「為替に関する良い分析記事 またもみずほ唐鎌氏」/サービス収支が変遷した様子、、、円安は構造的。
為替に関する良い分析記事を、またもみずほの唐鎌大輔氏が寄稿しています。
この中で、唐鎌氏は、
サービス収支の中で、インバウンドが復活してきて旅行収支が黒字になってきたが、その他のサービス収支が大きく赤字のため、サービス収支全体でも大きな赤字のままで推移しているとし、
その他のサービス収支赤字は、
通信・コンピューター・情報サービスで、1.66兆円
専門・経営コンサルティングサービスで、1.85兆円
研究開発サービスで、 1.77兆円
いずれも2012年度から10年で3~5倍程度、赤字が増えている、ということです。
為替円安定着の実需
このように日本の為替を左右する実需部分で大きな変化が起きているわけです。
そして、
貿易収支は、当面エネルギー源が原油と天然ガスが主体となる以上、その価格相場も高値安定していく蓋然性が高い以上、大きな赤字が続くことは自明になっていますので、
サービス収支のこの状況が、為替円安定着を後押しし続けそうなことがわかってきます。
やはり、円安は定着しそうということになります。
唐鎌氏の記事は、非常に分かり易く、定量的でもあるので個人投資家の皆さん、今後も注目です。