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「ペトロ人民元構想だって?有り得ない、今日の豊島氏はどうかしている」
私は、豊島逸夫氏の日経コラム「金のつぶやき」を気を付けてみるようにしている。
本コラムの読者には、たびたび引用されるので豊島氏は右翼ご存じと思う。
今日12/7の記事は、ここのところ優れた記事を出し続けていた豊島氏にしては、いかがなものか?という記事だった。
Chinaの習近平はサウジアラビアを訪問したらしく、その際にサウジに原油のChina元決済を持ち掛けているという。
まあ、習近平はそのくらいのことはするだろうとは思うが、サウジ側があからさまにそれを認めていくとは思えない。
中東を中心とするオイルダラー体制とは、米国の超国益事項であり、ロシア原油をChinaが取引する”ちまい”ものとはわけが違う。
サウジはもちろん多元的通貨取引をしたいのはやまやまだろうが、今後下落リスクの高い元経済にコミットするとは思えず、また米国の大きな怒りをこの上買ってまでそんなことをするとは思えない。
オイルダラー体制とは、米国の、ドルの通貨発行の莫大な利益を保証するものである。
この通貨発行益利権を軽く見てはいけない。
これに手を付けようとしたものは、リンカーンでもケネディでも暗殺されている、とまことしやかに言われていることなのである。
豊島さん、気でも違ったのですが?
気を付けた方が良いと思いますよ。