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return to forever についての雑談② このアルバムの全体の印象

  このアルバムの雰囲気についてお話ししたいのですが、お時間ありましたらfull albumを是非、聴いて頂きたいです。
1972年録音 ECMレーベル
personnel :  Chick Corea   Electric Piano
                      Joe Farrell       Flutes, Soprano Saxophone
                       Flora Purim    Vocal, Percussion
                       Stanly Clarke  Electric Bass, Double Bass
          Airto Moreira  Drums, Percussion        

※2024.02.07 you tube でfull albumが聴けるようになりました。

【このアルバムの4つの印象】

  • ジャズ

  • ラテン

  • ヨーロピアン(クラッシク)

  • ブラジリアン(ボサノヴァ・サンバ)

以上の4つ要素が、モザイクの様に散りばめられて、ラスト曲 La Fiesta で印象が集約されて融合(フュージョン)し大成されています。
・1曲目  Return To Foreverでは、ジャズとラテンとボサノヴァ  
・2曲目  Crystal Silenceは、北欧のイメージの印象
・3曲目  What Game Shall We Play Today  は、ヴォサノヴァ、POPSの印象
・4曲目 Some time ago ~ La Fiesta は、曲構成は、クラシック 
     印象は、上記4要素の集大成。

 パーカッションのアイアト・モレイラとその妻フローラ・プリム夫婦は、ブラジル的なボサノヴァ、サンバの印象を醸し出し、
 サックスのジョー・ファレルは、クリスタル・サイレンスで冷たい静寂の空間を透明感のある北欧的な透き通った響きを空間の彼方まで奏で、ラ・フェスタ では、ジャズのエモーシャルなアドリブを吹き上げて、
 スタンリー・クラークは、some time ago の導入部でウッドベースで卓越したテクニックでエキセントリックな響きとジャズ的なアドリブソロを奏でる。
 そして チック・コリアが、アルバム全体の根底にフェンダーローズのエレクトロリックピアノの美しい音色を奏で、導入からエンディングまで、時には激しいアドリブソロを取りながら圧倒的に貫いている。
 最後に、La Fiesta でこのアルバムの幻想的なフィナーレを向かえる。

 筆者は、現在61才であるが、11才の時に父の乗る車のカーステレオで、このアルバムを聴いて衝撃を受け、今でも聞き続けているアルバムです。
以前からずっと思っていましたが、いつかこのアルバムの印象を文字で表現したいと思っていました。

 チック・コリアは、惜しくも2021年2月9日(79歳)でこの世を去りましたが、私の生涯を支えてくれたアーティストでした。彼のエレピの音は、これからも永遠に何人の心に響きわたるでしょう。

2027.02.07 改稿.












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