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「少子化財源議論、丸山島根県知事も経団連十倉『会長の言を聞いていたら国が滅びる、世も末だ』と批判。まさに我が意を得たりです。また本日、高橋洋一さんが長期国債によるべしと正論」

一昨日5/24の本ブログでの経団連十倉会長批判

少子化対策の財源の議論について、先般経団連十倉会長へ徹底した批判をさせていただきました。

昨日5/25の丸山島根県知事の経団連十倉会長への痛烈な批判

この十倉会長の、少子化対策の財源を消費税にせよ、という主張について、昨日5/25山陰放送のオンラインニュースで、丸山島根県知事が、徹底した批判を展開してくれました。
私としてはまさに我が意を得たり、です。

この中で丸山知事は、
まず、消費税に依らず社会保険で徴収するという案について批判し、それは人頭税である、ときっぱり批判しています。
また、経団連十倉会長が消費税で負担すべきとする意見に対して、
「生活の厳しい人が一番きつい目に遭う税制をやれば良いんだって、一番社会的地位の高い人が言うって、世も末な感じがします」と言って痛烈に批判しています。
そして最後に、
「社会保険料や消費税で財源を確保することは、国民の生活が厳しくなるのですべきではない」
といっていますが、本当にこれこそが正論です。

国民を豊かにしないと経済は成長せず、税収は伸びず、企業は衰退するのです。
これまで消費税増や社会保険負担増によって、日本国民は貧しくなり、経済成長は30年も止まってしまったのです。
この問題意識が、経済界のトップ十倉君にないのが日本の大問題です。

私は十倉君を国賊とまで言いたいと思います。

高橋洋一さんの正論、長期国債によるべし

同じく昨日5/25に高橋洋一さんが、少子化対策の財源について、冷静な正論を展開してくれています。
こういう議論を本来なら経団連にも期待したいところです。

まず、第一に、社会保険を財源にすることについて、目的に沿わないと言っています。
以下引用します。
「保険とは、偶然に発生する事象(保険事故)に備えるために多数の者(保険契約者)が保険料を出し、事象が発生した者(被保険者)に保険金を給付するものだ。
 となると、矛盾が出てくる。子育ての終わった現役世代の人には、偶発事象がまず起こりえない。これらの人は「社会保険」に入るメリットはなく、保険料を取られるだけになってしまう。」
その通りです。
そして、結論として、
「筋論を言えば、少子化対策は、未来への人的投資として考え、国債を財源とするのがもっとも適切であろう。
 投資なので効果が高く確実なものに絞るべきだ。企業経営の発想からみると、有効な投資であれば借入で賄うはずであり、企業でいえば営業収入である税で賄わないのと同じである。」
と結んでいます。

つまり、未来への長期投資であり、まさに、企業で言えば長期借入金で投資をし事業として長期回収していくべきものです。

どうして、こういうことが経団連が言えないのか?

どうして経団連はこういうことが言えないのか?私は、それは今大企業のトップに立つもののほとんどが、この中に十倉氏も入るだろうと発言を聞く限り思わざるを得ませんが、企業内の権力闘争のみに勝ってトップに立ったいわば企業官僚に過ぎないからなのだと思います。
長期借入金で会社の未来を担う大事業を死に物狂いでつくってきたという様な本来の企業人ではないからです。

経団連は本当に猛省すべきです。

わたしがここまで言うのは、もちろん日本の将来を憂えるためです。国民は必死で頑張っているのに、トップが馬鹿だと日本は本当に滅びてしまいます。
日本はマスメディアが本来のそういう機能を担う形になっていませんので、ネットを通じてでも国民一人一人がトップの動向に目を光らせていく必要があります。

私も頑張りますが、同憂の皆さんの志に期待しています。




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