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「日銀の金融政策決定の誤りについて追伸です。白川司さんの投稿をここにシェアして掲載します」

以下全文が引用です。
重要な点は、
1)世界標準で見てデフレ脱却の状況でなかった
2)黒田日銀が柱としていたオーバーシュート型コミットメント(緩和目標を高めに設定して、物価が目標の2%を超えても緩和を緩めない方針のこと)も撤廃した
という2点です。

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黒田日銀が果敢に挑戦してきたデフレ脱却に、日銀が水を差した。日銀が「デフレの元凶」に戻ってしまった。

3月18日のブルームバーグの日銀予想記事では、マイナス金利を撤廃すると予想するエコノミストは50人中半分程度しかいなかった。

https://www.bloomberg.co.jp/.../2024-03-17/SAIL4RT0G1KW00

つまり、日本経済がデフレを脱却したかどうかはまだ意見が分かれる段階にある。


また、日銀は、黒田日銀が柱としていたオーバーシュート型コミットメント(緩和目標を高めに設定して、物価が目標の2%を超えても緩和を緩めない方針のこと)も撤廃している。

この点はマスコミは全く取り上げていないが、実は根本的で、日銀が本気でデフレを克服する気がないことを露呈させた。

異常なのは、それを日経をはじめとする多くのマスコミが「正しい」としていること。

下の毎日新聞の記事では、物価のエキスパートで東大教授の渡辺努さんが「利上げのタイミングがおかしい。デフレ脱却にはあと2年が勝負」と指摘している。

マイナス金利解除はどう考えても1年は早い。実質の賃金はさほど上がっておらずデフレ脱却はまだ完全ではない。

日経新聞をはじめとする多くのマスコミが日銀の提灯持ちをして、毎日新聞が唯一正しいことを言っている状況。

これを異常と言わず何と言う。

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