「経団連の提言/国内投資増、賃上げ・・・・本気でやってほしい」
経団連がその政策を発表し、国内投資100兆円、賃上げにも言及しているらしい。
GX(グリーントロンスフォーメーション)、DX(デジタルトランスフォーメーション)を後押しする効果的な政策があれば、国内投資は100兆円になるとし、経団連のシンクタンクの21世紀政策研究所は、「大胆な財政支出で需要を増やし、投資を喚起する必要がある」と言っているという。
後者はまさにその通りと思う。
また前者の100兆円というのは、現在86兆円というのを、五年後に100兆円になるということで、案外に大したことないというのが印象だ。
わざわざこの時期に意外に”しょぼい”政策案を言う意味がどのくらいあるのか、大変疑問なところもある。
もっと民間は民間で、年初から年央、今年末になって経済記入環境も為替を筆頭に大きく変わっているのだから、大胆なコンセプチュアルな提言がないのか、と思うのは私だけではないと思う。
ただ、各社の中には、既にこの物価高の情勢の中、賃上げを実施している企業もかなりある(下記参照)。
ちなみに私の会社も来年初から全員に基本給の臨時昇給が決定したようである。
こういう各社の自主的な活性化をこそ期待したいところだ。
それは、この物価高での賃上げのみならず、自社の事業拡大、経営の質向上、生産性向上へに向けた戦略の実行を是非力強く進めていただきたいものだ。強く、筋肉質でしかも大きく羽ばたく事業戦略の実行の自発的集合体こそが日本経済再生の核心であるはずである。