「米地銀FRC破綻JPモルガン買収と5/2,3FOMC」/利上げ継続、株価下げを予想
米国金融不安
米地銀FRCが危ないと言うのはここのところのニュースとなっていました。シリコンバレー銀行破綻以来くすぶる金融不安が根が深いことを示していると思いますが、それでも3月のFOMCは金融不安を打ち消すように0.25%の利上げを決定しました。
FRCはどうなった、、、
さて、もう既に明日に迫ったFOMCです。
このような金融不安くすぶる状況下、日刊ゲンダイは下記のような記事を掲載していました。
まさに金融不安が現実にあることを感じさせます。
そのような状況下、本日5/1午後、日経に新しいニュースが掲載されました。
このことは、やはり米当局が金融不安を解消しようとしていることを如実に表していることになると思います。民間のJPモルガンが助けたということにしても当然米当局が関与しているということでしょうし、そもそもFRBは民間銀行団に基づいた組織です。
5月FOMC
さて、そういう流れの中で明日に迫ったFOMCですが、ズバリ予想は0.25%利上げの継続でしょう。
インフレは根強く利上げ継続のスタンスはFRBに確固たるものがあります。
むしろ、そのためのFRC救済なのではないかと穿った見方をした方が良いのではないでしょうか。
予想との差異、今後
予想のとの差異は、さほどないのではないかと思います。そうしますとパウエル議長の今後に向けたスタンスがどうかということになります。
恐らくタカ派色が消えることは無いでしょう。
さすれば、市場としてはやはり引き締め気味に感じられるはずです。
ここのところ上がってきた株価は下げるでしょう。実はFRBが最も気にしているのが株価だとすればここまで上がって来ている状況ではある意味安心して下げのスタンスを取れるというものです、これは既定路線といっていいと思います。
為替ですが、このところ円安ドル高がかなり進んでいますのでさほど変化はないのではないでしょうか。
株式相場全体としては、FOMCが下げの可能性が高いと思います。
そしてこれまでと似たような形で少しづつ上がってくるという状況をしばらくは続けるのではないでしょうか。