「米国利上げ、リセッションリスク、インフレ、、、状況はさほど悪くないのでは?」
いつも引用させていただいている、豊島逸夫氏の「金のつぶやき」が結構悲観的だな、と思いました。
雇用統計の上振れ、昨日の米CPIの予想上回り、昨日の1月の米小売売上も予想を上回りの三連発
雇用統計の上振れ、昨日の米CPIの予想上回り、昨日の1月の米小売売上も予想を上回り利上げモードは収まりそうもないという状況になっています。
豊島氏の記事は、1月の米小売売上下発表前の記事ですが、国際金融スジの今年の利下げはなさそうとのコメントも載せ、リセッションリスクも大きそうなことに言及しています。
本当にリセッションリスクが高まったのだろうか?
確かに、雇用統計の上振れ、昨日の米CPIの予想上回り、昨日の1月の米小売売上も予想を上回りの三連発はかなりのインパクトがあるようにも思えます。
しかし、全体に物価は先月からみたら収まってきてい居ることに間違いは有しません。そして雇用だけはかなり強い数字ですが、これも今後数回の統計を見てみないことには一過性のことなのか、継続的なことなのか、はわかりません。
それよりも驚きは、これだけの利上げにもかかわらず米国の景気が落ちていないということです。
楽観シナリオもまだ生きている、もう少し様子を見る必要あり
この先の状況を見なければ、なんとも言えないとは思いますが、これまでも述べてきましたように、またイエレンが言及をしているように、リセッションリスクはさほど高くないという方向で進んでいるのはないでしょうか?
要は、インフレは以前より昂進していて2%というような数字は難しくなりつつあるが、もう少し高めのインフレ率で景気は継続的に拡大し続ける可能性が高まっているのではないかという仮説も有り得ると思うのです。
現状の株式市場を見ると意外に落ち着いて居たりしますし、まだまださほど悲観的に過ぎることはないと思うのですが、、、、