「『日経平均は8日続落、半導体株軟調で長引く調整 好決算銘柄には買い』(ロイター)と、、、、高すぎた日本株と思います、買える株が散見されるようになってきた。良い相場状況では」
日経平均は8日続落、半導体株軟調で長引く調整 好決算銘柄には買い』(ロイター)
日経平均は8日続落、半導体株軟調で長引く調整 好決算銘柄には買い | ロイター (reuters.com)
先週の日本株は、トランプ円高、日銀利上げ憶測と米国半導体株軟調のあおりを受けて、軟調に推移したようです。
7/11に4万2千円を超えた日経平均は、二週間後の7/26には3万7869円へと4200円余り10%を超える下落に見舞われました。
しかし一方で決算シーズンの中、予想以上の決算の銘柄には買いが集まり力強く値上がりしています。
半導体関連や自動車関連などは主力株は確かにかなりの下落をしています。
高すぎた日本株と思います、買える株が散見されるようになってきた。
こうした日本株の状況ですが、週末の米国株が好調だったこともあり、日経平均の先物は500円強値上がりしましたので、今週の頭の日本株は幾分値を戻すだろうと思います。
ただし、基本的な流れとしては、トランプ相場の様相で円高は日本株にネガティブですから、しばらくは好調というわけにはいかないでしょう。
ならばこれまでかなり高値になっていたバリュー株の割安株を買い増すチャンスでは、と思っています。その上で、今後の流れをはかるイベントとしては、今週の日銀金融政策決定会合と米国FRGの金融政策決定会合(FOMC)です。
日銀は、利上げしない、に張ります
米国FRBは、9月利下げの可能性が高く、7月利下げならかなりサプライズです。その場合、円高、米国株高だろうと思いますが、中期的にはそのうち落ち着くでしょう。
日銀ですが、これは以前に本欄で述べました(下記)ように、
実質賃金がプラスになっておらずデフレ需給ギャップが残ってマイナス成長の中で、相当気になっている160円などという円安がひとまず収まっている中では、利上げと国債買い上げ縮小を同時にする、ということはないと思います。
もし、FRBが利下げせず9月利下げの確率が高まり、日銀が国債買い入れ縮小(これも来年月3兆円程度への縮小)のみで利上げ無し、であれば、日本にとって良い流れだと思います。
円安基調はある程度維持され、米国株は安定し国際金融スジもトランプ相場で日本株にリスクオフしていたものが日本へのポジティブな流れが戻ってくるのではないか、と予想します。
買える株が散見されるようになってきて、良い相場状況では
そのような予想のもと、私自身は7月に上がった株を少し売っていますので、この機会に下がったバリュー株を買いに入ろうと思っています。
中長期的な展望については、また参考情報を近いうちに掲載するつもりですが、日本株はやはり引き続きポジティブです。
そのような情勢理解のもと、今週初めは買いスタンスで行くつもりです。
さて皆さんは、今後の相場をどう見てどうアクションしますか?
それぞれ良くマクロ、個別の情勢を把握して是非国際金融スジに勝てないまでも負けない投資活動をおくられますよう、お祈りしています。