パパの7色の顧問日記 「面接官編」

息子「いってらっしゃーい！今日の仕事は面接官なの？」
パパ「うん。AIエンジニアを2人面接するんだ」
息子「えらいね！でも、パパの方が強いでしょ？」
パパ「はっはっは、今日はバトルじゃないんだ(大嘘)。実力のある人を見つけるのが面接官の仕事なんだよ」

電車の中で、パパは考えていた。
（マナフィ2枚構築...環境を読んで予想外の一手...そうだ！面接でも型にはまらない発想力を見極めないと...）

会社に到着。最初の面接者は、スタートアップで機械学習基盤を一人で構築してきたという佐藤さん。温和な笑顔の奥に芯の強さが感じられる。

2番目は、大手IT企業でインフラエンジニアとして腕を磨き、最近AIに興味を持ち転身を決意したという山田さん。無駄のない受け答えが印象的。

「では、簡単なシェルの実装をPythonでお願いします。ディレクトリの移動やファイル操作ができる程度で構いません」

佐藤さんの回答：

import os
import sys
import shutil

def simple_shell():
    while True:
        cwd = os.getcwd()
        command = input(f"{cwd}$ ").strip().split()
        
        if not command:
            continue
            
        if command[0] == "exit":
            break
        elif command[0] == "cd":
            os.chdir(command[1])
        elif command[0] == "ls":
            print("\n".join(os.listdir()))
        elif command[0] == "cp":
            shutil.copy(command[1], command[2])
        elif command[0] == "rm":
            os.remove(command[1])
        else:
            print(f"Command not found: {command[0]}")

if __name__ == "__main__":
    simple_shell()

山田さんの回答：

import os
import sys
from pathlib import Path

def mini_shell():
    while True:
        try:
            cmd = input(f"{Path.cwd()}> ").split()
            match cmd[0]:
                case "exit": return
                case "cd": Path.chdir(cmd[1])
                case "ls": print(*Path.cwd().glob("*"), sep="\n")
                case "cp": Path(cmd[1]).write_bytes(Path(cmd[2]).read_bytes())
                case "rm": Path(cmd[1]).unlink()
                case _: print("Unknown command")
        except Exception as e:
            print(f"Error: {e}")

if __name__ == "__main__":
    mini_shell()

（なるほど...佐藤さんは基本に忠実だが、エラーハンドリングが甘い。山田さんはPythonの新機能を理解していて、エラー処理も堅実...でも）

「お二人とも素晴らしい実装ですね。ただ、まだ一つ確認したいことがあります」

パパはポケットからデッキを取り出した。

「実は、論理的思考力を測る最後のテストがあります」

二人は目を丸くする。

「サーナイトexデッキで、お二人と対戦させていただきます」

佐藤さん「実は...私もポケカやってます。ミュウVMAXです」
山田さん「私はレジドラゴVSTARを...」

パパ（心の中で）
（よし、環境デッキを使いこなせる実力者だ。マナフィ2枚の真価を見せるときが来た...！特に佐藤さんはレギュレーション落ちの禁止級のミュウデッキを持ち歩いているとは、、有望だな。）
採用面接は、思わぬポケモンバトルへと展開していくのであった...。

（つづく）​​​​​​​​​​​​​​​​