連休中は体の変調にご用心。

　連休が始まり遠出もする機会が増えてきますが思わぬ形で危機に陥る事も多くなる時期です。今回は、私が体験した恐怖の体験になりかけた出来事を書きたいと思います

　６年前の4月後半、私は富士山の吉田口までバスで行きました。富士山駅からの始発でしたが運よく座れて五合目を目指しました。
　道路の両側に生えていた木が段々まばらになって奥庭というバス停を過ぎたあたりから少しずつ森が開けて来てよく見ると地面から少し上で折れた枯れ木が所々にありました。落石や雪崩で折られたもののようでしたがそれをみて改めて危ない所に来ているなと思いました。

　1時間近く乗って吉田口の五合目に着いて次のバスを待つ間に小御岳神社とその周辺を回ってバスに乗って下っている最中に突然『ボコん』という音が耳の中でして左耳が聞こえにくくなりました。元々、右耳が左耳の５分の1程度しか聞こえないのでほぼ音を聞けない状態になりました。
　富士山駅に着いてからも治らずかすかに聞こえる音と電光掲示板などを頼りに自宅に戻りました。帰宅途中にスマホで連休の前後にやっている耳鼻科を探したらかかりつけの耳鼻科が28日（聞こえなくなったのは27日）にやっていることが分かり翌日治療と投薬を受けてひたすら休んでいましたら段々聞こえるようになりました。
　気圧の変化に鼓膜が従順出来なかったのが原因でしたがもし富士山の上の方にいる時に同じことが起きていたら落石や突風に気が付くことが出来ず相当怖い思いをしていたと思います。
　現地に行く前に少し鼻が詰まっていたのですが耳と鼻の間の空気のとおりが上手くなく鼓膜がおかしくなった可能性があるので気を付けた方が良いな思いました。
　大丈夫な人もいるかもしれませんが自分の場合は片耳が聞こえにくいという自分の身体的な特性を自覚して注意を払った方が良かったと思った事故でした。