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「トランプ当選後の相場は?日本市場はかなり揺れ動かされる可能性大、石破政権ではもたない、揺れは相当大きいと予想される」

トランプ当選は米国市場も揺れる

先週トランプが当選を確実にし、ハリスが敗北宣言をしたことでトランプが次期大統領に決まった。
さっそく、再々引用させてもらっている豊島逸夫氏がコラムを昂進している。

豊島氏はそこで本来トランプ氏はドル安、低金利政策推進派であり、現在正反対の相場情勢にあることはFRB(米連邦準備理事会:米国金融当局)とのコンフリクトは避けられないとのニュアンスを言及している。
やはり相当に米国市場も攪乱リスクが高いと思われるのである。
また、豊島氏はその延長線上で、日本市場への影響にも言及しており、円安・ドル高が続いているがトランプの自国通貨安政策と日銀の利上げによって円高になるとも言っている。

為替は基本的に円高になるはず

これまで、バイデン政権前の110円を切る円高から150円、160円と言ったこれまで以上の円安局面を為替が推移してきている。
自国通貨安が時刻を反映させる重要因子であるとの認識を持つトランプ氏がこの情勢を放置するわけはないというのは、今年7月に暗殺未遂の後トランプ氏の大統領選有利と報ぜられるや、円高が急伸したことを想い出せば十分だと思う。
しかし、近々ではトランプ氏当選へヒートアップするたびに、なぜかドル高へと為替は動いて来ていた。

上記記事の例でもあるように、このドル高はトランプ氏による財政支出拡大で金利上昇を想定してもドル高らしくあるが、本当にそんなことってあるという感じがする。
逆にそういう情勢だけに、為替は相当荒れた動きをする可能性があり、ゆくゆくは円高に振れて来るだろうというのが有る程度妥当な予想ではないか。

トランプによる揺れは外交による揺れであり、石破政権ではもたない

数日前に石破総理がトランプ氏と電話会談をしたとの報道が有った。石破氏自身は友好的な雰囲気を強調しているが、これはとんでもない間違いだと思う。

上記記事にもあるように、石破氏の持ち時間はなんと通訳を入れて5分だったという。マクロン仏大統領25分はまだしも韓国大統領12分の半分以下というのは、もう終わっているというべきかもしれない。

石破氏はトランプ氏に見抜かれている

私は、石破氏の本性については、すでにトランプ氏に見抜かれていると思う。アメリカは当たり前のように情報を重視する国であり、トランプ氏周辺は日本のことに大きな関心を寄せている。当たり前だが情報収集も十分行っている。

上記記事の中で、そのことを高橋洋一さんが鋭く指摘しているので読んでいただきたい。このことは一カ月以上前の以下の本欄でも触れた。

日米首脳の信頼関係構築がおぼつかないのであれば当然日本の市場は大きく揺れる

そうであれば相当に日米の外交の不安定さに揺さぶられる日本の株式・為替市場は相当に揺れることを覚悟しなければならないはずである。
したがって、私の予想では、日本の株式市場は米国株式市場のボラティリティーを一層大きくした想定以上のボラティリティーで揺れるだろうということです。そしてそれは為替市場の同様に大きいボラティリティーと共にやってくるだろうということです。

今は嵐の前の静けさ、ということなのではないか。


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