Technovation Girls World Summit参加の際の費用について
娘のチーム「Spes😊Dojo」が ファイナリストに選ばれて、Technovation Girls World Summit 2024 に参加しました。
ファイナル進出が決まったときは、親として非常に嬉しい気持ちになった一方で、どれほどの費用がかかるのかという不安もありました。特に、その時期は円安が進んでおり、経済的な負担が増すことが懸念されました。
今回の内容は 2024年のWorld Summitに関するものですが、今後の参考になるかもと思い、費用についてまとめておきたいと思います。今後、費用負担に関して変更が生じる可能性がありますので、その際は改めてご確認いただきますようお願いいたします。
パスポート申請の費用
自己負担となりました。
ファイナリストの発表は7月中旬に行われ、World Summitは10月中旬に開催されます。そのため、パスポートを持っていない場合は、速やかに発行手続きを行う必要がありました。
ESTA(電子渡航認証システム)の申請の費用
自己負担となりました。
ESTAの申請料金は、1人あたり21米ドルでした。
World Summit期間の子供達の費用
ほぼTechnovationが負担してくれました。
・自宅から飛行場までの移動費用
自己負担となりました。
・飛行機の代金
Technovationが費用を負担してくれました。
飛行機のチケットは、Technovationが契約している旅行代理店を通じて手配されます。我が家は愛知県在住なので、中部国際空港からの航空券を手配していただきました。
また、World Summit前後に観光を希望する場合は、飛行機の日程変更を依頼することも可能です。我が家の場合、World Summitの前にカリフォルニアのディズニーリゾートを訪れましたが、カリフォルニアへの航空券および宿泊費は自己負担となりました。サンフランシスコの観光もおすすめです。
・サンフランシスコ航空からホテルまでの移動費用
行きの移動費用は自己負担となりました。
サンフランシスコ国際空港から目的地までの移動手段として、Uberを利用する場合は約1万円程度かかります(2024年10月時点)。
私たちは「Caltrain(カルトレイン)」という鉄道を利用しました。Uberよりも費用はやや抑えられますが、移動に手間がかかります。具体的には、空港からバスでミルブレー駅まで移動し、そこからCaltrainに乗車します。ホテルの最寄り駅(私たちはローレンス駅)で下車し、そこから再びUberを利用してホテルまで向かいました。
Caltrainからの車窓は風景が楽しめるため、移動時間を旅の一部として楽しめる点がおすすめです。
帰りの移動はTechnovationがバスを準備してくれました。
・World Summitのホテルに着いてからの費用
Technovationが費用を負担してくれました。
宿泊費、食事代、移動費はかかりません。
水については、現地の店舗で購入すると500円程度かかりますが、宿泊先のホテルにはウォーターサーバー(軟水)が設置されていたため、不便を感じることはありませんでした。
娘がApple本社や近隣のスーパーを訪れた際の記事がありますが、これらはフリータイムを利用して個人的に出かけたもので、自己負担となりました。
Technovationが主催するサンフランシスコ観光は、バスでの移動が手配されており、追加費用は発生しません。
なお、サンフランシスコでのフリータイムに関しては入場料や食事などが自己負担となりますが、ギフトカードが配布されたため、大きな負担にはなりませんでした。
World Summit期間の引率者の費用
引率者とは
World Summitの引率者のポリシーは部門ごとに異なります。引率者は18歳以上である必要があります。引率者には、保護者、メンター、クラブやチャプターのアンバサダーがなれます。
引率者は指定引率者と自己負担の引率者の2種類あります。
引率者の人数
部門によって異なりました。
その他の引率者の費用
費用はすべて自己負担となり、宿泊、移動、食事などの手配も自身で行う必要があります。
お土産代
自己負担となりました。
奨学金
旅費とは別に、ファイナリストに選ばれると、一人ひとりに奨学金が支給されます。Spes😊Dojoのメンバーには、12月にそれぞれ500米ドルの奨学金が授与されました。
Spes😊Dojoの場合
Spes😊Dojoはジュニア部門に該当するため、原則として1名の指定引率者と1名の自己負担の引率者を帯同することが可能です。
しかし、チームメンバーの1人がビギナー部門の年齢であること、さらに3名がそれぞれ異なる地域や国に居住していることから、メンターさんや保護者の方がTechnovationに交渉を行いました。その結果、2名の指定引率者と1名の自己負担の引率者が認められることとなりました。
このようなケースでは、状況を説明し交渉することで、引率者の人数を増やしてもらえる可能性があります。
自己負担の引率者の負担額を引率者の3人で均等に分けました。
手続きについて
World Summitへの参加にあたっては、多くの手続きを行う必要があります。英語の資料が大量に送られてくるうえ、すべて期限内に対応しなければなりません。
代理店が提案してきた自己負担の引率者のフライトは遠回りのルートでした。さらに、我が家は出発数日前には飛行機のチケットとパスポートのスペルが異なるというトラブルも発生し、対応に追われることとなりました。アメリカの代理店の対応が不十分で、手続きの面で苦労する場面も多々ありました。
それでも、メンターさんや他の保護者の皆さまの支えがあったおかげで、無事にすべての手続きを終えることができました。関係者との密なコミュニケーションが非常に重要であることを改めて実感しました。
さいごに
Technovation Girls World Summitへの子供達の参加に関しては、大きな費用負担の心配はほとんどありませんでした。
娘の記事にもあるように、Technovation Girls World Summitは非常に良い経験となったようです。
ぜひ、Technovation Girls 2025にも日本のチームがWorld Summitに参加し、素晴らしい体験をしてほしいと願っています。