「黒坂宗久さんのコラム:現場的にどうでしょう」のご一読のおすすめ
黒坂宗久さんのことは、以前に下記記事でご紹介しました。
(記事中終わりの方をご覧ください。)
黒坂さんは、上記創薬求人会社の情報サイトに不定期で「現場的にどうでしょう」のコラム連載されています。
10/27新たな記事を書かれています。
エーザイのレカネマブ と 塩野義の ゾコーバ の新薬承認
その中で、日本の製薬勢2社の健闘をたたえています。先月メディアで報道されたのでご存じの方も多い、エーザイのアルツハイマー症治療薬、レカネマブと塩野義のコロナ治療薬ゾコーバという二つの新薬承認についてです。
前者のエーザイのレカネマブは、アルツハイマー病患者に診られる脳内のアミロイドβと言われるある種のたんぱく質凝固体に対すす抗体医薬で、これまでアミロイドβをターゲットする医薬が数々失敗に帰していた中での臨床治験を成功したとして、サプライズニュースとなりました。
黒坂さんは、この繰り返した臨床試験に対して、執念と言う言葉を使って讃えています。
同じように、塩野義のゾコーバについても、早期承認申請をしていたにもかかわらず、その効果に疑問があるとして、承認を渋っていた厚労省を説得する臨床治験結果を出したことに、同じくその執念を讃えています。
私も、この2社の新薬承認については、本当に良かったと思います。
前者は、まだ効果のほどは十分ではないかもしれませんが、承認を得たことで臨床的知見が今後多く積み重ねられることで、アルツハイマー病をはじめとした認知症関係の治療に対する薬学的進歩が期待できると思います。
また、後者についても、塩野義は感染症分野のプロフェッショナルとは言え、こういうパンデミックに対する迅速な新薬開発の例として、将来に与える良い影響が期待できると思います。
両者ともに、日本の創薬メーカーによりなされたということにやはり大きな意味があるというのは、黒坂さんの意見に全く同意です。
これからも黒坂宗久さんの記事に注目していてください。
私が、以上述べてきたように黒坂さんにこの分野で注目するのは、専門的な深い知見と経験をもとに正確に伝える高い能力をお持ちのためです。
いつも、本当に良い記事を書いてくれています。感心しています。
また、なにより、そういう専門的なことも含めて、一般教養的な見識の深さに注目しています。素人にも分かり易い、深みのある記事を書くと言うのは、並みの見識ではできないことです。
こういう有能な若い方々が今後の日本の様々なところで活躍していってくれることを大いに期待しています。
ちなみに黒坂さんは、このnoteにもアカウントをお持ちでいつも有益な記事を提供してくれています。
以下もご参照ください。
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