「7-9月期GDPマイナス成長、輸入額増加、国内投資振るわず」
今日11/15、7-9月期GDPが速報された。実質マイナス成長。4四半期ぶりのマイナス成長で、輸入額の大幅増加が主要因、とのことでした。
私がいつも注目している賃金、雇用者報酬は1.8%上昇だが、物価上昇を差し引いた実質で-1.6%と振るわない。これでは消費は伸びようがないと言える。
また、別の記事にあったが、国内設備投資も振るわなかったということだ。
これでは、円安物価高の中、マイナス成長にもなろうというものだ。
永浜利広(第一生命経済研究所 首席エコノミスト)氏が言っているように、国内自給率、すなわち国内生産の回帰が必要だということが明らかである。
もう、道筋は、いつも私が言っているように明らかではないか?
国内投資を活性化し、国内自給生産量の向上、生産性の向上を図り、速やかなる賃上げによる消費喚起と合わせた経済の活性化だろうと思う。
そのために必要であれば、企業が海外に持っている累積利益の国内還流政策の実施をためらうことなくすべきである。
その一つの手法が、リパトリ減税なのである。
政府、民間企業一致した戦略の遂行が求められている。