ブログにお越しいただきありがとうございます。
認知症の方が大好きな、音楽療法士のHitomiです。
職場の人から教わった、くろまめさんのHPから。
そこはデイサービス。
介護士さんが毎日しっかり介護していましたが
利用者Sさんにこう言われたそうです。
『こんなにお世話になるくらいなら、死んだ方がマシや』
その言葉で、介護士さんはショックを受けました。
”お世話するだけの介護では、利用者さんの笑顔を見ることはできない”
それから、本当の会話を始めました。
どんな人生だったんですか?
何が好きなんですか?
どんなことが得意ですか?
誰に会いたいですか?
漬物の漬け方教えてください
昔の映画のことを教えて欲しいです
悲しい時ってどうしたらいいですか?
いつの間にかSさんは歩き出し、
ニコニコして介護士さんたちを助けてくれるようになりました。
Sさんは
歩けなかったのではない
歩きたい現実がなかった
それから介護士さんたちは、
お世話するだけの介護
歩きたい現実のないリハビリ
一方的なレクリエーション
を、やめました。
これが
人間が人間を互いに支える姿だと思いました。
治療ではなく、介護の原点です。