「Chinaからの政治工作(OtherThanWar)にはよっぽどの注意が必要 台湾での認知戦/産経新聞3面」
工作に弱い自由と民主主義
私たちが暮らす自由と民主主義の社会空間は、専制体制からの工作活動に極めて弱いという特徴を有しています。
現在も様々な形で、特にインターネットなどの空間において、専制体制からの情報操作、工作を受けています。
私はツイッターにおいても情報発信を行っていますが、明らかに工作だなと感じることも多いです。
「ティックトック」による台湾への工作
本日12/18産経新聞3面に「中国『認知戦』台湾を侵食/人気アプリで若者を『反日米』配信」という記事が有りました。
従来から重要な選挙の折に台湾へはChinaからの工作活動が頻発するとの報道はあります。
この記事は、「ティックトック」を使った工作活動を報道しています。
若者が「ティックトック」により配信、インカムを稼ぐというのは、このティックトックに限らず種々のSNSなどを使って実践していますが、「ティックトック」はChinaのプラットフォームであり、米国などは厳しい規制をかけていますが、日本や台湾は野放し状態です。
これをいいことに、China工作部隊、これは人民解放軍の下部組織だそうですが、それが、「ティックトック」を使う若者をターゲットに、日米を批判すると視聴者数が増えたり、インカムが増えたりするという、まさに工作部隊による活動が頻繁に行われているということです。
そのことにより将来を担う若者を洗脳し、台湾の自由を脅かそうという認知戦を展開しているということです。
日本もやられている
以上のような工作、認知戦は広く戦争と定義されます。限界戦やOtherThanWarと呼ばれる広義の戦争です。
こういう工作を始終行っているのが、China、ロシア、北朝鮮という専制国家なのです。
私などは、決して「ティックトック」には近づかないようにしていますが、日本は台湾に勝るとも劣らず本当に野放しです。
皆さんも是非十分に注意していただきたいと思います。
特に若者に注意してあげてください。
歴史的に工作に弱い日本
これまでも、歴史的に工作に弱いのが日本でした。
以前にも記事にしたことが有りますが、
先の大戦において、戦争に引き込まれていく決定的役割を工作が担っていました。
非常に有名ですが、戦後はマスメディアがほとんど報道しませんが、尾崎秀実ゾルゲによるソ連中共の工作です。
時の日本の中枢、近衛文麿内閣に入り込み、シナ事変を仕掛け泥沼化した工作活動です。
戦前の治安維持法下でさえ、この体たらくだったのです。
そして、シナ事変の泥沼化こそ、先の大戦へ引き込まれた原因の核心です。
このことはどれだけ言っても、言い足りない歴史的工作活動で、日本はこういう限界戦、OtherThanWarのこれ以上ない苦い歴史にこそ学ばなければなりません。
少し小さめのことですが、今から20年ほど前、安倍晋三が確か官房副長官だったとき、テレビ朝日のニュースステーションに出演したときの朝日の記者が端無くも暴露に及んだ北朝鮮の工作活動がありました。
安倍晋三に反論しようとして、朝日の記者が北朝鮮のある筋がこう言っているとして反論したとき、安倍晋三はすぐさま「あなたの言ったそれが工作というものです」とそのことを暴いたということが有りました。
まさにテレ朝のスキャンダルで、これを大きく取り上げ、すぐさまスパイ防止法でも成立させる気概が国会にあればいいのですが情けない限りで、世界のどの国にも最低限あるスパイ防止法すら戦後未だに日本は成立させることができていません。
朝日系毎日系はもう今今でも工作のされ放題です。
朝日などは、経営陣に他国(Koreaだと噂されています)人がいるとのこともまことしやかにツイッターなどでは言われています。
これなども国内のメディアに外国勢力の介入を許さないという常識的法令が不整備だからということが有るわけです。
自由体制を守るのは大変なこと、日本人がしっかりしなければなりません。
本当に日本人がしっかりしなければなりません。
昨今気になるのは、皇室に対する工作活動です。
特に秋篠宮家に対する誹謗中傷は酷い状態です。また非常に巧でもあります。秋篠宮家を批判するに愛子内親王に事かまけて批判するという手の込んだものです。
是非、皆さんもこういう重大な工作には注意を払っていただきたいと思います。
また、このことは動物行動学者で評論家の竹内久美子さんなどがしきりに警告を発していますので、そちらも是非ご覧ください。
以上、縷々述べてきましたが、専制国家の工作活動、認知戦に対して、我々こそ強い免疫を持たなければならないことを記させていただきました。
日本のため、また台湾のためにも皆さんのご協力をお願いいたします。
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