「ようやく豊島逸夫さも追いついて来てくれた『マネー米国集中、来年初に反動も』(日経 金のつぶやき)12/9付け」/米国株の騰がり過ぎと日本の政治リスクへの認識がようやく一致
12/9付け『マネー米国集中、来年初に反動も』(日経 金のつぶやき)
豊島逸夫さんのこの記事を是非ご覧いただきたい。
この記事中で、
世界のマネーが集中している米国株だが、騰がり過ぎとの国際金融スジの雰囲気を伝えている。
そして、今年上期まで豊島さん自身がかなり力を入れて伝えていた日本株への国際金融スジの関心がかなり薄まっていることも伝えている。ようやく日本の政治リスクが認識されてきたということのようだ。
ようやく、本欄金融経済記事と同波長
このような金融情勢認識は、9月末の自民党総裁選石破総裁誕生、10月総選挙与党大敗といった日本政治の流れの中で本欄で示して来た情勢分析である(例えば以下記事を参照)。
豊島氏は来年初に米国株の調整をほのめかす
また、金のつぶやき「マネー米国集中、来年初に反動も」(12/9付け)では、来年早々にも米国株の調整が入るのではないかということをほのめかしている。
豊島氏のような日本では極めて国際金融スジの雰囲気を知る人がこうやって実際の記事にするということは、やはりかなりウォール街でもそのような空気が形成されてきていると見なければならないと思う。
インフレが思いのほかしつこく米国経済を支配しているということのようであり、予想される利下げはなかなかできないということになりそうなことはかなり確からしい。
そういったことをトリガーに米国株が調整する、ということがまことしやかに語られだしたということであり、米国株が調整するということは世界の株式が調整するということなのは言うまでもない。
世界の市場はかなりリスキーな状況へ入ってきているということだろう。