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「メディアは円安円安と騒いでいるが心配要らない。日銀も金融政策やりやすい」
先週くらいからメディアは、円安円安とやけに喧しい。空騒ぎと言ってもよいのではないかと思います。
今日6/26(月)もロイターの下記記事を日本人アナリストが書いていました。
この記事も、日対米欧の金利差あるいはインフレの具合から円安が高じていくリスクを繰り返し繰り返し示しています。
そして、昨12月の黒田前総裁による上限金利を0.50%にした政策まで含めた日銀の金融政策まで述べているにも関わらず、その効果の心もとなさを敢えて述べています。
しかし、よく考えてみてください。米欧のインフレはしつこいとは思いますが、徐々に収まってきています。そして日本のインフレは、今年2023年低下すると予測されているインフレははおそらくそうならないでインフレが継続していくことになります。そうであればなおさら、米欧と日本の金融政策は今後近いうちにクロスする可能性が高いのです。
結論的に、ジレンマででも何でもなく日銀は金融政策の正常化方向への舵取りがしやすい環境にあります。そして金融緩和はそうそう急激な引き締めにはいきません。そのコントロールをする理屈を考えるのは、エリート日銀の得意中の得意のはずです。
先般も記事にしましたように、
一時的な、円安もしくは円高は有り得ても、日本経済を大きく損なう為替変動は可能性ととして非常に低いと思いますし、130-140円程度の円安が定着していく可能性が高いと思います。