「家庭の運営という概念 その78」/医師四年目小児科医次男の状況(外来、宿直、給与、宿舎など)
昨年10月から北関東の病院の勤務医:後期研修2年目
医師の研修は、国家試験合格後2年の初期研修を終えると、後期研修という名の3年の研修に入るようです。
次男は、初期研修を終え、
出身大学の小児科医局に入り、最初の半年を大学病院で後期研修をはじめて、昨年10月から北関東の病院で後期研修を続けています。その後1年経過しましたので、現在、医師として4年目、後期研修2年目となります。
初期研修あらまし
国家試験合格前に、初期研修先を決めますが、次男はのんびり構えていたため、第三希望でプログラム自身は出身大学病院のもので、神奈川の病院1年、2年目は出身大学病院1年の計2年となり、2020年4月から22年3月までを一応の研修をこなしたようです。
よく知られているように、大まかには、かなりの数の診療科を回るのと、救急を結構な期間経験するというものですが、給与というものが結構違ってくるようです。一般に大学病院は安月給でですが、特に地方の病院は研修医でも結構な給与をもらうようです。次男の場合、神奈川の病院で1年勤めましたが、大学病院の倍近い(宿舎付きなので実質倍以上)年500-600万円はもらっていたようです。大学病院勤めの時は近隣にワンルームを借りていましたが、神奈川の病院には一応宿舎がついていました。
昨今は医師も働き方改革で無茶な働かせ方は少なくとも初期研修医はあまりなくなったということです。
後期研修の最初の半年
昨年4月から出身大学の小児科医局に入りました。
初期研修の後半一年を大学病院で過ごしましたので初期研修に引き続き昨年の9月末まで大学病院で小児科医の後期研修を過ごしたことになります。
給与は、研修医の安月給であまり変化は無いようでした。
しかし、初期研修医の指導を一応やっていたようですが、ろくに指導を出来る経験もないにもかかわらず夕飯をおごったりするのが安月給のわりに増えると言っていました。一方、勉強することも多いのだろうと思います。
後期研修1年目10月から
昨年10月から北関東の病院(病床500以上)で後期研修を行っています。来年三月まで一年半勤めます。ちなみに来年4月から別の北関東の病院で1年、残りの後期研修を過ごることになっています。
連休中の二交代宿直
最初の年末に帰宅しましたが、大みそかまで3-4日連続で宿直の輪番で帰宅は正月の二日でした。だいたい夏休みや五月連休、正月休みなどは二交代で3-4日連続の宿直2組で回しているようです。
外来の担当は週一午前
外来は、午前中週一回を担当として割り振られていました。最初から担当させられて、対応も一応自分で勉強して治療案を作って、ということでしょうから、結構大変だと次男も愚痴をこぼしていました。
正月明けに用事があって、妻と二人で宿舎に尋ねたら、二度とも非常に不機嫌な様子でなかなか電話にも出ないことがありましたが、今思えばそのころは、はじめてそれなりに責任持たされて仕事をしなくてはならず、プレッシャーを相当感じていたようです。
宿舎
宿舎は、病院すぐのところ、歩いて2,3分だろうと思いますが、結構立派なワンルームマンションで数十人は入れるマンション2棟あります。
中は、1DKで洗濯機乾燥機、冷蔵庫付き、部屋は10畳くらい。築5年以内でしょう。
セキュリティー各棟毎各部屋毎です。
ただ次男曰く、窓から病院が見えるのが最悪だとかで、日当たりは良いのにカーテンは閉めっぱなし。
給与
給与は手取りで月80万円くらいはあるようです。宿直とかの手当て込みであるのと、地方の医師は加算給与があるとのことでその額です。まあ、どう見積もってみても年1000万円は超えるでしょう。
現在/後期研修1年半経過、現病院赴任1年
現在、後期研修1年半を経過し、現病院では1年を過ぎたわけですが、外来は週2回に増えました。
宿直は変わっていないでしょう、まだまだ多いはずです。
宿舎は変わらずですが、来年4月に病院を移るときは引っ越しです。
次の病院は近隣に賃貸を紹介してくれるということで、洗濯機や冷蔵庫が付いているということはないでしょうが、北関東の地方ですし住宅手当もでるなら、基本安上りでしょう。
医師で地方病院は、非常に多忙、給与は良い
まあ、医師4年目の若造と言えども、地方病院はやはり給与は破格と言ってよいくらいでしょう。
ただ、多忙は非常に多忙ということですね。多少働き方改革が言われてきている関係で昔ほどではないかもしれません。
ちなみに後期研修3年を終えると、そのあと後期研修が専門医研修と言われもするように、専門医試験があり、それをパスしたとき小児科専門医となるということになります。
今回は、現在のところ、次男から聞いている範囲では、多少不正確な部分があるかもしれませんが、素人目には以上のように映っているというところを記事にしてみました。また続編をタイミングを見て出すつもりです。
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