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「難しく読みにくい金融情勢/騰がり続ける米国株、ボックス圏をウロチョロの日本株(石破政権の知恵遅れ対応遅れによる)、トランプ政権移行前のリスク、ウ戦争の行方、、、」

現在の市況ですが、日本株が比較的高値を維持し、米国株は騰勢にあります。
市場が良い状況にあるとき、これまで意識的に本コラムで論じることは控えてきました。良くないときに先を考えることに価値が有ると思いますし、危機が迫ればなおさら論じる価値があると思うので。
現在今の情勢ですが、市場は日本を含め世界的に高値圏で推移していますが、じわじわ危機が忍び寄ってきているという感じがある一方で、トランプ次期政権が決まったことで大きな方向性は確かなものになりつつある(この点について過去記事を参照ください)とも思います。
今日は、忍び寄る危機の方に重きを置いて記してみたいと思います。
〇過去記事例

米国株の騰勢

先ず米国株ですが、ここのところかなりの騰勢で力強いものがあります。
文字通りトランプ期待で、ウォール街も過半はトランプ支持なのだろうと思います。
米国株は最高値を更新し続けて、
一年前のNYダウは、35273ドル、昨日のNYダウは、 44296ドルで、25.6%アップ、
同じくナスダックは、14265Pポイントに対して、19003ポイントで、33.2%アップ
となっています。

日本市場は4万円を超えた勢いはすごかったが春以降はウロチョロ

日本株(日経平均)ですが、詳細は割愛しますが、3月、4月に4万円を超えたところまではこれまで貯めたエネルギーもあり勢いを感じましたが、7月に最高値を付けた後は、ウロチョロボックス圏の動きを繰り返しているという状況です。
7月に下がったのは、「もしトラ」で円高になった後植田日銀のとち狂った利上げで世界の株を暴落させたことによるものです。そしてそれに輪をかけたのが、9月末の、保身を優先した議員の自民党総裁選の誤った判断による無能石破政権成立でした。日本株が米国株に連動せず、ウロチョロしているのは、このような為政者たちの無能によっていると言えるでしょう。
(このあたりに事情についても過去記事を参照ください。例えば下記危機時)

ただ、日本株については、おそらくは米国株の騰勢に支えられて意外に高値を維持しています。

トランプ政権移行前のリスク、ウ戦争の行方

このような比較的良い状況にある世界の市況ですが、今後のリスクについてはメディア等でもちょくちょく言われています。
まずは、これまでも言われていることですが、米国の株価が高すぎる状況にあるということです。バフェットなどは自分のファンドでこれまで以上に現金比率を上げていることが再々報道されています。米国株の時価総額は実にGDPの2倍以上になるということです。異常に高いのかもしれません。
もう一つ挙げるとすれば、特にトランプ当選後にエスカレートするウクライナ戦争です。最近ウクライナが米国製の長距離ミサイルを米国が使用許可してロシアを攻撃しだし、ロシアもそれに対応して核兵器使用条件を緩和したというニュースがありました。

この二つはトランプ政権成立までの移行期のリスクとして、絡まり合って重層的に大きなものになる可能性があります。
ウクライナ戦争はことにそのきっかけとしてのリスクとして非常に大きいと言えます。偶発的なリスクも大きいからです。
ウクライナ戦争を仕掛けたのがバイデン政権の背後のディープステイトだという話は日本の保守言論界でも音沙汰されて久しいことですが、そうならばトランプへの政権移行前に引き返せないインシデントを起こすことも有り得ないことではないでしょう。中東があの状況で、東アジアはChinaが虎視眈々の情勢であり、第三次大戦になる可能性さえあります。
そんなことを想ってXでつぶやいている保守言論人もいます(例えば下記、橋下さんのXを辿ってみて下さい、危機感がわわかりますよ)。

難しく読みにくい金融情勢

このような状況の中で、なんとかトランプ政権移行まで大きなインシデントが起きずにより良い方向へ世界が向かってくれると良いと思っていますが、かなり予断を許さない情勢だと私は思っています。
したがって、金融情勢も短期的に非常に難しく読みにくい情勢だと思います。通常12月から新年はじめにかけては相場が騰勢になるとも言われ日経などのメディアも軽薄なことを言いかねないと思いますが、あまりそのことに振り回されないでじっくり情勢を見極めながら過ごすことが重要かと思っています。
個人投資家の皆さんにも、少し以上のようなマクロ情勢を参考にしてご健闘いただければと願っております。







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