水車むらでの水車復活に携わって(第1話)

 藤枝市の山間部を流れる2つの流れが合わさり滝の谷川に

なったすぐ先にある水車むら。かつては、自然エネルギーと

地縁技術を活かした小型水力発電とそれを動力源にした

紅茶つくりなどが試みられていたところでした。

 始まりは急流を活かして複数個所にあった水車を復活させる

試みからでした。その後古民家の移築などがおこなわれましたが

いずれも地元の方々と全国各地から来た学生が力を合わせた

当時としては異例の大プロジェクトだったと思います。

 今のようにネットもSNSもない頃に延べで数百人の学生が

赴き作業をして短期間で完成させたのは驚異的だと思います。

 私がここを初めて訪れたのは建設の槌音がひとまず止んで

せせらぎと風の音だけが谷間にしていた約25年前のことでした。

写真は、初めての訪問から数年後に同行した友人が撮影した

初代の水車?です。

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