「ピーター・ティール もしかしたら面白いかもしれない」/クーリエ・ジャポンの記事から
ここのところ、書評等の中でエマニュエル・トッドに触れることが多くなっている。もちろん、この混迷の世界で、文明諭や人類論というスケールで将来を見通す方向を持っている数少ない識者だからだ。
そのトッド氏の関連で、今日クーリエ・ジャポンの興味深い記事を読んだ。
それは、国際金融スジやシリコンバレー人脈に通じる人物で、ピーター・ティールという男だ。
記事の見出しを見るだけで察し得る通り、世界を人類という視点で捉え、かなりラディカルに物事を変えていこうとしている。
この記事からだけでは、もちろん判事兼ねるのだが、ドイツ出身の米国人だが、すでにシリコンバレーや金融界で名を成し、7000億円の資産を持ち、米国でトランプ路線を支持し、かなり目立つ政治活動をしているようである。
言ってることもラディカルそのもので、人類のテクノロジーの進歩は60年前に終わった、それ以来進歩していないから、人類の未来は開けない、だから人口が減少している、、、等々、なるほどそう捉えれば確かにそういう面があることは間違いない。
そのぐらいの歴史認識でものごとを革新していくという志はよしとすべきだと思う。
日本でもそういう人材の輩出がやはり期待されるが、今後注目していく価値はありそうだ。
ピーター・ティール、皆さんもこの名前を憶えておいた方が良いかもしれない。
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