませんが、デフレの影響下で賃金の上昇が抑えられていたという実情があり、日本においてもこのよう賃金が上昇しならなければならないものだと思います。
そして、これはマクロな意味でも日本経済の再生のために無くてはならないプロセスであろうと思います。
このような視点で今後のインフレ、経済情勢を見つめていく必要があると思っています。