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「石破―トランプ会談、まずまず成功。米中敵対の時代パラダイムが助けたトップ会談であり、安倍元首相の遺産の力に預かった」/おまけに昭恵さんにも助けられている

2/7の日米トップ会談成功

2/7に、お互いに政権成立後初めて行われた日米トップ会談ですが、成功裡に終えることが出来たようです。これは日本にとって最も重要な外交関係を持つ米国との関係、特に覇権国米国の大統領であるトランプ再選後の日米関係をまずまず良い形でスタートできたという意味で非常に良いことだと思います。
尖閣についての安全保障上の見解の共有、日本製鉄のUSスチールへの投資などなどを含め、強い日米関係の確認共有は、やはり日本にとって極めて重要なことでした。
このことは、国民民主党の玉木氏も下記コメントしているように端的にあらわれています。

石破総理は、なりふり構わず日米会談に臨んだ

石破総理は、これまでおそらく真剣にトランプ氏との関係など考えたこともない人だと思います(それは安倍総理時代に安倍さんのトランプ外交を散々に批判していたことでもわかる)。
しかし、このたびは直前になって、なりふり構わず、岸田前総理(安倍政権時の外相)、菅元総理(安倍政権時官房長官)さらには敵対してきた麻生元総理にもアドバイスを求めました。外務省も全面的にサポートしたのでしょう。さすがに失敗すれば大変なことになるとの認識ぐらいは持ったと思われます。
しかし今回の成功については、それは最低限のことでしかありません。

米中敵対の時代パラダイムが助けたのであり、安倍元首相の遺産の力に預かった

今回のトランプ大統領との会談のまずまずの成功の本質は、
米国第一を掲げるトランプ大統領にとって最大の仮想敵国Chinaを念頭にしたとき日本はどうしても外すことが出来ない同盟国であるとの、現在の地政学的時代パラダイムが成したものだと言うことです。
そして、それをトランプ氏との間で高度な共有認識に成したのは、取りも直さず安倍晋三元総理だったわけで、その意味で石破氏にとって政敵であった安倍晋三元総理のおかげだったということになります。おまけに1月に安倍晋三夫人昭恵さんがトランプ氏へ石破氏のことを非常に好意的に伝えたことが大きいでしょう。

とにもかくにも日本にとって良いことだった

とにもかくにも、ということですが、
日本にとってこの日米会談の結果は良いことだったことは間違いありません。
卑近な話しですが、先週大きく下がった日本の株価も多少戻っていくと思われます。日本の基幹産業とも言うべき自動車などの関税問題に安心感を与えていますので、全体に明るさがさしてくると思われます。

「ジャパンファースト」の高市保守政権誕生を切に願う

ただ、日本経済の基本問題については、これまでにも記しているように財政金融政策です。
実質賃金がプラス定着しない中で銀行のために利上げを繰り返す日銀、日本のディープステイト財務省のいいなりに緊縮財政を続ける石破ー岸田政権、この二つが日本経済にとっての最大の問題です(これらについては従前の記事をご覧ください、例えば以下の記事です)。

拙速な利上げを止め、個人消費を安心して増やせる積極財政政策を行う、「ジャパンファースト」の高市保守政権への移行を切に願いたいと思います。


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