「2017年世界最終戦争の正体」馬渕睦夫著(宝島社)「ウクライナ戦争 歴史は繰り返す 戦争と革命を仕組んだのは誰だ」同(WAC)
6/24付け本ブログで、エマニュエルトッドの最新刊については紹介しました。
このレベルの内容がすんなり頭に入ってくる方々におすすめするのが、「2017年世界最終戦争の正体」馬渕睦夫著(宝島社)です。(馬渕さんは、元駐ウクライナ大使です)
2016年トランプが大統領選に勝つ直前に書かれたものですから、そう理解して読む必要がありますが、世界の基本的構造についてはそれを差し引いても十分奥行のある見識を示してくれる好著と言えるでしょう。
世界を動かす実質的要因としての国際金融筋の思惑と動向、考え方を余すところなく示してくれており、現在起きているウクライナ戦争の本質も理解できる内容になっています。
中東で起きていることの大半もこの国際金融筋(馬渕さんはディープステイトと呼んでいます)の動きや考え方を理解することで読めて来るということになります。
現在起きているウクライナ戦争を中心とする情勢については、馬渕さんの最新刊「ウクライナ戦争 歴史は繰り返す 戦争と革命を仕組んだのは誰だ」(WAC)を読むとさらにはっきりと理解できます。前掲のエマニュエルトッドの「第三次大戦はもう始まっている」を合わせて読むというのもおすすめです。
こういう危機の真っ盛りに、安倍晋三を失ったことは日本にとって計り知れない損失だったと慨嘆されます。
以上です。